すまい〔すまひ〕【相=撲/角=力】
すもう〔すまふ〕【相‐撲/角=力】
読み方:すもう
1 裸でまわしをつけ、素手の二人が、土俵内で相手を倒すか、または土俵外に出すことによって勝負を争う競技。古くは武術・農耕儀礼・神事として行われ、平安時代には宮中の年中行事として相撲(すまい)の節(せち)が行われた。室町時代に至って職業力士が生まれ、近世になり土俵や極まり手・禁じ手が定められた。一般に、日本の国技とされる。「—を取る」《季 秋》「—敗れしはずみの蹠(あうら)小さしとも/草田男」→大相撲
2 「相撲取り」の略。
[下接語] (ずもう)足相撲・腕相撲・大相撲・押し相撲・女相撲・勧進相撲・給金相撲・草相撲・拳(けん)相撲・上覧相撲・座り相撲・力相撲・注文相撲・辻(つじ)相撲・花相撲・独り相撲・奉納相撲・本相撲・前相撲・負け相撲・宮相撲・村相撲・指相撲・四つ相撲・寄り相撲
相撲
歴史と沿革

相撲の歴史は古く、『古事記』などにも見られます。神事として皇室との結びつきも深く、また、祭りや農耕儀礼における行事の一つとして発展していきます。日本の国技として親しまれているほか、近年は日本発祥の武道から発展したスポーツとして国際的にも愛好者が増えています。
● 大相撲略史年表
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競技方法/ルール
まわしを締めた2人の競技者の力士が土俵上で勝負を争い、相手の身体(足の裏以外)を土につけるか、土俵の外に出すことで勝利となります。相撲は「礼に始まって礼に終わる」といわれるように、礼儀作法が重視されています。
● 決まり手
決まり手とは、勝負を決めた技のことです。 決まり手 には82種の「技」と5つの「勝負結果(非技)」があります。
その他
● 土俵
現在の土俵は、「一辺が6m70cmの正方形の土台に高さ34~60cmの土を盛り、その中央に直径4m55cmの円を20俵の俵でつくる」と決められています。
● 番附表
力士、行司、年寄の地位を示す一覧表のこと。現在の番附には若者頭、世話人、呼出(十枚目以上)、床山 (特等)の名前も記載されます。中央に書かれる「蒙御免」の文字は「ごめんこうむる」と読み、その近くには開催年月日と場所、審判委員が書かれています。番附独特の相撲字で書かれ、上位になるほど文字も大きく太くなり、地位が下がるにつれて小さく細くなります。
相撲字で番附表を書くのは行司の役目で、行司が書く番附を「元書き」といいます。千秋楽の3日後に開かれる番附編成会議で翌場所の力士の地位が決まると、担当行司がタテ110cm、ヨコ80cmの用紙に書いていきます。元書きが仕上がると約4分の1の大きさ(タテ58cm、ヨコ44cm)に縮小して印刷されます。
● 本場所
日本相撲協会が主催する、大相撲の定期興行のことで、現在は年に6回開催されています。
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相撲
姓 | 読み方 |
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相撲 | すもう |
相撲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 07:20 UTC 版)
注釈
出典
- ^ a b c 「江戸の遊び~けっこう楽しいエコレジャ~」を巡る話題から(3)みるきく楽しみ横山美佳、東北大学附属図書館報、Vol. 32, No.1 2007
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- ^ 『大相撲ジャーナル』2017年8月号、59頁
- ^ 『日本書紀』
- ^ 野見宿禰神社創建
- ^ 『日本書紀』、巻第十四
- ^ 『日本書紀』、巻第二十四
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- ^ 『続日本紀』
- ^ 酒井, pp. 5–6.
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- ^ 日本の相撲は驚くほど美しかった。貴重な19世紀の写真は伝える
- ^ エントリーは2人だけ…相撲競技が初の中止 福井県中学校秋季新人競技大会、連盟は危機感 福井新聞 2021年10月18日 午後5時10分 (2021年10月19日閲覧)
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- ^ 石浦外喜義『弱くても勝てる 強くても負ける』幻冬舎、2017年4月20日、8頁、ISBN 978-4344031036。
- ^ 常陸山谷右衛門 著『相撲大鑑』文運社、1909年
- ^ 大空出版『相撲ファン』vol.06、103頁
- ^ “格闘技大国ジョージアで高まる相撲熱”. 日本経済新聞 (2018年3月7日). 2020年6月10日閲覧。
相撲(すまい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/05 17:35 UTC 版)
旧国技。古くは「棒舞い」と呼ばれた掃除に対して、棒(長物)を使わずに素手で行われるため「素舞い」から転じたとされる。どのような競技だったのかはタブーとされている。戦争中に行った国域拡大に相撲が関わっていたという暗い歴史を持つ。かつて居留地を占領した際に、文化融合という位置付けで行っていた。
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相撲(NHK)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:03 UTC 版)
大相撲は、本場所を総合テレビでは主に十両の途中から生中継し、衛星放送も行う。 場所中の深夜には、幕内の全取組を「大相撲・幕内の全取組」という番組でダイジェスト放送。 アマチュア横綱を決める全日本相撲選手権大会も中継。
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相撲
「相撲」の例文・使い方・用例・文例
- あの相撲取りはいい筋肉をしている
- 彼はいつも相撲取りと同じくらい食べる
- 彼は相撲取りとしてはあまり大きくない
- 来週東京に行ったとき相撲を観戦しよう
- 相撲はテレビではなく生でみるとよいスポーツだ
- 力士,相撲取り
- 日本の国技の相撲の取組を見たことがありますか。
- お相撲さんになりたいのかどうかわからない。
- 負けることで相撲を学ぶ。
- そこではお祭りの日に毎年相撲大会が行われます。
- そこでは相撲が行われます。
- そこでは毎年お祭りに相撲をしています。
- そこでは毎年お祭りに相撲大会があります。
- あなたは金曜日に相撲の稽古を見たいですか?
- みんなに相撲の詳細を伝えます。
- 私はこれまで相撲を観戦したことがありません。
- 私もいつか相撲が見たいです。
- 私たちは相撲について僅かなことしか知りません。
- 腕相撲で女性に負けたことが無い。
- 外国の相撲力士の活躍がめざましい
相撲と同じ種類の言葉
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