農耕儀礼

デジタル大辞泉

のうこう‐ぎれい〔ノウカウ‐〕【農耕儀礼】

読み方：のうこうぎれい

豊作を祈って行われる儀礼・祭事。予祝儀礼から収穫感謝祭に至るまで、農作物の生長段階に応じて営まれる一連の儀礼をいう。

世界宗教用語大事典

のうこうぎれい 【農耕儀礼】

農業生産の過程で、無事・豊作を願い、また感謝するために行われる宗教儀礼。原始・古代から世界各地の農耕文化圏に例外なく見られる。麦・稲・アワ・トウモロコシなどの穀物を対象とする儀礼と、タロイモ・ヤムイモ・その変種のサトイモなどを対象とする儀礼に大別される。日本では、田の神の送り迎え・虫送り・雨乞いや新嘗祭・秋祭などがある。

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農耕儀礼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/11/22 15:57 UTC 版)

農耕儀礼（のうこうぎれい）とは、農業で行われる儀式・祭事である。

豊作を願う豊穣儀礼、害虫を駆除を願う虫送り、アニミズムとして麦などの作物の中の霊である穀霊（麦霊、稲霊、稲魂など）や田の神などの農業の神を祭り、収穫時にはハロウィーン、収穫祭などを行い。天候に祈る雨乞いや事前に未来は豊作だったとする儀式予祝芸能などが行われた。

予祝、播種（種まき）、田植、推移、収穫の五段階の儀礼に分けられるとされる。

分類

予祝芸能

• 田遊び、田植踊、田楽

播種

• 播種祭
• 台湾の播種祭

田植

• 御田植祭

推移

• 除災儀礼
• 雨乞い
• 日和乞い、日和申し、天気祭り - 晴天を祈る儀式

収穫

• 収穫祭
• 新嘗祭

関連項目

• 動物裁判 - 害虫駆除のための裁判が行われた。
• ロビガリア - 古代ローマの祭りで、農作物に病害が起きないよう祈願するため、犬などの生贄やスポーツを奉納するルディが行われた。一説には農作物に病害をもたらす神ロービーグス（Robigus）からの命名とされる。

外部リンク

• 農村の伝統祭事 - 農林水産省