アイヌとは?

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アイヌ

アイヌ語。人・男・父の意〕
主に北海道居住している先住民族かつてはサハリン樺太)・千島列島東北地方にも居住集落コタンと呼ばれ、狩猟漁労採集基本とする生活を営んでいたが、幕藩体制下での松前藩中心とした支配搾取明治政府同化政策の下で伝来生活形態や伝統文化根底的に破壊された。口承文芸としてはユーカラなどが口承された。

アイヌ

アイヌとは、「人間」を意味します。アイヌ民族は、「自分たちに役立つもの」あるいは「自分たちの力が及ばないもの」を神(カムイ)とみなし、日々の生活のなかで、祈りさまざまな儀礼行いました。
それらの神々には、火や、風、といった自然神クマキツネシマフクロウシャチといった動物神、トリカブトキノコヨモギといった植物神、舟、鍋といった物神、さらに家を守る神、山の神、湖の神などがありますそういったに対して人間のことを「アイヌ」と呼ぶのです。

起源
アイヌの人種所属については、かつて「コーカソイド白人)説」「モンゴロイド説」「大洋州人種説」「古アジア民族説」そして「人種孤島説」などが唱えられました。現在では「モンゴロイド説」が発展した一つ仮説として、次のような説があります

古モンゴロイドには南方系と北方系の2つのタイプがあって、縄文時代前、いまから数万前にそのうち南方系のモンゴロイドが北に向かって移動始め長い年月の間にそれらが沖縄を含む日本列島に住みつき、全国的規模縄文文化を担うようになります。やがて弥生古墳時代になると、北方系のモンゴロイド大挙して渡来するようになり、これらの影響強く受けて急進化してきたのが和人(アイヌ以外の人々)、ほとんど影響を受けずに小進化してきたのがアイヌと琉球人であるといわれています。

アイヌ

イヌ (アイヌaynu)[名] アイヌ語人間の意。〈標〉ウタリカムイ

アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/16 07:22 UTC 版)

アイヌは、北海道を主な居住圏とする先住民であり[2]、独自の文化を有する民族である[3]。かつては北海道だけでなく北は樺太、東は千島列島全域、南は本州北端にまたがる地域に居住していた[4]21世紀初頭の現在、日本国内では、北海道地方の他に首都圏等にも広く居住している。母語アイヌ語




注釈

  1. ^ 1923年(大正12年)に出版された知里幸恵アイヌ神謡集では、その発音を、ローマ字で表記するなどの工夫がされている。
  2. ^ 例えば、「イヌイット」はカナダ・エスキモーの自称であるが、これはイヌクティトゥット語で「人」を意味する Inuk の複数形、すなわち「人々」という意味である。また、7世紀以前、日本列島に居住した民族は、中華王朝の史書では「倭人」と記載されているが、これは自らを「我(ワ)」と呼んだためとする説がある。他にも、タイ族チェロキーカザフなどにも、民族名に「人」の意が含まれる。
  3. ^ 当時、アイヌは和人のことを「シサム」「シャモ」と呼称していた。シサムは隣人という意味のアイヌ語で、シャモはその変化形の蔑称または「和人」のアイヌ読みともいわれる。
  4. ^ 1970年、兵庫県生まれ。東京大学卒業後、1998年から北海道に在住し、2011年の市議会議員選挙でみんなの党公認で初当選した後、同年4月から自民党に所属していた。出典:金子自身のサイト[1]内、「プロフィール」。

出典

  1. ^ アイヌ生活実態調査”. 北海道. 2018年4月20日閲覧。
  2. ^ 大辞林 第三版『アイヌ』 - コトバンク
  3. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『アイヌ』 - コトバンク
  4. ^ 浪川健治 『日本史リブレット50 アイヌ民族の軌跡』 山川出版社、2016年(1版6刷)、6頁。
  5. ^ 北海道大学名誉教授(北東アジア考古学菊池俊彦 「オホーツク世界と日本」 2012年
  6. ^ (1) 立教大学名誉教授(日本近世史) 荒野泰典 編集 「東アジアの中の日本の歴史〜中世・近世編〜」 の『「四つの口」の国際関係――近世日本国家の中華秩序からの自立を中心に――』より。
    (2) 2009年-2013年度放送 「NHK高校講座 日本史」 第20回 「海外交流の実態 〜4つの窓口〜」の『4つの窓口』より。講師 琉球大学准教授 武井弘一
  7. ^ 毎日新聞 北大:アイヌ首長遺骨を返還 2018年7月21日
  8. ^ 小学館 『デジタル大辞泉』
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 日本学術会議地域研究委員会人類学分科会「アイヌ政策のあり方と国民的理解」平成23年(2011年)
  10. ^ a b c 安達登・篠田謙一「北海道出土の縄文・続縄文時代人骨のDNA分析」2008年3月7日
  11. ^ a b c d 安達登・篠田謙一「北から見た縄文人起源論」「日本人起源論を検証する:形態・DNA・食性モデルの一致・不一致」2010年2月20日、国立科学博物館分館
  12. ^ a b c d e f g [2]北海道新聞2009.6.18.オホーツク人のDNA解読に成功ー北大研究グループー。論文はAnthropogical Science(日本人類学会)
  13. ^ a b 篠田謙一「自然人類学から見たアイヌ民族」 有識者会議 2009.2.26
  14. ^ 【プレスリリース】日本列島3人類集団の遺伝的近縁性 Archived 2013年3月29日, at the Wayback Machine.
  15. ^ アーカイブされたコピー”. 2013年3月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年4月15日閲覧。
  16. ^ 日沼頼夫(1998) 「ウイルスから日本人の起源を探る」『日本農村医学会誌』, (1997-1998) , 46(6) , 908-911
  17. ^ 田島等 "Genetic Origins of the Ainu inferred from combined DNA analyses of maternal and paternal lineages" 2004年
  18. ^ 安達登・篠田謙一・梅津和夫・松村博文・大島直行・坂上和弘・百々幸雄 (2005) 北海道伊達市有珠モシリ遺跡出土人骨のミトコンドリアDNA多型解析. 「DNA多型 vol.13」所収、日本DNA多型学会・小林敬典編、東洋書店、pp. 242-245.
  19. ^ a b c d 消えた北方民族の謎追う 古代「オホーツク人」北大が調査朝日新聞2009年2月4日
  20. ^ 『ハリストス正教徒としての千島アイヌ』Malgorzata Zajac
  21. ^ 仁多見厳・飯田洋右『わが人生の軌跡―ステップス・バイ・ザ・ウェイ』北海道出版企画センター、1993年、154ページ
  22. ^ 2014年1月12日中日新聞朝刊サンデー版1面
  23. ^ 消滅の危機にある方言・言語 Archived 2014年12月13日, at the Wayback Machine., 文化庁
  24. ^ 八丈語? 世界2500言語、消滅危機 日本は8語対象、方言も独立言語 ユネスコ”. 朝日新聞 (2009年2月20日). 2014年3月29日閲覧。
  25. ^ 他の7言語は与那国語八重山語が「重大な危険 (severely endangered)」、宮古語沖縄語国頭(くにがみ)語奄美語八丈語が「危険 (definitely endangered)」に分類されている。
  26. ^ 「昭和21年(1946年)12月19日、東京でデレヴャンコ中将と日本における連合国軍最高司令官代表ポール・J・ミューラー中将が、ソ連領とのその支配下にある地域からの日本人捕虜と民間人の本国送還問題に関する協定に署名した。協定では、日本人捕虜と民間人はソ連領とその支配下のある地域から本国送還されなければならない、と記されていた。日本市民はソ連領から自由意志の原則に基づいて帰還することが特に但し書きされていた。」(ネットワークコミュニティきたみ・市史編さんニュース №100 ヌプンケシ[リンク切れ] 平成17年1月15日発行)
  27. ^ Russian Empire Census of 1897: Totals Russian Empire Census of 1897: Sakhalin (ロシア語)
  28. ^ a b 北海道アイヌ協会 Archived 2011年5月18日, at the Wayback Machine.
  29. ^ Poisson, B. 2002, The Ainu of Japan, Lerner Publications, Minneapolis, p. 5.
  30. ^ 「しかしアキヅキトシユキは実際には1975年の樺太・千島交換条約の際に千島に住んでいた90人のアレウト族の末裔だったのではないかと推測している。そのアイヌがどこのだれのことを示しているのかということに関してそれ以上の情報はでてこなかった」 David L. Howell. “Geographies of Identity in Nineteenth-Century Japan”. University of California Press. 2014年7月13日閲覧。 小坂洋右 『流亡: 日露に追われた北千島アイヌ』 北海道新聞社、1992年ISBN 9784893639431
  31. ^ “北海道のアイヌ、10年余で4割減 実態反映せず”. 日本経済新聞. (2018年8月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34630960X20C18A8CR8000/ 2018年9月7日閲覧。 
  32. ^ 西浦宏巳『アイヌ、いま-北国の先住者たち』新泉社、1984年
  33. ^ さとうち藍『アイヌ式エコロジー生活:治造エカシに学ぶ、自然の知恵』小学館、2008年、130ページ
  34. ^ 「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」に関する内閣官房長官談話”. 首相官邸 (2006年6月6日). 2013年10月24日閲覧。
  35. ^ アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議 平成20年6月6日 参議院本会議
  36. ^ アイヌ先住民族決議、国会で採択”. All About (2008年6月10日). 2008年10月24日閲覧。
  37. ^ 北海道外に居住するアイヌの人々に対する奨学金の貸与について p4 北海道の区域外に居住するアイヌの人々を対象とする施策の対象となる者を認定する業務に係る規則 Archived 2014年9月4日, at the Wayback Machine.
  38. ^ 北海道の区域外に居住するアイヌの人々を対象とする施策の対象となる者を認定する業務についての実施方針 平成26年2月26日 アイヌ政策関係省庁連絡会議申合せ
  39. ^ アイヌ民族の「権利確立」を 鈴木宗男の10年”. SANKEI DIGITAL INC.. 2015年8月8日閲覧。
  40. ^ 先住民族アイヌの権利回復を求める団体・個人署名の要請 呼びかけ人・団体とその主旨はリンク先を参照
  41. ^ 札幌市議:「アイヌはもういない」 ネットで自説 Archived 2014年8月17日, at the Wayback Machine. 毎日新聞 2014年8月17日
  42. ^ J-CASTニュース:「アイヌ民族もういない」札幌市議、過激発言連発 批判の声に「本当のことを言うと議員辞めなければならないのか」 2014年8月17日
  43. ^ アーカイブされたコピー”. 2015年4月14日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年4月18日閲覧。
  44. ^ アイヌ施策に関するツイートについて: 札幌市議会 金子やすゆき ホームページ 2014年8月16日
  45. ^ アイヌ発言の札幌市議除名を決定 自民党の市支部連 ハフィントンポスト 2014年9月10日
  46. ^ 金子のサイト、「特集・アイヌ利権」より。
  47. ^ 札幌市 また不正契約[リンク切れ] 読売新聞2015年01月18日
  48. ^ “北海道大学アイヌ遺骨等返還室”. 北海道大学ホームページ. http://www.hokudai.ac.jp/news/2016/09/post-410.html 2017年8月2日閲覧。 
  49. ^ 「アイヌ民族の遺骨 海外から初の返還」『読売新聞』朝刊2017年8月1日



アイヌ

出典:『Wiktionary』 (2012/02/25 10:43 UTC 版)

名詞

アイヌ

  1. 北海道樺太などの先住民族




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