久保寺逸彦とは? わかりやすく解説

久保寺逸彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 14:17 UTC 版)

久保寺 逸彦(くぼでら いつひこ、1902年9月10日 - 1971年11月5日)は、アイヌ文化およびアイヌ語研究者金田一京助の薫陶を受け、知里真志保山田秀三と交友関係を持ち、ユーカラなどの口承文芸や宗教儀礼(儀式参照)の記録に多大な貢献を残した。墓所は多磨霊園

略歴

主な著作

  • 『アイヌの昔話』三弥井書店 昔話研究資料叢書〈別巻〉 1972年
  • 『アイヌの文学』岩波書店 岩波新書 1977年1月
    • 『東京学芸大学研究報告』第7集別冊(1956年)に収録された「アイヌ文学序説」を改題したもの[4]
  • 『アイヌ叙事詩 神謡・聖伝の研究』岩波書店 1977年2月
  • 『アイヌ民族の宗教と儀礼』(久保寺逸彦著作集1) 草風館 2001年12月 ISBN 978-4883231225 C3339
  • 『アイヌの神謡』草風館 2004年2月 ISBN 978-4883231386 C3039
  • 『アイヌ民族の文学と生活』(久保寺逸彦著作集2) 草風館 2004年5月 ISBN 978-4883231393 C3339
  • 『アイヌ語・日本語辞典稿』(久保寺逸彦著作集4) 草風館 2020年6月 ISBN 978-4883232031

関係資料

  • 北海道博物館 - 久保寺逸彦文庫として録音資料、映像、ノート、民具などを所蔵。2022年に企画展「久保寺逸彦文庫―アイヌ文学研究者による調査と資料をとおして、時代をさぐる―」[1]を開催。

脚注

  1. ^ a b c 佐々木利和「解説にかえて」『アイヌの文学』岩波新書、1977年、p.209
  2. ^ 『アイヌの文学』(岩波新書、1977年、p.210)の記述によれば、1934年から1937年にかけて採録されたとある。
  3. ^ 佐々木利和「解説にかえて」『アイヌの文学』岩波新書、1977年、p.211
  4. ^ 佐々木利和「解説にかえて」『アイヌの文学』岩波新書、1977年、p.205

関連項目

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