島梟
シマフクロウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 04:34 UTC 版)
シマフクロウ(島梟[5]、Bubo blakistoni)は、フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属に分類される鳥類[注釈 1][3]。日本では北海道のみに生息し[6]、全長66~69cm、翼開長180cmに達する、日本最大のフクロウである[7]。「シマ」は北海道に生息する事に由来する[5]。種小名blakistoniはトーマス・ブラキストン(英: Thomas Wright Blakiston)への献名で、英名と同義[5]。
注釈
- ^ a b 以前はシマフクロウ属(Ketupa)とされていた。
- ^ 釣りによる捕獲圧も無視できない可能性がある。
- ^ 知床にはシマフクロウの約半数が分布する。
- ^ 主に環境省により行われているが、林野庁、地方自治体、民間団体が行っている場所もある。
- ^ 傷病個体の放鳥は含まない。
- ^ 天然営巣木として、平均胸高直径98センチメートル(59-123センチメートル、N=12)のミズナラ、ニレ、シナノキ、カツラ、ダケカンバ等が利用されていた。川からの平均距離は120メートル(10~450メートル、N=12)で、幹の途中の樹洞か折れた幹の頂部の空洞を利用して営巣していた。
- ^ 死体収容63件、生体収容40件
- ^ その他の原因は、捕食・捕殺 7%、内臓疾患等 15%、不明 13%、その他 18%。
出典
- ^ iucn.
- ^ シマフクロウ(環境省), 1.概要 (1)分類.
- ^ a b c d e iucn, Taxonomic Notes.
- ^ a b iucn, Taxonomy.
- ^ a b c 安部直哉『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、186-187頁。
- ^ a b c d 菅野正巳「シマフクロウの森に住む◇国内唯一の生息地、北海道へ 生息環境づくりに奔走」『日本経済新聞』朝刊2019年9月23日(文化面)2019年10月1日閲覧
- ^ シマフクロウ(環境省), 2.形態的特徴及び生物学的特性.
- ^ iucn, Justification.
- ^ iucn, Population Information.
- ^ a b c d e iucn, Geographic Range Information.
- ^ a b c d e f g シマフクロウ放鳥手順, p. 1.
- ^ a b c d e 五百沢日丸『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』(文一総合出版、2004年)88頁
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』(講談社、2000年)100頁および199頁
- ^ a b c d e 真木広造、大西敏一『日本の野鳥590』(平凡社、2000年)365頁
- ^ a b c “シマフクロウ”. 旭山動物園 (2017年1月12日). 2023年4月3日閲覧。
- ^ a b c 齋藤慶輔. “シマフクロウの雛が誕生”. 猛禽類医学研究所. 2023年4月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, p. 3.
- ^ iucn, Habitat and Ecology.
- ^ a b c iucn, Habitat and Ecology Information.
- ^ a b c d iucn, Assessment Information.
- ^ a b iucn, Use and Trade.
- ^ a b c 知里幸恵 編、知里幸恵 訳『アイヌ神謡集』(35版)岩波書店、1978年 。2022年12月29日閲覧。
- ^ a b “アイヌと自然デジタル図鑑 A0334”. 2023年1月5日閲覧。
- ^ a b c d シマフクロウ放鳥手順, p. 6.
- ^ a b シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, p. 2.
- ^ a b c d e f g h i シマフクロウ(環境省), 4.保護増殖事業の概要及びその効果.
- ^ a b c シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, pp. 4–5.
- ^ a b c シマフクロウ(環境省), 5.他法令等による保護の状況.
- ^ a b c d シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, p. 1.
- ^ 「根室の民有林を購入 シマフクロウ保護 日本野鳥の会」『毎日新聞』朝刊2021年12月28日(北海道面)
- ^ シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, pp. 11–13.
- ^ シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, pp. 2–3.
- ^ シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, p. 4.
- ^ 【なっとく科学】シマフクロウ保護軌道に/生息数100羽→165羽『読売新聞』夕刊2018年8月30日(5面)
- ^ a b シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, p. 11.
- ^ シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, pp. 11–12.
- ^ シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備, pp. 12–13.
シマフクロウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/15 14:57 UTC 版)
「日本の世界自然遺産 〜知床の四季 命の輝き〜」の記事における「シマフクロウ」の解説
最大のフクロウ。カラフトマスの大回遊で発生した死骸を食べる。そのためキツネに追い払われるほど戦闘力は低い。しかし、少しでも休めばすぐに襲い掛かってくる。
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