固有種とは? わかりやすく解説

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こゆう‐しゅ〔コイウ‐〕【固有種】

読み方:こゆうしゅ

特定の地域分布限られる動植物種。日本ニホンザルなど。


固有種 (こゆうしゅ)

 限られた地域生育あるいは生息する植物または動物種類。一地方あるいは島などの狭い地域分布限られるものをさすのが普通である。

固有種

英訳・(英)同義/類義語:endemic species

ある地域環境特異的に棲息し、他の地域には棲息しない生物種
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生物の名前総称など:  同形配偶子  吸虫  哺乳類  固有種  塩生植物  外温動物  多剤耐性プラスミド

固有種

特定の地域にしか分布していない種。一般に海洋島には固有種が多い。
固有種の例
マダガスカル島Angcm. sesquipedale
ニューギニア島Den. cuthbertsonii, Den. violaceum
フィリピンAmesiella philippinesis
ボルネオ島Paph. sanderianum, Paph. rothschildianum

固有種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 15:43 UTC 版)

固有種(こゆうしゅ)とは、特定の国や地域にしか生息・生育・繁殖しない生物学上の。特産種とも言う。大陸などから隔絶されている島嶼などで多く見られる。地域個体群の絶滅が、即座に種そのものの絶滅につながるので、保護対象として重要である。




「固有種」の続きの解説一覧

固有種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:52 UTC 版)

有明海」の記事における「固有種」の解説

大陸系遺存種が多い有明海ではあるが、大陸干潟でも見られない有明海固有種も発見されている。大陸干潟から分断された約1万年の間に種分化進んだものと考えられている。 魚類 - アリアケヒメシラウオ(海ではなく流入河川下流域腹足類 - アズキカワザンショウ、ウミマイマイ、ヤベガワモチ 二枚貝類 - シカメガキ 多毛類 - アリアケカンムリ、ヤツデシロガネゴカイ

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固有種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 16:14 UTC 版)

利尻島」の記事における「固有種」の解説

利尻島固有種の植物としてリシリヒナゲシやボタンキンバイがある。

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固有種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:46 UTC 版)

厳島」の記事における「固有種」の解説

昆虫の固有種として、ミヤジマトンボ Orthetrum poecilops miyajimaenisis (Yuki and Doi, 1938) があり、国の絶滅危惧種指定されている(2007年版では「絶滅危惧I類(CR+EN)」。昆虫類レッドリスト (環境省)参照)。これは中国大陸南部分布するシオカラトンボ属の O. poecilops (Ris, 1916)を原種とし、遠く離れた日本厳島にだけ分布している別亜種考えられている。繁殖地となる湿地観光開発台風被害のために減少し生息環境脅かされている。環境省広島県職員昆虫学海洋環境学・植物学研究者からなるミヤジマトンボ保護管理連絡協議会が、生息地調査環境保全修復にあたっている。

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固有種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/11/29 07:18 UTC 版)

エスパーニャ・ベルデ」の記事における「固有種」の解説

この地域特徴的な種にはブナカシなどが挙げられる20世紀後半、特に沿岸地域天然林伐採され製紙業界が商用利用し、ユーカリラジアータパインなどの人工林置き換えられた。ピレネー山脈カンタブリア山脈同様の地質構造であるとされることもあり、かつてはエスパーニャ・ベルデ含まれていたが、降雨パターン異なり、また一般的な風景純粋な大西洋沿岸部より高山的である。

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固有種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 10:10 UTC 版)

スギ」の記事における「固有種」の解説

中国浙江省天目山分布するヤナギスギCryptomeria fortunei が日本スギ同種であるという研究もある。スギ変種一つカワイスギCryptomeria japonica var. sinensisともされるスギ中国古くから栽培されているため、中国原産考えられています。中国でずっと前に装飾品材木生産のために選択され形態は、独特のスギ変種として記述されています。sinensis(または別種であるCryptomeria fortunei)ですが、日本野生見られる範囲変異違いはなく、この種が中国野生発生したという明確な証拠はありません。天武山にある樹齢1000年推定される樹木遺伝子分析は、この集団導入由来するという仮説支持してます。 しかし、日本有名な植物学者植物生態学専門家である宮脇昭は、1970年代以降スギヒノキカラマツなど、これまで日本原産と考えられていた樹木が、実際に徐々に導入されてきたことを証明しました木材生産するために、何世紀にもわたって森林業者によって日本輸入されました。宮脇昭は、現代日本森林のうち、実際在来は約0.06%に過ぎない計算しました

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