固有秘宝 / 固有秘法(ジ・オリジン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 17:59 UTC 版)
「聖剣使いの禁呪詠唱」の記事における「固有秘宝 / 固有秘法(ジ・オリジン)」の解説
その者にしか使えない唯一無二の武具や闇術の総称。 聖剣サラティガ(せいけんサラティガ) 使用者:灰村諸葉、嵐城サツキ 諸葉が前世で使用していた武器。コンドラートが操るレーシャを救うために、大量の通力を流し込んで無理やり顕現させた際は一撃を与えた後に自己崩壊してしまった。 聖剣の巫女であるサツキの通力に常に流されていたIDタグを使うことで自己崩壊することなく使用を続ける事ができる。 通力を神通力(アルスマグナ)に昇華させる能力を持ち魔剣レプラザンが力を喰らいきれず崩壊させるほどの力がある。 諸葉のように絶大な通力量を持っていなければ神通力に昇華することができないため、他の白鉄が使うとあまり意味を為さない。ただし、7つの門を完全に開いたサツキは通力を神通力に昇華することが出来る。 この聖剣の特性は莫大な量の通力を注ぎ込んだ時にだけ神通力に昇華させる。 巫剣アーキュール(かんなぎのつるぎアーキュール) 使用者:嵐城サツキ サラティガと同じく王家に伝わる宝刀。サツキの有り余る通力に耐えることができ、名剣の本領を発揮させて破壊力を収束させるための器として素晴らしく機能する。原作1巻から登場していたが、7巻にて名称が判明。 魔剣ガルガーンティガ(まけんガルガーンティガ) 使用者:駿河安東 聖剣サラティガと対となる魔剣。この魔剣は危険で封印されていたが皇帝が強奪した。 この魔剣の特性は通力を走らせたら最後持ち主の意思に関わらず通力を吸い上げて無理やり神通力に換えてしまう、そして吸収量は莫大で大抵の持ち主は一瞬で干からびて絶命するため膨大な通力を持っていなければならない。ただし、サラティガと違い通力を吸い続けて限度がくると自己崩壊してしまう。 魔剣レプラザン(まけんレプラザン) 使用者:レーシャ 周囲にある通力と魔力を喰らい無効化する効果がある。使用者の意思で能力のオンオフを切り替えることができる。能力がオンになっている間は周りの通力、魔力を無差別に食らうため本人も通力を使うことができない。オフの状態では刃に触れているもの、切ったものの通力、魔力を食らう。そのため使用者は太白などの刀身に通力を纏わせて使う光技は使うことができない。 喰らいきれない量の通力、魔力は無効化できない。 16巻にて、レーシャが自身の通力を吸わせることで呪力も喰らうことができるようになった。 その威力は一突きで魔神級の呪力を吸いきり、屠るほどである。 竜杖ナーグラヴィッツ(りゅうじょうナーグラヴィッツ) 使用者:漆原静乃 静乃が前世で使用していた杖で、氷と冷気と水晶でできた竜の形をしたゴーレムに変化する。 静乃が反応できないような高速の攻撃でも自動的に防ぐ。ランクAの白鉄を倒すことができるほど強い。 前世にいた氷の蛟竜をシュウ・サウラとともに捕まえて素材に使った傑作のゴーレムである。 原作4巻にて登場したが、アニメでは第二話から顕現させている。 饕餮カラスボラス(とうてつカラスボラス) 使用者:漆原静乃 諸葉が前世で従えていた四体のゴーレムの内の一体を静乃が諸葉のIDタグを用いて顕現した。 見た目は胴体が五メートル近い巨体の毛むくじゃらの雄牛型のゴーレム。 巨体ではあるが器用で俊敏性も高く使用者を守る性能も高い。 普通のゴーレムとは格が違い強さは別格でシュウ・サウラが造り出した四凶と畏れられた傑作。 共工エイジャエイジャ(きょうこうエイジャエイジャ) 使用者:漆原静乃 諸葉が前世で従えていた四体のゴーレムの内の一体を静乃が諸葉のIDタグを用いて顕現した。 見た目は薄気味悪い人面の大蛇で、象でも絞め殺せそうなほど巨体をしている。 シュウ・サウラ曰く、魔術合戦用のかりっかりの特化ゴーレムで第五階梯以下の闇術を完全に無効にする。 並の黒魔ではこのゴーレムがいるだけで闇術が使えなくなり一方的に攻撃することができる。それゆえにシュウ・サウラが造り出した四凶と畏れられた傑作。 混沌ルズガズリンケンス(こんとんルズガズリンケンス) 使用者:カルガ・リン 諸葉が前世で従えていた四体のゴーレムの内の一体。今はカルガ・リンが所持しているゴーレム。 見た目は黒犬のようであるが虎に負けないほどの体躯で七匹で一つのゴーレムで普段は使用者の影のなかにいる。 シュウ・サウラが幼少期に造り上げて、彼曰く偶然と幸運の産物で再現が二度と出来ない最初にして最強のゴーレム。かりっかりの戦闘用ゴーレムで自律的に学習して効率的な戦術を編み出す。そのため、シュウ・サウラが造り出した四凶と畏れられた傑作中の傑作。 カルガ・リンが持つ経緯はシュウ・サウラが、最強に最強の取り合わせは面白かろうと言ういたずら心。 窮奇レンヅァイツヴァイ(そゅうきレンヅァイツヴァイ) 使用者:カルガ・リン 諸葉が前世で従えていた四体のゴーレムの内の一体。今はカルガ・リンが所持しているゴーレム。 見た目は有翼の虎で人を乗せることができるほどの大きな体躯を持ち、かつ飛翔能力を持つゴーレム。人を乗せる飛翔能力を持つゴーレムの製作は誰もが夢見るがカルガ・リンが知る限り窮奇レンヅァイツヴァイ以外不可能である。 不可能を可能にしたこのゴーレムは代償に燃費が悪くて魔力を大量に使い魔力に自信があるものでもわずかな時間しか飛べないが常識はずれの魔力量を持つシュウ・サウラのために造ったゴーレム。制空権を取れるためシュウ・サウラが造り出した四凶と畏れられた傑作。 カルガ・リンが来世へと旅立つに当たり、シュウ・サウラが餞別代わりに授かったが彼自身が使うために造ったため、彼女が使うと少しの間しか飛べない。 銀嶺アーガステン(ぎんれいアーガステン)使用者:エドワード・ランパード 白銀の甲冑。『天をも焦がす降魔の黒剣(クリカラ)』で攻撃し続けてもヒビを入れることしかできないほどの圧倒的な防御力を誇る。 アニメでは盾と槍も合わせて顕現させており、Twitterにて三つあわせて銀嶺アーガステンであることが判明。 移ろいの門(トランスポータル) 使用者:四門万里、四門摩耶 数百キロ離れた場所に多数の人間を瞬時に転移させることができるが、色々と制約がある(一日に一回しか使用できない。繋ぐ場所をはっきりと思い浮かべなければならない等)。摩耶が使用に成功したことから固有秘法から外されたが、その戦略的価値は些かも減じていない。 帽子の下の小鬼(スプリガン) 使用者:四門万里 一寸法師のような小さな鬼のゴーレム。いつもは万里のトンガリ帽子の中にいて主の危機に帽子から出てきて、口を開けて深く息を吸い込むと魔法のように体積を膨張させて身の丈八寸の大鬼に変化させることができる。 夢石の面晶体(フィールドオブドリーム) 使用者:四門摩耶 現実世界の位相をずらすことで別の空間を作る結界闇術。この結界の中で壊れた物はしばらくすれば、負傷した人は結界の外へ出れば元通りになる。ただし、結界の範囲を広くした場合は生物は元通りにならない。結界を作成するには時間がかかる。多少の攻撃で壊れたりはしないが、諸葉のエクシュキシュと熾場の赤鬼のぶつかり合いで崩壊した。 上記のように結果のキャパシティを超えてしまうと結界が壊れてしまい事象のリセットできず外に影響を及ぼす。 摩訶鉢特摩地獄(コキュートス) 使用者:灰村諸葉、漆原静乃(ただし、静乃は反魂を用いる必要があり使用すれば死に至る) 広範囲に渡り極寒地獄を作り出す禁呪。諸葉が使用した時は摩耶の結界の範囲を超えて作用したため、夏にもかかわらず街に雪を降らせてしまった。あまりにも強力で結界がなければ永久凍土と化してしまうほど。使用には日本支部の許可が必要になった。シュウ・サウラの時も使用したことがある。こちらは結界もなく使用したため辺り一面が永久凍土と化し、未来永劫雪に閉ざされた状態となっている。18巻では静乃が使用し六翼会議の拠点「この世ならざる音楽室」の内部を極寒地獄に変えた。 氷の禁呪。 世界喰らいの蛇(ウロボロス) 使用者:灰村諸葉 すべてを飲み込む魔海を作り出す禁呪。使用すると一つの大きな内海を作り出してしまう。諸葉が合図することで動き出すため、何もしない時は静かな内海となる。ヴァシリーサの禁呪でさえ飲み込む程に凶悪。 水の禁呪。 天界十字軍(クリューセルクルセイダー) 使用者:ヴァシリーサ・ユーリエヴナ・モストヴァヤ 数え切れないほどの雷獣と雷の巨人一体を召喚する禁呪。空を暗雲で覆い尽くしそこから雷獣や雷の巨人を召喚する。 雷獣の強さは白鉄のランクBとランクCの中間で対地包囲完備、対空迎撃完備、ボスキャラ完備の至れり尽くせりの闇術。 広大な土地を代償として使用される。 雷の禁呪。 鳳扇ツァザルエー 使用者:ヴァシリーサ・ユーリエヴナ・モストヴァヤ 前世で三つの邑を滅ぼした魔鳥の魂を使って作製したゴーレム。炎を纏って神足通と同等のスピードで飛ぶ。 一千六十三フィートの高座(オーヴァロード オーヴァウォッチ) 使用者:シャルル・サン=ジェルマン 空を縦横無尽に飛行することができる闇術。羽毫の体現(デクリーズウエイト)や神足通(じんそくつう)でさえ不可能な高度を飛行するため、救世主同士での戦闘では一方的な攻勢になる。 この世ならざる音楽室(ティル・ナ・ノーグ) 使用者:ルイーズ・サン=ジェルマン どこか閑散とした境界を思わせる空間にパイプオルガンが置かれた空間。次元のずれた場所に存在し、演奏中は別の空間へと繋げることができる。 実は素体に要塞級《異端者》を丸々一体を使い作り上げたゴーレム。 また、駿河安東が扮する、巫女も時間はかかるが内部構造の変化は可能。
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