魔術
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魔術(まじゅつ)は、仮定上の神秘的な作用を介して不思議のわざを為す営みを概括する用語である[1][* 1]。魔法(まほう)とも[3]。
註釈
- ^ 過去、多くの学者が魔術の根本的な意味について考察してきたが、実際の所魔術に単純な定義を与えるのは困難である[2]。
- ^ 初出は14世紀[6]。ギリシア語の magikos[† 1] を語源とする古フランス語から来ている[7]。
- ^ 人類学者の吉田禎吾の説明によれば、魔術の語を用いないのは手品と区別するためである[11]。
- ^ これら東洋医学の知識体系は、カイロプラクティックなど西欧化されたものもある。
- ^ 現代の西洋医学の医師が患者にプラセボを処方した時は、それは医師の"技術"のひとつと呼ばれ、医師の"呪術"と呼んでは不適切なように、発展途上国のヒーラーが医薬品が無い中で善意からプラセボを住民に処方しているのを"呪術"と決め付けることもまたあまり適切ではない。
- ^ たとえば、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲の現行版は綴りがモダナイズされているが、17世紀に出版された初期近代英語のファースト・フォリオには magick という綴りがみられる。
原語
出典
- ^ 『ブリタニカ百科事典第11版』 (Chisholm, Hugh, ed. (1911). . Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 17 (11th ed.). Cambridge University Press.)
- ^ Davies 2012, pp. 1–2.
- ^ “魔術(まじゅつ)の意味”. goo国語辞書. 2019年12月2日閲覧。
- ^ a b 世界大百科事典 第2版『呪術』 - コトバンク
- ^ デジタル大辞泉『魔術』 - コトバンク
- ^ a b 大修館書店 『ジーニアス英和大辞典』 magic の項。
- ^ 研究社 『リーダーズ英和辞典 第2版』 magic の項。
- ^ 江川・久保田編 2015, pp. 10–12, 「呪術」概念再考に向けて - 文化史・宗教史叙述のための一試論.
- ^ 江川・久保田編 2015, pp. 10–12, 江川純一・久保田浩「「呪術」概念再考に向けて - 文化史・宗教史叙述のための一試論」.
- ^ 鶴岡ら訳 2002, pp. v–vi, 「訳語について」.
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『呪術』 - コトバンク
- ^ 百科事典マイペディア『呪術』 - コトバンク
- ^ 江川・久保田編 2017, p. 261, 野口孝之「近代ドイツ・オカルティズムの「学問」における「魔術」」.
- ^ 吉田禎吾「呪術」『文化人類学辞典』弘文堂、1987年(昭和62年)
- ^ 『野生の思考』(1962年)
- ^ 『改訂 文化人類学事典』 ぎょうせい、1987年(昭和62年)、258頁。
- ^ 長島信弘 (2008). “近藤英俊/小田亮/阿部年晴篇, 『呪術化するモダニティ-現代アフリカの宗教的実践から-』, 風響社、2007年(平成19年)、その1,”. 貿易風 : 中部大学国際関係学部論集 (中部大学): 290 - 303 .
- ^ “Heka ***”. www.landofpyramids.org. 2023年10月21日閲覧。
- ^ 『ヒマラヤに学校をつくる』株式会社旬報社、2019年4月3日、37頁。
- ^ 山里純一『沖縄の魔除けとまじない』第一書房、1997年(平成9年)
- ^ a b 鶴岡ら訳 2002, p. 188, ハンス・ディーター・ベッツ「古代ギリシア-ローマの魔術」.
- ^ Flowers, Stephen Edred. Hermetic Magic, Samuel Weiser, 1995.
- ^ 鶴岡ら訳 2002, p. 189, ハンス・ディーター・ベッツ「古代ギリシア-ローマの魔術」.
- ^ a b c d e f g バートレット, 横山監訳 2008, pp. 68–69.
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- ^ Sophie Page (2004). Magic in Medieval Manuscripts. University of Tronto Press. p. 18.
- ^ 野口洋二 『中世ヨーロッパの異教・迷信・魔術』 早稲田大学出版部、2016年(平成28年)、150 - 151頁。
- ^ Benedek Láng (2008). Unlocked Books: Manuscripts of Learned Magic in the Medieval Libraries of Central Europe. The Pensylvania State University Press. pp. 25 - 26.
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- ^ a b プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, pp. 47–49.
- ^ 澤井 2000, p. 162.
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- ^ a b プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, p. 40.
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- ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, p. 32.
- ^ a b c 澤井 2000, pp. 133–134.
- ^ 澤井 2000, pp. 141–143.
- ^ Crowley, Aleister. Book 4, Part 3, Definition and Theorems of Magick .
- ^ アレイスター・クロウリー 『神秘主義と魔術』 島弘之訳、国書刊行会、1986年(昭和61年)、フランシス・キング 「日本語版著作集への序」。
- ^ フランシス・キング 『アレイスター・クロウリーの魔術世界』 山岸映自訳、国書刊行会、1987年(昭和62年)。
- ^ 安田均、グループSNE『スペルコレクション』(初版)富士見書房〈富士見文庫〉、1963年1月。ISBN 4-8291-4220-0。
- ^ a b 魔法にシステムは必要か ― 西洋ファンタジー界に起こりつつある異変 - ウェイバックマシン(2012年6月26日アーカイブ分)
- ^ 和漢音釋書言字考節用集, 第11巻
魔力(マゴイ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:07 UTC 版)
ルフが生み出すエネルギーで、生命に至るまであらゆる自然現象を引き起こす。ヤンバラの民や東方の人々はこれを「気」と呼ぶ。
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魔力(まりょく)
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「天使の飼い方・しつけ方」の記事における「魔力(まりょく)」の解説
悪魔の魔力の源で、悪魔がその力を発揮するために必要なもの。魔力を発動させる際は頭の上に黒い輪が浮かび、その中に人間の目のような文様が浮かび上がり、そこから魔力の波が発生する。天使と同様記憶や認識の書き換えにも魔力を使う。理力と衝突すると互いに干渉し相殺して、発動前に消滅する。
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魔力(マーナ)
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「聖剣使いの禁呪詠唱」の記事における「魔力(マーナ)」の解説
闇術を使用する時に使う力。世界に溢れている力を奪って変換した力。
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魔力(マナ)
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この世界の生物は全てエーテルを体内に取り込んで魔力(マナ)に精製でき、更に体内にある程度ためることができる。
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魔力(モリ)
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ライタイトのエネルギーを使って、ニキは長年の修行とその才能により、ライタイトなしでも魔力がだせるようになった。
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魔力(Magic Aptitude)
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「ドラゴンクエスト (テーブルトークRPG)」の記事における「魔力(Magic Aptitude)」の解説
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「魔力」の例文・使い方・用例・文例
- 恋の魔力
- 魔力(Magic):魔法を使うために必要な能力値。 魔法を使うと減少するが、時間で回復する。
- うるさいなっ!少しの頭痛くらい我慢しろ。余は魔力がすっからかんだ、それもこれも姫のせいだぞ。
- 彼はすべての悪から魔力で守られた。
- 彼のことばの魔力が聴衆を魅了した。
- レプレコンの魔力.
- オペラの魔力.
- あの女の目には魔力がある
- 魔力ある女だ
- あの女がニッコリ笑うと魔力がある
- あの女は魔力をもって男の魂を奪う
- 人を魔力をもって縛る
- 彼は女の魔力に縛られている
- 残念ながらこの魔力が問題を引き起こすと思う
- 超自然の力または魔力を通じて守護する
- 魔術を行うことによるように、魔力で制御される
- 首のまわりにつるされ、悪魔または病に対して魔力的なお守りの効果があるとされる宝石の1つまたは細かい装身具
- 魔力を具現化していると迷信で信じられている護符
- 人がオオカミの性質を帯びる魔力
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