光技(こうぎ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 17:59 UTC 版)
「聖剣使いの禁呪詠唱」の記事における「光技(こうぎ)」の解説
身体能力を上げる技の総称。両手、両足、眉間、丹田、心臓にある七つの門を開き、通力(プラーナ)を汲みだして使う。七つ全て自在に開いて基礎ができたと評価されて一人前となる。光技の使用者を《白鉄》(しろがね)と呼ぶ。諸葉曰く、通力の強さと性質は根っこの部分で精神状態が密接に関係しているとしているが、白騎士機関ではそれは俗説で実際は関係ないと評価している。 金剛通(こんごうつう) 光技の基礎技の一つ。通力で体を硬化させることにより防御力が上がる。ただし、防御力はあまり強くない。通力の量により例外もある。 耐魔通(たいまつう) 金剛通の応用技。魔力攻撃、呪力攻撃に対して行う防御方法。ただし、完全に防ぎきるわけではない。 2巻で諸葉が亀吉の闇術を完全に防いでいたことから、通力が圧倒的に上回っていれば傷一つつかないことがわかる。金烏(きんう) 金剛通の上級技。通力を体の一点に集中して極限の防御力を得る。あまりに難しく使いこなす者はほとんどいないが、エドワードやヂーシンなどランクSの白鉄は自在に使える。 玉兎(ぎょくと) 金烏と対になる技。時間を凝縮することにより一瞬の刹那の間だけ無敵になる。あまりに難しく使いこなす者はほとんどいないが、エドワードは自在に使える。諸葉は前世現世を通して使うことができるが危なくて使う気が起きない技。名称不明1 体の広い範囲に通力を集中して高い防御力を得る。金剛通と金烏の中間くらいに当たる応用技でそう難しくなく、一般に普及している技なので実戦部隊の予備隊員にでも使える。 名称不明2 諸葉が編みだした応用技。金剛通と玉兎の中間くらいに当たる技で、無敵化とはならないものの十秒ほどは高い防御力を得ることができる。しかし、防御に集中している間は体が硬すぎて身動きが取れなくなる欠点がある。工夫なしには使えないが、サツキやソフィアのようなパワーとタフネスに勝り回避能力に難のある戦車タイプの白鉄には有効であると考え、二人に教えている。 剛力通(ごうりきつう) 光技の基礎技の一つ。手や足に通力をまとうことで通常では考えられない膂力を得る。 崩拳(ほうけん) 剛力通と金剛通の併せ技。強度を高めた拳を叩きつけるため、剛力通とは比にならない威力を秘めている。 天眼通(てんげんつう) 両目に通力をまとうことで視力と動体視力を上げる。通力に自信がある人なら一キロ先まで見えてランクSなら五キロ先を楽に見える。 天耳通(てんにつう) 聴覚を強化する。 内活通(ないかつつう) 肉体の治癒力を高める。通力が豊富な人は骨が折れても数日で完治する。気絶しても内活通で傷を治す者もいる。 神速通(じんそくつう) 光技の基礎技の一つ。両足に通力をまとうことで通常では考えられない速力や跳躍力を得る。神速通は違う光技と併用されることが多い。ただし、巨門+文曲などのように神速通を極めると神速通同士の併用により異次元な動きができ、相手をスピードで翻弄することがてきる。 七種ある神速通の応用又は上位技 貪狼(どんろう) 七つある《神足通》の派生技の一つで、北斗の第一星の名を冠する歩法。全力全速の爆発的なスピードが必要。瞬間的に分身したかと見紛うほどの速度で多方向から撃つ連続攻撃法。一人で使うと隙ができてしまうが二人で交互に使用することで隙となる緩の部分をなくし、相手を圧倒して追い詰めることができる。巨門より難しいとされるが、学生のうちに身につけたのは諸葉と春鹿だけ。 巨門(こもん) 七つある《神足通》の派生技の一つで、北斗の第二星の名を冠する歩法。緩急をつけることで残像を生み出す歩法。貪狼と違い巨門は使った後も隙ができない。 派生技のなかでもっとも簡単であるが、ダブルやトリプルは格段に難しくなる。ダブルの応用で二つ同時に作るのはもっと難しい。これを出来るようになると貪狼と相手に勘違いさせることで相手の隙をつくことができる。 禄存(ろくぞん) 七つある《神足通》の派生技の一つで、北斗の第三星の名を冠する歩法。相手の攻撃を全力で回避し、視線から外れ、意表を衝き、完全に気配をくらませて、間合いを切ることができる。 文曲(もんぎょく) 七つある《神足通》の派生技の一つで、北斗の第四星の名を冠する歩法。水の上を駆け、壁や天井を走ることができる。如何なるものも足場に変える神仙歩法。しかし、トップスピードは激減する。 廉貞(れんてい) 七つある《神足通》の派生技の一つで、北斗の第五星の名を冠する歩法。音と気配を絶つ歩法(使い手により音と気配の消せる差がある)。前世が暗殺者である者は特に上手い。異端者戦においてあまり有効でないため、わざわざ鍛えている者は少数派である。 武曲(ぶきょく) 七つある《神足通》の派生技の一つで、北斗の第六星の名を冠する歩法。《剛力通》によるパワーで強引に加速する直進歩法。途中で止まることや横に移動することが困難になる。 破軍(はぐん) 七つある《神足通》の最上級派生技で、北斗の第七星の名を冠する歩法。他の派生技すべてを同時に行うことにより、瞬間移動をしたかのような速さで動くことができる。避けられた場合、大きく体勢を崩して隙ができるので諸葉は好まない。 五星技(光技の応用又は上位技) 太白(たいはく) 武器に通力を流し込むことで破壊力が増し、相手の体内に毒のような効果をもたらす。この光技は通力をありったけ流せば良いので通力に自信がある人はすぐにマスターする。ただし、普通の武器ではすぐに自己崩壊してしまうので聖剣や名剣などでなくては通力を大量に流すことができない。 辰星(しんせい) 通力を武器に通わせて自在に操る(念動力)。使いこなすにはセンスと習練が要る。使い手によっては水で竜を作ることや鎖を蝶結びなども可能なほど。 鎮星(ちんせい) 肉体を傷つけず精神のみを攻撃し意識を刈り取る。ただし、よほど通力量に差がなければ効果を及ぼすことのできない技である。 太歳(たいさい) 通力をためて放出し暴風を起こす。この光技は使い手が少ないのは通力が多くないと使えないため。 熒惑(けいこく) 通力を己の根源たる象へと近付け、変化させる。そのため、多種多様な能力がある。この光技だけは、魂の質に左右されるため誰もが使えるわけではない。故に超高等光技である。 長時間使い続けることはできない(熾場が例外的に長時間使用できる)。 一部熒惑には副次効果ような力があるものがあり、熒惑を使ってなくても力が発揮されている。諸葉の相手の通力や魔力を見ることで相手の実力や格闘スタイルが判る能力、サツキの異常なまでの打たれ強い能力と異端者を感じとる能力、熾場の相手の通力や魔力の熱で実力を感じたりする能力は熒惑がもたらしている可能性がある。 裏光技 通力でなく呪力を使い普通の光技と異なる効果や特質を変化させた光技の事。 普通は一つの裏光技を習得するのに膨大な修行が必要であり二つ以上習得するのは難しい(裏光技には向き不向きがあり一つの技を窮めることに努力するため)。 ただし、石動迅は内活通以外の光技を一通り裏でも使用でき、ヂーシン曰く呪力をまるで通力のように扱い、光技の効果や特質を変化させる迅のセンスは稀有である(これは異常で才能のある迅だけ)。
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