クローキング
【英】cloaking, stealth, phantom
クローキングとは、SEOの手法の一種で、あるURLに検索エンジンのロボット(クローラー)が巡回してきた際、人間の閲覧者がアクセスした場合とは異なるWebページに切り替える技法のことである。
検索エンジンは、Webサイトを評価するアルゴリズムとして独特の評価基準をもっている。Googleをはじめとする主要な検索エンジンは、例えばテキスト中心でキーワードの比率が高いページや、HTMLの構造がシンプルなWebページを評価し、逆にフレームセットの使用やFlashを多用したWebページなどを好まないことが知られている。そのため、人間がアクセスしてきた際にはFlashなどを多用した見栄えのするWebページとして見せる一方で、検索エンジンがアクセスしてきた際にはSEOを重視したシンプルなページを読ませるように切り替えるクローキングの手法がSEO手法として登場した。
検索エンジンからのアクセスは、WebページのUserAgentを解析することによって特定可能である。ただ、Googleなどの検索エンジンはクローキング行為を検索エンジンスパムとみなすことが知られており、発覚した場合にインデックスがらの削除などのペナルティを受ける可能性がある。そのためSEO手法として実施されるケースは少ない。
参照リンク
Google ウェブマスター向けヘルプ センター
【ステルス】(すてるす)
Stealth.
レーダーやそのほかのセンサーなどから探知されにくくなるよう作られた航空機。またはその技術。
ステルス技術を取り入れて作られた航空機は、レーダー反射面積(RCS)が小さいためレーダーに探知される距離が短くなり、あるいは小さくしか映らなくなるため識別が難しく、またエンジンの排熱などを抑える事によって、赤外線誘導のミサイル攻撃を受けづらくなっている。
これによって「敵の防空網をすり抜けられる」「要撃を受けずに長距離侵攻爆撃ができる」「敵戦闘機に先制攻撃できる」などの利点がある。
しかし、当然ながら肉眼でははっきり見えるため、作戦行動は夜間に行うことが多い。
また、作戦以外の通常時は電波を自ら発信する、反射板を取り付けるなどしてレーダーに映るようにしている。
この技術を最大限に活用して極秘裏に開発されていた、米空軍のF-117が公開されたことで、ステルスは一躍注目を集めた。
しかし、いくらレーダーに映りにくくなっているとはいえ、レーダーサイトの目の前を横切るような真似をすれば当然探知される。
ゆえに、敵地に侵入する時もできるだけ敵のレーダーから離れた位置を飛行する。
なお、俗にステルス機と呼ばれるのはF-117、B-2、F-22、F-35であるが、最近開発されたラファール(仏)、ユーロファイター(EU)、F-2(日)なども前者ほどではないものの、電波吸収塗料を塗るなどのステルス技術を取り入れてレーダー反射面積を小さくするなどの工夫が施されており、あえてステルスと言うまでもなく今後は標準的な技術となるであろう。
また、艦船においてもスウェーデン海軍のヴィスビュー級コルベット、海上自衛隊の「あたご」級イージス護衛艦、「ひゅうが」級ヘリコプター護衛艦、現在開発中の米海軍のズムヴォルト級ミサイル駆逐艦やCG(X)ミサイル駆逐艦(計画中止)、インディペンデンス級沿海域戦闘艦など、ステルス性を備えた船体を持つ艦船が増えつつある。
ステルス
「ステルス」の例文・使い方・用例
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