スーパー‐ファミコン【SUPER Famicom】
スーパーファミコン
【英】Super Famicom
スーパーファミコンとは、任天堂が1990年に発売した家庭用ゲーム機の名称である。ファミリーコンピュータの後継に当たる機種である。
スーパーファミコンは、CPUには、16ビットのRicoh 5A22を搭載し、ソフトウェアの供給媒体には、ロムカセットを採用している。また、前機種のファミリーコンピュータと比べて、描画や音源などの性能を大幅にアップしたスペックとなっている。
スーパーファミコンは、日本国内では1500万台以上、全世界ではおよそ5000万台を出荷したとされる。主なゲームタイトルには、「スーパーマリオカート」、「スーパーマリオワールド」、「ストリートファイターII」などが挙げられる。これらの、スーパーファミコン向けゲームソフトは、Wiiのバーチャルコンソールにおいてプレイすることができる。
スーパーファミコンには、本体に加えてゲームコントローラーが付属されている。ACアダプタやテレビに接続するケーブルなどは、ファミリーコンピュータ用のものが使用できる。
1998年には、スーパーファミコンのマイナーバージョンであるスーパーファミコンJr.が発売されている。そして後継機種であるNINTENDO64、ニンテンドーゲームキューブ、Wiiへと続いていく。
参照リンク
スーパーファミコン
スーパーファミコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/03 14:03 UTC 版)
スーパーファミコン(SUPER Famicom)は、任天堂より日本・中華民国(台湾)・香港などで発売された家庭用ゲーム機。略記・略称はSFC、スーファミなど[注 1]。日本発売は1990年(平成2年)11月21日、生産終了は2003年(平成15年)9月30日。
注釈
- ^ 雑誌やマリオカートシリーズにおける『スーパーマリオカート』のリメイク作品のハード通称などで見られる
- ^ これらはファミリーコンピュータと共用できるという理由で同梱されなかった。
- ^ 基板バージョンによっては搭載LSIが異なる。
- ^ 本体側との接続に使われるコネクターの形状が独自規格であるため市販の映像ケーブルは使用不可。この規格はニンテンドーゲームキューブまで使われることになる。
- ^ 「スーパーマリオワールド」のような折り畳み式の説明書もあった。
- ^ 後に発売されるソニーのゲーム機のプレイステーションとは名前は同じだが、商標とロゴを流用しただけの別物
- ^ 現代電子は1989年から1999年にかけて本機のみならず、NES(日本国外版ファミリーコンピュータの名称)、ゲームボーイ、NINTENDO64のライセンス販売も行っていた。
- ^ 香港・台湾にて任天堂の現地子会社が発売したスーパーファミコン用ソフトの品番もSNSN表記。
- ^ 写真はスーパーマリオワールド。著作権保護のためにモザイク加工をしている。
- ^ 『F-ZERO シリーズ』の主人公である「キャプテン・ファルコン」は、元々スーパーファミコン自体のイメージキャラクターとして作られていた[41]。
出典
- ^ a b c d “任天堂株式会社 連結販売実績数量の推移” (PDF). 任天堂. 2021年5月1日閲覧。
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- ^ “20年の時を経て…スーパーファミコン新作『Nightmare Busters』が遂に出荷”. インサイド (2014年1月22日). 2014年1月24日閲覧。
- ^ “まさかのSFC用"新作"対戦格闘ゲーム「Unholy Night」プレビュー”. IGN Japan (2017年4月16日). 2017年6月27日閲覧。
- ^ スーパーファミコン、現在でも所有率4割強 オンラインゲームのオリコンランキング 2008年2月7日 - ウェイバックマシン(2008年2月8日アーカイブ分)
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