ブイ‐エッチ‐エス【VHS】
VHS
VHS
読み方:ブイエイチエス
VHSとは、家庭用ビデオテープレコーダー(VTR)の映像記録方式のひとつで、1976年に日本ビクターによって開発された、現在の製品の大半が準拠している方式のことである。
VHSの発表当初、同じく家庭用ビデオテープレコーダーの標準規格を目指したソニーのベータマックス方式と激しく激突し、ビクターはVHSの仕様を他社へ公開する方針へ踏み切り、これが功を奏して、現在のデファクトスタンダード(事実上の標準)の位置を確立した。
標準のVHSの上位規格として、輝度信号と色信号をそれぞれ分離して水平解像度が倍加されたS-VHS、およびこれらのアナログ記録方式に対してデジタル記録方式が採用されたD-VHSがある。いま述べた順に規格は新しいものであり、記録・再生できる画像の精度は向上してゆくが、その本来の精度で記録・再生するにはそれぞれ対応する磁気ヘッドとテープが必要となる。
画面の水平解像度はVHSが240本、S-VHS方式では400本となる。D-VHSでは、記録する内容によって異なる。なお機能の拡張が各メーカーによって度々行われており、中には標準規格を超える記録時間や解像度を実現した再生機器も登場している。
技術・規格: | デジタル家電 デジタルビデオカメラ 地デジチューナー VHS VOD WirelessHD WiDi |
VHS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 22:21 UTC 版)
VHS(ブイ・エイチ・エス、Video Home System:ビデオ・ホーム・システム)は、日本ビクター(現:JVCケンウッド)が1976年(昭和51年)に開発した家庭用ビデオ規格で、同社の登録商標(日本第1399409号ほか)[注釈 1]である。
注釈
- ^ 他社も、同じ商標を登録されている。
- ^ ただし、一部の高価格帯の機種に関しては標準モード・3倍モードにかかわらず、実際の再生可聴周波数帯域が最高で22,000Hz(DATレコーダーの48kHz/16bitによる標準モードと同等)まで達していたものも存在していた。
- ^ その後VHSでも、1980年代末期に入ると、中級以上の機種ではリニアタイムカウンターの搭載や操作性の改善のため、Uローディングに準じた方式が採用され、停止状態から再生開始時の出画時間の高速化を各社が競うようになった。
- ^ このため、ベータでも低価格機種ではMローディングが使われた事例がある。
- ^ D-VHSではハイビジョン記録に対応したが、こちらも2008年までに全メーカーが生産を終了している。
- ^ 正確には30/1.001Hz
出典
- ^ 権威ある「IEEEマイルストーン」に認定 日本ビクター 2006年(平成18年)10月11日
- ^ 日経新聞 1978, p. 159.
- ^ 2000年4月4日放送 『窓際族が世界規格を作った VHS・執念の逆転劇』。さらに、2021年6月1日 プロジェクトX 4Kリストア版として放送された。
- ^ さよならベータ!日本の黒物家電を変えたVHSとの「ビデオ戦争」の顛末
- ^ “日経Bizアカデミー 第23回 VHS対ベータ 規格統一思惑外れる 録音時間の短さもハンディ”. 2018年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月12日閲覧。
- ^ 「どん底事業部、世界一を生み出す」日本経済新聞2014年11月13日夕刊14面
- ^ 日経新聞 1978, p. 85.
- ^ a b c “国内勢のVHSデッキ生産終了 最後の船井電機、時代に幕”. 産経新聞. (2016年7月26日)
- ^ a b “VHSのビデオデッキ、ついに生産終了…「続けて」とファンの声殺到、大切に撮りためた思い出ビデオはどうする?”. 産経新聞. (2016年8月17日)
- ^ “今後5年をかけて新“VHSデッキ”を開発…どんな需要を想定しているのか開発企業に聞いた”. FNNプライムオンライン. (2021年8月11日) 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b c d e Sony History 第2部 第2章 規格戦争に巻き込まれた秘蔵っ子、ソニー
- ^ [1] オタリ株式会社 製品情報
- ^ 日経新聞 1978, p. 64.
- ^ 日経新聞 1978, pp. 180–184.
- ^ 2007年度業績見直しについて (PDF) 日本ビクター 2007年5月30日
- ^ S-VHSビデオデッキ販売終了のご案内 日本ビクター 2008年1月15日
- ^ 日本ビクター、ビデオデッキの生産終了 NIKKEI NET・日経産業新聞 2008年10月27日
ビクター、単体VHSビデオデッキの生産を終了 -DVD/VHS複合機などを継続展開 AV Watch 2008年10月27日 - ^ “VHS録再機の国内向け生産終了 パナソニック”. 日本経済新聞. (2012年2月10日) 2014年1月14日閲覧。
- ^ “テレビは16型、ビデオは家庭用 友寄塁審「確認できないので判定通り」”. スポーツニッポン. (2012年5月20日) 2012年5月20日閲覧。
- ^ RVP-100の公式発表リリースPDF
- ^ VHSビデオ機生産に幕 国内勢最後の船井電機、7月末で 日本経済新聞 2016年7月14日
- ^ 『ビデオテープレコーダー [A-900PCM]』(プレスリリース)公益財団法人日本デザイン振興会 。2019年9月29日閲覧。
V/H/S シンドローム
(VHS から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 23:55 UTC 版)
『V/H/S シンドローム』(ブイ・エイチ・エス シンドローム、原題:V/H/S)は、2012年制作のアメリカ合衆国のホラー映画。
- ^ “失神者続出の問題作『V/H/S シンドローム』公開決定、新世代ホラー監督6人集結”. エキサイトニュース. (2013年5月20日) 2022年7月31日閲覧。
- ^ a b V/H/S - Box Office Mojo
- ^ Smith, Nigel M. (2012年1月22日). “Bloody Disgusting Founder and 'V/H/S' Producer Brad Miska On Why the Found-Footage Movie Is Here To Stay”. IndieWire. Penske Business Media. 2015年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月6日閲覧。
- ^ Breznican, Anthony (December 1, 2011). “Sundance 2012: Midnight Movies highlight the horrible and hilarious”. Entertainment Weekly (Time). オリジナルのDecember 29, 2015時点におけるアーカイブ。 2012年3月12日閲覧。.
- ^ Schulz, Chris (2012年8月3日). “'Chilling' horror film comes with a warning”. New Zealand Herald (NZME Publishing). オリジナルの2012年8月7日時点におけるアーカイブ。 2012年8月7日閲覧。
- 1 V/H/S シンドロームとは
- 2 V/H/S シンドロームの概要
- 3 続編
VHS(廉価版)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:48 UTC 版)
「超時空要塞マクロス」の記事における「VHS(廉価版)」の解説
1996年8月25日から1996年11月25日まで月1回、25日に発売(11月のみ2本)。全9巻。型番はBES-1452∼BES-1460。
※この「VHS(廉価版)」の解説は、「超時空要塞マクロス」の解説の一部です。
「VHS(廉価版)」を含む「超時空要塞マクロス」の記事については、「超時空要塞マクロス」の概要を参照ください。
VHS(セル・レンタル共通)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:42 UTC 版)
「バトルフィーバーJ」の記事における「VHS(セル・レンタル共通)」の解説
※この「VHS(セル・レンタル共通)」の解説は、「バトルフィーバーJ」の解説の一部です。
「VHS(セル・レンタル共通)」を含む「バトルフィーバーJ」の記事については、「バトルフィーバーJ」の概要を参照ください。
VHS(演:空ゆきこ、原島正喜)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 14:06 UTC 版)
「映画かよ。-Like in Movies-」の記事における「VHS(演:空ゆきこ、原島正喜)」の解説
正式名称は「ヴォイス・オブ・ヘル・シャドウ」。ハードコアで歪んだ思想を持つ、自称シネフィルのグループ。自分たちの映画の定義に異論を許さない、映画ヲタ・半グレ集団。スパイを送り込むなどして、警察とは攻防戦を繰り広げている。(出演:第17話)
※この「VHS(演:空ゆきこ、原島正喜)」の解説は、「映画かよ。-Like in Movies-」の解説の一部です。
「VHS(演:空ゆきこ、原島正喜)」を含む「映画かよ。-Like in Movies-」の記事については、「映画かよ。-Like in Movies-」の概要を参照ください。
「VHS」の例文・使い方・用例・文例
- S-VHSという,ビデオテープレコーダーの方式
- S-VHSという方式のビデオテープレコーダー
- S-VHSという,ビデオテープの方式
- S-VHSという方式のビデオテープ
- VHSという,ビデオテープレコーダーの方式
- VHSという方式のビデオテープレコーダー
- VHSという,ビデオテープの方式
- VHSという方式のビデオテープ
- VHSのページへのリンク