Digital_BETACAMとは? わかりやすく解説

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Digital BETACAM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/02 02:56 UTC 版)

Digital BETACAMデジタルベータカム)とはSDTV対応の放送および映像制作用デジタルVTR規格の一つである。「デジベ」ないしは「デジベタ」と略される。

1993年ソニーが放送用ビデオ機器としてデファクトスタンダードになったBetacam、Betacam SPの後継を狙って開発、商品化された[1]。10bit量子化のデジタルコンポーネント(YCbCr 4:2:2)記録方式を採用している。音声は20bit4チャンネル[2]ビデオテープ上へは入力のデジタルコンポーネント映像信号のビットレートを約1/2に低減しDCT圧縮(不可逆圧縮)したのち記録されているが、視覚上の劣化は低く抑えられている。この圧縮方式は既存のビデオ編集機でフレーム単位の編集が行えるようイントラフレーム圧縮方式(フレーム内圧縮方式)で行われており、後継のBetacam SXなどのようなMPEG-2は採用されていない。

1/2とはいえ情報量が圧縮されたことで結果的にテープの最大記録時間がアナログのBetacamより長くなり、スモールカセットでも40分、ラージカセットでは124分もの収録が可能になった[2]

使用するビデオカセットの大きさはBetacamと同一であるが、Digital BETACAM対応カセットであることを識別するための検出孔が追加された。カセットのボディは青灰色、リッドは黒色である。BetacamとBetacam SPフォーマットの再生に対応した機種もある。

ソニーは「D-1D-2」のようにDigital BETACAMをD-4と銘打ちをしたかったのだが、LTC(タイムコード)の記録方式がアナログであったためD-4という規格名にする事は許されなかった。D-4が欠番なのはこの為である。

実際の運用ではコンポーネント記録のためドラマの収録やクロマキー映像合成の素材送出、比較的予算の少ないCMの収録も多く、アニメのマスターテープとしては半ば標準フォーマットとして広く使われ、DVDのマスターテープとしても標準的といえる。送出では、メディアコストの高いD-2では地方局での制作実情にそぐわないため非常に運用が多い。スカパー!でも加入者が多く予算のあるチャンネルで採用が多い。テレビ埼玉では1990年代後半に局のマスター送り出しとして採用、あらゆる送り出しをDigitalBETACAMにダビングしてから送り出す方式となった。

また欧州のテレビ方式がコンポーネント方式のため積極的な採用がされていったという。

脚注

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