ほじょ‐きおくそうち〔‐キオクサウチ〕【補助記憶装置】
外部記憶装置
別名:補助記憶装置,ストレージ
【英】external storage
外部記憶装置とは、コンピュータ本体の外部に接続して、プログラムやデータなどを記録する装置のことである。
現在採用されているコンピュータ内部の主記憶装置(メインメモリ)は、電源を切ってしまうと記憶されている情報を消失してしまう。そのため、プログラムやデータは電源を切っても記録が維持される外部記憶装置に保存しておき、必要に応じて主記憶装置に読み込んで処理を行う。
外部記憶装置にはさまざまな種類があるが、一般によく使われているものとしては、ハードディスク、CD-R、CD-RW、書き込み型DVD、SSD、USBフラッシュメモリーなどがある。1990年代半ばまでは、代表的な外部記憶装置としてフロッピーディスクがあった。
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補助記憶装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/04 14:22 UTC 版)
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補助記憶装置(ほじょきおくそうち、英: auxiliary storage (device/unit)[1], backing storage, auxiliary memory unit[2])は、記憶装置の分類で、 主記憶装置以外の記憶装置のうち、通常はコンピュータに常時接続される大容量記憶装置を意味する[3]。二次記憶装置[4](にじきおくそうち、英: secondary storage (device/unit))などとも呼ばれる。
通常は、コンピュータで扱うデータを永続化するために使用される不揮発性メモリである。2020年代では、主にSSDやHDDなどを指している。歴史的には、紙テープ装置、パンチカード、磁気テープ装置、データレコーダ、磁気ドラムメモリなどを指し、変遷してきている。#補助記憶装置の例
主記憶装置(メインメモリ)のほうは、動作が比較的高速であるが、揮発性メモリであり、電源を落とすと記憶が消えてしまう性質がある。その主記憶装置と比較すると、補助記憶装置のほうは相対的に低速(高レイテンシかつ低スループット)だが大容量である。
現代では、外部バスに接続され、CPUが入出力命令で操作できる。
補助記憶装置の例
以下のリストは、網羅するものではない。基本的には古いものから挙げる。
- 紙テープ装置(papaertape reader)
- パンチカード装置(Punched card system)
- 磁気テープ装置(Magnetic-tape drive, Magnetic-tape data storage)
- データレコーダ(CMT、Casette Magnetic Tape。あるいはCompact cassette tape data storageなど) - 1970年代~1980年代のマイクロコンピュータ用
- バブルユニット
- 磁気バブル
- 磁気コアメモリ
- 磁気ドラムメモリ
- 磁気ディスクドライブ
- ハードディスクドライブ(HDD)
- 光ディスクドライブ
- 光磁気ディスクドライブ
- フラッシュメモリ
- ソリッドステートドライブ(SSD)- 開発は1990年代から。本格的に普及したのは2010年代以降。
-
papaertape reader-punch
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IBM 729 tape drive
-
データレコーダ
-
IBMディスクパック
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ハードディスクドライブ(HDD)
-
ソリッドステートドライブ(SSD)
分類
記録媒体の種類や記録方式、アクセス方式、設置場所、記録媒体が取り外せるか否か、書き換えられるか否か、などの分類がある。なお、以下のいくつかの属性は、「補助」記憶装置に関係なく、記憶装置一般の分類である。以下の分類リストは、網羅するものではない。
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- 読み書きの制限
- 読み書き自在のもの
- 書き込み操作や粒度に制限が強いもの(NANDフラッシュなど)
- 「全部消去して再利用」しかできないもの(CD-RWなど)
- ライトワンス(Write Once Read Many)
- リードオンリー(Read only memory)
- シーケンシャルアクセスとランダムアクセス[注釈 1]
- コンピュータに内蔵される「内蔵型」と、コンピュータの外部に置かれる「外付型」があるが、内蔵型のドライブを取り付けて外付型として使うための筐体、といったような商品が市販されており容易に入手可能なことからもわかるように、普通は全く意味のある分類ではない。
- 取付け取外し可能(リムーバブルメディア)か否か
- コンピュータの動作中に取付け取外し(活線挿抜)可能か否か
脚注
注釈
- ^ 前者はテープ媒体のようなもの、後者はディスク媒体やフラッシュメモリのようなものを指す。後者にしても主記憶のような粒度でランダムアクセスできるわけではない。一方でDECtapeのように、利用者に対してランダムアクセスに近い使い勝手を用意しているテープシステムもある。ランダムアクセスをサポートするデバイスでも、隣接データにはシーケンシャルアクセスをしたほうがキャッシュの効果により高速になることも多い。
出典
- ^ 補助記憶装置の英訳|英辞郎 on the WEB
- ^ Computer memory - Auxiliary, Storage, Devices | Britannica
- ^ “補助記憶(補助記憶装置)”. 2025年10月4日閲覧。
- ^ Organick, Elliot (1973). Computer System Organization. ACM. pp. 321. ISBN 0-12-528250-8
関連項目
- [[リムーバブルメディア}}
- オンラインストレージ
- キャッシュメモリ
- スラッシング
- デジタルジレンマ
- ハードディスクドライブの歴史
- バックアップ
- リムーバブルメディア
- 仮想記憶
補助記憶装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 04:51 UTC 版)
基本的に全てのPCサーバが補助記憶装置であるHDDを内蔵している。記憶容量と速度性能はサーバ機の用途に大きく左右される。一般的な傾向としては、マルチタスク処理が主体となるアプリケーション・サーバやデータベース・サーバなど、ディスクへの断片的で高頻度な読み書き要求に対応して高速度のアクセス/転送能力があるSASインターフェースを備えた高価格・高性能なSASディスクが採用される傾向があり、エントリクラスの汎用サーバやファイルサーバ、Webサーバのような比較的読み書き頻度が少ないか、連続したファイルへのアクセスが主体となる用途には、一般的なPCでも広く採用されている廉価なSATAディスクが採用されている。HDDは電子機器の部品の中でも劣化や故障が起きる可能性が最も高いものの1つであり、コストとの兼ね合いであるが、RAID(RADI1か5以上)やホットスペアといった機能により複数のHDDを備えて並列運用することで冗長性・信頼性を高めることが多い。また、冗長運用の有無に関わらず、故障したHDDを電源を切らずに交換可能なホットスワップ機能が備わっているものが多い。
※この「補助記憶装置」の解説は、「PCサーバ」の解説の一部です。
「補助記憶装置」を含む「PCサーバ」の記事については、「PCサーバ」の概要を参照ください。
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