プリンター【printer】
プリンタ
【英】printer
プリンタとは、コンピュータを使って作成された文書、表、図形、画像などのデータを、紙などの媒体に印刷する機器の総称である。
プリンタには様々な分類方法と呼び名がある。一度の印刷で扱うデータの単位で見れば、文字単位で印刷するシリアルプリンタ、行単位で印刷するラインプリンタ、ページ単位で印刷するページプリンタなどがある。
印刷方式で分類すると、プリンタはインパクトプリンタとノンインパクトプリンタの2種類に大別することができる。インパクトプリンタはインクリボンを紙に打ち付けることで印刷を行うもので、それ以外の方法で印字するものはノンインパクトプリンタに分類される。ノンインパクトプリンタは、さらに熱転写プリンタ、インクジェットプリンタ、レーザープリンタなどの種類に分けることができる。
インクジェットプリンタは、インクに圧力をかけて細いノズルの先端からインクを紙に吹き付けて印刷する方式を用いる。インクジェットプリンタは、レーザープリンタなどに比べると精細さや印刷速度に劣るが、小型化が用意で安価なため、家庭用などで広く普及している。
レーザープリンタは、感光体にトナーを付着させ、熱と圧力によって紙に転写する方式を用いている。比較的高価で、小型化が難しいが、印刷速度が速い上に静かで、出力も高精細である。レーザプリンタは主にオフィスなど業務用途で利用されている。
熱転写プリンタは、さらに「溶融型」と「昇華型」に分けられる。「溶融型」の熱転写プリンタは、インクフィルム上の固形インクを熱で溶かし、紙に転写する方式であり、塗りつぶしや、明確な線の描画などに適している。インクジェットプリンタが各家庭に普及する以前は、個人向けのプリンタとしての主流であった。他方、「昇華型」の熱転写プリンタは、インクフィルムに染み込ませた染料を熱で昇華させ、紙に転写する方式である。こちらは発色の良さや微妙な色彩表現に優れており、写真などの出力に適している。
プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/19 16:48 UTC 版)
プリンター(英: printer)とは、印刷用の機械の総称である。印刷機(いんさつき)などの名称でも呼ばれる。
注釈
- ^ 参考英文版カタログ; 活字をベルト状に一列環状にしたもの (PDF) 米国製GE TermiNet300プリンター;日本でもGEのタイムシェアリングシステムで相当数稼働した。インパクト音も比較的静な方式もの。
出典
- ^ “MORKUM MODEL 11 TAPE PRINTER、タイプホイールによるテープ印刷型電信機 1921年製” (英語). www.baudot.net. 2010年1月5日閲覧。
- ^ “Model 15-KSR Type-Bar Page Printer、キーボード付きページ印刷電信機” (英語). www.baudot.net. 2010年1月5日閲覧。
- ^ “Model 14-TD (aka M14-XD) Transmitter-Distributor、穿孔テープ媒体の送受信機” (英語). www.baudot.net. 2010年1月5日閲覧。
- ^ “TELETYPE MODEL 19 SET、テープ印刷型電信機とキーボード付きページ印刷電信機のセット” (英語). www.baudot.net. 2010年1月5日閲覧。
- ^ “TELETYPE MODEL 28 PAGE PRINTER” (英語). www.baudot.net. 2010年1月5日閲覧。
- ^ “TELETYPE MODEL 32 PAGE PRINTER” (英語). www.baudot.net. 2010年1月5日閲覧。
- ^ アメリカ合衆国特許5208609号 (PDF)
- ^ 「特集 UNIXツール」『インターフェース増刊 archive No.4』、CQ出版社、1987年3月1日、 19頁。
- ^ 日本のコンピュータ - 【富士通】 FACOM 6715D 日本語ラインプリンタ装置 IPSJ コンピュータ博物館、情報処理学会
プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 04:08 UTC 版)
モニター下部のスリットから出力される。テキスト、グラフ、顔写真などをプリントできる。ビデオ再生機能も併用される場合がある。
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 14:59 UTC 版)
「3Dバイオプリンティング」の記事における「プリンター」の解説
通常のインクプリンターと同様に、バイオプリンタには3つの主要な構造物がある。これらは、「ハードウェア」、「生物学的な「インク」(バイオインク)の種類」、およびそれが「印刷される材料(生体材料)」である。「バイオインク」は、生きた細胞そのもの、もしくは生きた細胞を含み後に細胞を含むゲルとなる物質を材料とし、液体のように振るまい、望む形状を作り出すために「印刷」される。バイオインクを作るために、細胞を含む液、ゲルを含むものが、「カートリッジ」として、特別に設計されたプリンタに挿入される。バイオプリンティングの潜在的な用途としての第一の候補は、静脈および動脈に代わる血管組織、皮膚への移植片としての皮膚シートを作成することである。 バイオプリンティングで使用されているプリンタとしては、主要な3つの種類がある。インクジェット、レーザーアシスト、および押出プリンターである。また、それぞれの種類のプリンターに使用されるバイオインクには異なる特性が求められる。例えば、インクジェットプリンタには、低粘度かつ造形面に着液後に瞬時に固まるバイオインクが必要である。細胞に影響を与えずに瞬時に固まるインクの素材としては、アルギン酸ナトリウムが用いられてきたが、最近では西洋わさび由来ペルオキシダーゼの反応によって瞬時に固まるように処理したさまざまな高分子を素材とするインクが開発されている。押出プリンターのインクには比較的高粘度のものが使用可能であり、固まるまでに要する時間もインクジェットのインクほど速いものは必要ない。インクジェットプリンタは主に、高速および大規模な製品のバイオプリンティングに使用される。ドロップオンデマンドインクジェットプリンタと呼ばれるインクジェットプリンタの1つのタイプは、正確な量で材料を印刷し、コストおよび廃棄物を最小限に抑える。レーザを利用するプリンタは、高解像度の「印刷」が可能である。しかし、このプリンタは高価である。 押し出しプリンタは細胞を含むインクを、3Dプリンターのように、層ごとに押し出して「印刷」し、3次元の構造をつくり出す。細胞だけでなく、押し出しプリンターは細胞を注入したハイドロゲルを使用することもある。
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 22:24 UTC 版)
Quick Printer は放電破壊プリンターであり、ビデオメモリの内容を読み取って画面のイメージを1秒で印刷する:16。しかしこれは拡張インタフェースとは非互換で、Disk BASIC におけるリアルタイムクロックを使った一定間隔の割り込みとも非互換である。そのため、特殊なケーブル接続でカセットポートへの書き込みをプリンターのトリガーとする必要があった。
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 21:34 UTC 版)
主に、領収書の発行に利用する。「支払」表示時に、ボタンを押すと領収書が発行される。設定により、ボタンを押さなくても自動的に発行されるものも存在する。また、データ表示内容の印字も可能で、納金時に印字された内容を沿えて事務所に納金することが義務付けられているタクシー事業者も存在する。プリンターを内蔵したタクシーメーターも販売されている。印字方法は、ドットインパクト式かサーマル式が主流である。
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 01:08 UTC 版)
タイムカードに印字をするためのプリンター。現行品ではドットインパクトプリンターが用いられることがほとんどだが、かつては活字を用いるものが主流だった。前述の搬送部では、レール上をタイムカードが移動するため、縦方向の印字位置は合わせることができるが、横方向の印字位置については合わせることができない。このため、プリンターはレール上を左右に移動し、調整した後で印字をすることになる。
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:40 UTC 版)
LEDプリンター ドットインパクトプリンター 複合機 大判プリンター 詳細は沖データを参照。
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 02:02 UTC 版)
「パーソナルコンピュータ」の記事における「プリンター」の解説
文書や画像などを紙に印刷するための装置。カラーのインクジェットプリンターやレーザープリンターが主流である。最近[いつ?]ではパソコンなしでメモリーカードを直接挿入したり、デジタルカメラとUSBケーブルで直接接続したりすることで、メモリカードやカメラ内に保存されている画像や文書を印刷することもできる。イメージスキャナとの複合機になったものもある。
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:32 UTC 版)
ホーム向けインクジェットプリンター -日本国内では カラリオシリーズ で製品を展開。 ビジネスインクジェットプリンター レーザープリンター(ページプリンター)- 海外向けではAcuLaser(アキュレーザー)やWorkForce(ワークフォース)と呼ばれている。かつてはエスパーシリーズ、Interシリーズで展開されていた。現在は一部機種でOffirio(オフィリオ)ブランドのロゴが残っているものの、最近はOffirioロゴを付けていない機種が出ている。レーザープリンターは富士フイルムビジネスイノベーションや京セラドキュメントソリューションズからのOEM。ドライバは製造元が開発されたものをベースにエプソン独自で手を加えたものを使用している 大判プリンター - かつてはMAXART(マックスアート)シリーズで展開されていたが、現在はSureColor(シュアカラー)ブランドに変わった。 デジタル捺染プリンター インパクトプリンター レシートプリンター - サーマル方式の小型プリンターTMシリーズを展開。 ラベルプリンター プロフェッショナルフォトプリンティングシステム - CRYSTARIOシリーズ やSureLabシリーズなど写真店向けの製品。 プリンター消耗品 - インクカートリッジ、トナーカートリッジ、インクジェットプリンター用紙(写真用紙、光沢紙、マット紙など)、リボンカートリッジなどのOAサプライ
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 03:34 UTC 版)
LoppiやPOSレジと連動して伝票やチケット類を印刷・発行する機器。ゲーム書き換えでは購入・消去したゲームタイトル、購入店舗などを記した利用者引き渡し用と店舗用の伝票が発行された。
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プリンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 05:01 UTC 版)
プリンターにおいては、低解像度のインパクト式プリンターを主にドットマトリクス方式と呼ぶ。8本/9本/24本のピンが並んでいて、タイプライターのインクリボンのようなものにそれらピンを叩きつけることで紙にドットを転写する。デイジーホイールプリンターやラインプリンターといった活字プリンターと区別する意味で、ドットマトリクスプリンターと呼ばれた。 しかし、今ではコンピュータ用プリンターのほぼ全てがドット配列で印字を行っており、レーザープリンターやインクジェットプリンターなどテクノロジーの違いで呼称するようになっている。インパクト式プリンターは叩きつける圧力が高いため、今ではノーカーボン紙などによる複数枚を重ねた帳票の印刷などにのみ使われている。 電子式プリンターはイメージデータを2段階で生成する。まず、印刷すべき情報をラスターイメージプロセッサでドットマトリクスに変換する。このドットマトリクスをラスターイメージと呼び、印刷すべき情報のページ全体に対応している。ラスターイメージ処理は Adobe Postscript などのページ記述言語を使ってプリンター内で行う場合もあるし、コンピュータ内のプリンタードライバというソフトウェアが行う場合もある。 1980年代初期のインパクト式プリンターは簡単なラスターイメージ処理機能を備え、コンピュータから送られてくる文字コードデータを内蔵の低解像度なビットマップフォントに変換して印字していた。ドットマトリクス情報としては1行分の文字列に対応する程度しか保持できなかった。グラフィカルな画像の印刷には外部でラスターイメージ処理を行うこともできるが、処理そのものも時間がかかり、データ転送も1行分ずつしか行えなかった。 ドットの大きさはプリンターによって異なり、ドットの格子形状も一様でない場合がある。アンチエイリアスのために境目に小さいドットを使用するプリンターもある。また、ドットの大きさは一様だが、紙を送る機構(ペーパーフィード)が通常より小さくステッピングすることで一様でない解像度を実現する場合もある。 ドットマトリクス方式は紙以外への印刷にも便利である。インクジェット方式やインパクト方式のドットマトリクスで様々な製品に印字することが行われている。2次元コードの印刷にも使うことができる。
※この「プリンター」の解説は、「ドットマトリクス」の解説の一部です。
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プリンター
「プリンター」の例文・使い方・用例・文例
- このプリンターはたいていのパソコンに使えます
- プリンターの使用説明書
- ドットマトリックスプリンター
- その新しいプリンターの操作方法について彼はあまりよく知らない
- この古いレーザープリンターは,ほんのわずかなお金しか払っていないが,私にはとても役立っている
- Monicaは、コピー用紙やプリンターカートリッジからホチキスの針やクリップまで、何か必要になったら連絡すべき人です。
- いつもの仕入れ先は近ごろ、特定のプリンターカートリッジを切らしているので、その注文に応じるにはさらに時間がかかる可能性があります。
- 通常より多くのプリンターカートリッジを注文する。
- 私たちはプリンターに急速乾燥タイプのインクを使用している。
- ラインプリンターは1度に1行を印字し、レーザープリンターよりも速い。
- デスクとパソコンの下にプリンターがある。
- どんなプリンターからでも簡単に印刷できます。
- プリンターの用紙を補充する。
- このプリンターを概ね使えるようになった。
- 私のプリンターが新しくなりました。
- 私はそのプリンターを修理に出している。
- 彼は私のプリンターを分解するかもしれない。
- 私はきのうこのプリンターを買った。
- プリンターの空のインクを取り替えて下さい。
- 600―J型のプリンターが1997年の5月4日まで在庫切れとの御知らせありがとうございました。
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