通称とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 文法 > > 通称の意味・解説 

つう‐しょう【通称】


通称(つうしょう)


通称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 08:02 UTC 版)

通称(つうしょう)とは、正式な名称ではないが、特定の人や物、事象に対する呼び名として世間一般において通用しているのことである。別名(べつめい)とも、俗称(ぞくしょう)ともいう。


注釈

  1. ^ たとえば、蓮舫の本名は「村田蓮舫」→「齊藤蓮舫」、扇千景の本名は「林寛子」、不破哲三の本名は「上田建二郎」、丸川珠代の本名は「大塚珠代」といった事例が挙げられる
  2. ^ 例えば、森田健作千葉県知事)の本名は「鈴木栄治」であるが、立候補時には通常通用している「森田健作」で、選挙長の認定を受けた上で立候補した。しかしながら、千葉県条例など法令の署名などは本名である「鈴木栄治」を使用している
  3. ^ 山手貨物線赤羽線東北本線(支線)を走る埼京線や、鹿児島本線筑豊本線篠栗線をまたいで走る福北ゆたか線など。

出典

  1. ^ 『ヤクザ大全』著・山平重樹幻冬舎アウトロー文庫)より。ISBN 4-87728-826-0
  2. ^ 二宮周平「氏名の自己決定権としての通称使用の権利」立命館法学 一九九五年三号(二四一号)
  3. ^ ○被保険者証の氏名表記について〔健康保険法〕”. 厚生労働省. 2019年3月12日閲覧。


「通称」の続きの解説一覧

通称(仮名、字、号、百官名、東百官、受領名)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:25 UTC 版)

人名」の記事における「通称(仮名、字、号、百官名、東百官受領名)」の解説

詳細は「通称」、「仮名 (通称)」、「字」、および「号 (称号)」を参照 中国朝鮮日本ベトナムなど漢字文化圏では、人物の本名実名である「諱(いみな)」はその人物の霊的な人格強く結びつき、その名を口にするとその霊人格支配することができると考えられた。そのため「諱」で呼びかけることは親や主君などのみに許されそれ以外の者が目上に当たる者の「諱」を呼ぶことは極めて無礼とされた(実名敬避俗)。これを貴人に対して実践したものが「避諱(ひき)」である。特に皇帝とその祖先の「諱」については、時代によって厳しさ異なるが、あらゆる臣下がその「諱」あるいはそれに似た音の言葉書いた話したりすることを慎重に避けた中国などでは「避諱」によって、使用する漢字避けて別の漢字充てる偏諱が行われた。 日本においては「通称」や「仮名けみょう)」が発達した一方で律令期遣唐使菅原清公進言によるとする「諱」への漢風の使用進められ、これに貴人から臣下への恩恵付与血統同じくする同族の証として「通字」も進んだ後述の「諱」を参照男性の場合こうした「通称」には、太郎二郎三郎などの誕生順(輩行)や、武蔵守上総介兵衛将監などの「官職」の名がよく用いられた。後者は自らが官職に就いているときだけではなく父祖官職にちなん名付けることが行われた。北条時頼息子時輔は、父が相模守であることにちなんで「相模三郎」と称し、さらに「式部丞」の官職について「相模式部丞」となり、さらに式部丞辞して叙爵されて「相模式部大夫」と称したこのような慣行加えて時代が下ると正式な任命受けず官職僭称することが武士の間に一般化し江戸時代には、武士の官職名実際官職とは分離され単なる名前となった島津斉彬正式には「松平薩摩守」を名乗ったが、当時は「薩摩守」はあくまで「通称」と捉えられ、斉彬の「官職といえば左近衛権中将」を指した。この趨勢は、ついには一見すると官職の名に似ている明らかに異な百官名ひゃっかんな)や東百官あずまひゃっかん)に発展した女性の名前は、庶民が氏を名乗っていた中世前期までは、清原氏名乗る凡下身分女性ならば名前は「清原氏女」(きよはらのうじのにょ)などと記された。氏は中国同様に父系血統表現する記号であったから、婚姻後も氏が変更されることは本来はありえなかった。官職得て出仕するような地位得たとしても「式部」(紫式部)や「少納言」(清少納言)のように「通称」で呼ばれた。これらは「女房名」と呼ばれる。「清少納言」という呼び名は、父清原元輔少納言であったことにちなむ女房名少納言」に、ほかの「少納言」と区別するために清原氏出身であることを示す「清」を添えたのである。 宮、御屋形様、大殿大御所政所御台所や、上皇女院の院という呼び名も、直接名を口にするのを避けて居所呼んだことに由来する通称である(詳しく仮名 (通称)の頁を参照)。 女性の場合は諱が記録に残ることが少なく後世でも「通称」でしか知られず「諱」が不明のままとなっている例が多い。多く研究者解明取り組んできたにもかかわらず紫式部の「諱」がいまだに判明していないのは有名である。しかし、庶民が「名字」を名乗った中世後期には、庶民の女性も、童名のままながら、「ねね」「やや」「とら」など、より独立した存在として記録残されるようになった。その一方女性婚姻後は出自の家ではなく婚家の家組織従属するという習慣明瞭となってきた。江戸時代には、関白の母を大政所正妻北政所征夷大将軍正妻御台所区別して呼ぶことが定着し女性婚家夫・子供の視座から呼称されるようになった明確に避諱」を目的とするのではなく隠居時や人生の転機などに、名を号と呼ばれる音読み僧侶風・文化人風のものに改め風習もあった(例:島津義久の「龍伯」、穴山信君の「」、細川藤孝の「幽斎」など)。この風習芸能関係者にも広まり画家書家文人雅号広く行われた狩野永徳円山応挙等の画号松尾芭蕉与謝蕪村のような俳号上田秋成大田南畝のような筆名広く行われた中には曲亭馬琴十返舎一九のように諱と全く異なるものも現れた。これが、現在の芸能人芸名俳名源氏名などの習慣つながっている。

※この「通称(仮名、字、号、百官名、東百官、受領名)」の解説は、「人名」の解説の一部です。
「通称(仮名、字、号、百官名、東百官、受領名)」を含む「人名」の記事については、「人名」の概要を参照ください。


通称(つうしょう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 15:21 UTC 版)

戦国†恋姫〜乙女絢爛☆戦国絵巻〜」の記事における「通称(つうしょう)」の解説

恋姫†無双シリーズ真名のようなもの。ただし、こちらの世界では恋姫†無双シリーズとは逆に通称を呼ぶ方が通例で、本名を呼ぶ方が無礼にあたる。

※この「通称(つうしょう)」の解説は、「戦国†恋姫〜乙女絢爛☆戦国絵巻〜」の解説の一部です。
「通称(つうしょう)」を含む「戦国†恋姫〜乙女絢爛☆戦国絵巻〜」の記事については、「戦国†恋姫〜乙女絢爛☆戦国絵巻〜」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「通称」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

通称

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 09:20 UTC 版)

発音

名詞

(つうしょう)

  1. 正式名称ではないが世間一般通用している名称。

類義語


「通称」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



通称と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「通称」の関連用語

通称のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



通称のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
岡山県神社庁岡山県神社庁
since 2024 (C)Okayamaken Jinjacho
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの通称 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの人名 (改訂履歴)、戦国†恋姫〜乙女絢爛☆戦国絵巻〜 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの通称 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS