漢字文化圏とは? わかりやすく解説

漢字文化圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/18 22:45 UTC 版)

漢字文化圏(かんじぶんかけん)とは、「文化圏」概念の一つ。漢字に代表される漢文化(中国文化)を使用しているか、過去に使用していた地域のことであり、漢字の他に漢文儒教大乗仏教などに由来する文化を共有している[1]漢字圏ともいう[2]


注釈

  1. ^ いわゆるハングルは漢字から派生した文字ではないが、その音節文字的特徴に漢字からの影響があることは明らかである。なお言語学者西田龍雄契丹文字からヒントを得た可能性を指摘している。
  2. ^ ただしこれらの書記言語が漢文に優越する公用文としての地位を確立するのは近代以降のことである。
  3. ^ 「東アジア」自体、政治的ニュアンスを帯びた「東亜」の代替として戦後に新しく作り出された用語であり、むしろ余分な意味内包を持たない中立的用語であることが求められたのである。
  4. ^ この語の初出は亀井孝・大藤時彦・山田俊雄『日本語の歴史2文字とのめぐりあい』平凡社、1963年と言われている。亀井孝は後に自分が「漢字文化圏」という用語を初めて使ったと述べている。

出典

  1. ^ 「漢字文化圏」とは
  2. ^ 村田雄二郎、C・ラマール 編 『漢字圏の近代』東京大学出版会、2005年。ISBN 978-4-13-083042-3 
  3. ^ この文の記述にあたっては林謙一郎「南詔・大理国の統治体制と支配」『東南アジア-歴史と文化-』28号、1999年、28-54ページを参考にした。
  4. ^ The Languages of Japan, Cambridge University Press, 1990.
  5. ^ The Korean Language, Cambridge University Press, 2001.
  6. ^ What’s so Chinese about Vietnamese?[1]


「漢字文化圏」の続きの解説一覧

漢字文化圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:41 UTC 版)

旧正月」の記事における「漢字文化圏」の解説

日本語 - 旧正月きゅうしょうがつ中国語 - 春節新年新春大年農暦年、農暦新年旧暦年、元旦 朝鮮語 - ソルラルソラル)、ソル ベトナム語 - テトテッ、節)、テトグェンダン(元旦節) 英語 - Chinese New YearLunar New YearChinese Lunar New YearSpring FestivalTet○○国名形容詞New Year 中国では、1911年辛亥革命後、翌1912年中華民国の成立時に太陽暦正式に採用され元旦新暦1月1日移動し旧暦1月1日は「春節」とされ現在に至る。 英語では、Chinese New Year中国に限らず中国暦での旧正月総称として使える。ただし、モンゴルの旧正月中国暦ではないので含まないLunar New Year は、中国暦モンゴル暦のみならずイスラム暦などを含む、太陰暦・太陰太陽暦一般年初総称である。各国旧正月を特にいう場合は、Korean New Year などともいえる。テト攻勢により、ベトナム旧正月Tet通じる。 Japanese New Year日本でのグレゴリオ暦正月意味するので、旧正月意味するには Traditional Japanese New Year という必要がある

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漢字文化圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 22:03 UTC 版)

紀年法」の記事における「漢字文化圏」の解説

漢字文化圏では、長らく元号干支用いられ来た。しかし、中国では辛亥革命によって元号廃止され民国紀元施行された。その後に成立した中華人民共和国では、民国紀元廃止されキリスト紀元干支用いられている。 又、第二次世界大戦での日本の降伏により、朝鮮半島ベトナムでは元号廃止されキリスト紀元干支多く用いられているが、崇禎紀元檀君紀元主体紀元越南民主共和私年号)など、私年号含めて独自の紀元用いられている(或いは用いられていた)。 現在の日本では元号干支キリスト紀元神武紀元天孫紀元の5種類用いられている。尚、漢字文化圏では、民間においては干支のうち十二支動物見立てた十二生肖で年を数え紀年法広く使われている。

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漢字文化圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/03 09:28 UTC 版)

翻訳借用」の記事における「漢字文化圏」の解説

日本語のほか漢字文化圏の言語においてはヨーロッパ諸語抽象的概念新し事物翻訳借用した漢字語多く見られるその中には、漢籍古典に見える語をそのままあてて新し訳語したもの(「自由」「文学」)、漢籍典拠としつつも、字を組み合わせて新しい語形を作ったもの(「経済」「格致」)、典拠持たない字の組み合わせ新しく作ったもの(「電脳」「哲学」)など、カルクによらない独自の造語が多い。借用元の語に3つ以上形態素がある場合漢字2字からなる漢字語へのカルクを行うのが難しいこと、借用当時知識人漢籍によって知識吸収していたため、高尚な知識表現漢訳によるのを当然視していたことの複合的な結果である。日本語でも言文一致体完成によって実用面で漢文地位低下し、さらに敗戦後に英語の知識広く浸透すると、音訳借用いわゆるカタカナ語」)が増加した翻訳借用により現代中国語導入された語としては、次のようなものがある(ここでは便宜的に日本の新字体表記):熱線hot line、熱hot dog、黄頁←yellow pages二手secondhand黒匣子←black box手冊handbook印←watermark、微軟←Microsoft牙←Bluetooth西屋Westinghouse翻訳借用により日本語導入された語としては、次のようなものがある脚注footnote帝王切開←Kaiserschnitt(ドイツ語)、平方根square root鍵盤keyboard啞鈴亜鈴)←dumbbell。 また日本語には漢文訓読特有の言い回し漢字語から和語大和言葉)への翻訳借用が多い。例えば「をもって」(以)、「において」(於)、「…するところの」(所)、「これ」(是、之、惟)などがあり、現代でも使われるものもある。これは訓読自体漢文翻訳一形態他ならないからである

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漢字文化圏

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カメ」の記事における「漢字文化圏」の解説

古代中国文明影響下東アジアにおいて亀の甲羅は、儀式則り火に炙ったときの割れ方で神意を占うものであった漢字の「亀」は古代中国亀甲獣骨文字甲骨文字)に起源し、元は亀の体形真上から描いた象形文字であった現在の文字直結する造形秦代小篆見ることができるが、ここでの亀は側面から描かれ角度縦に変えられている。詳しくはウィクショナリーの「龜」、および、その一節字源を参照中国繁体字(新字形)は現代のものでも、なお原形に近い(「他の言語」の「中文」、および、右の画像を参照)。頭と胴体四肢と尾が揃っており、背中甲羅を背負っている。地域などによって字形にかなり差異がある(繁体字#対照例示参照)。 現代中国語では陸棲淡水棲のものを「烏亀」(烏龜 / 乌龟、wūguī、ただしクサガメの別名としても使われる)、海棲のものを「海亀」(海龜 / 海龟、hǎiguī)という。陸生のもののうちスッポンについては「鱉」(鱉 / 鳖、biē)または「甲魚」(甲魚 / 甲鱼、jiǎyú)などという。 日本での異称として「蔵六」と呼ばれる四本の足と頭と尾の六つ甲羅中に隠すところから。亀は長寿とされる縁起物なので人名にも使われる

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