隋とは?

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/18 00:49 UTC 版)

呉音: ずい、漢音: すい、拼音: Suí581年 - 618年[1])は、中国王朝魏晋南北朝時代の混乱を鎮め、西晋が滅んだ後分裂していた中国をおよそ300年ぶりに再統一中国語版した。しかし第2代煬帝の失政により滅亡し、その後はが中国を支配するようになる。都は大興城(現在の中華人民共和国西安市)。国姓は楊。当時の日本である倭国からは遣隋使が送られた。


  1. ^ 宮崎市定は「隋代史雑考」(中公文庫版『隋の煬帝』所収)において、隋は恭帝侗が帝位を奪われる619年まで存続していると説いた。しかし、唐の編纂した正史である『隋書』等では、618年に恭帝侑が唐に禅譲した時点をもって隋が滅んだものとしており、また『隋唐帝国』(布目潮渢、栗原益男著)では煬帝が暗殺されたことをもって隋が滅んだものとしている。本項ではより一般的と考えられる618年を滅亡年としている。
  2. ^ 陏の例としては開皇13年(593年)の曹子建墓碑(曹子建の墓碑)がある。
  3. ^ 宮崎前掲論考。文献上で確認できる楊堅作字説の嚆矢は南唐徐鍇『説文繋伝』という。
  4. ^ 岡田英弘だれが中国をつくったかPHP研究所PHP新書〉、2005年9月16日、70頁。ISBN 978-4569646190
  5. ^ a b 守屋洋中国皇帝列伝PHP研究所PHP文庫〉、2006年11月2日、109頁。ISBN 978-4569667300
  6. ^ a b アーサー・F・ライト 『隋代史』 法律文化社1982年11月、64頁。「隋朝の創業者である楊堅は、黄河平原の西端近く(弘農郡華陰県=陝西省渭南地区華陰県)に本貫のある古い名族に生まれた。その祖先は六代の間、北朝の非漢族諸王朝のもとで官人となり、支配階級であるテュルクモンゴル(鮮卑)エリートの一族との通婚によってその権力と地位を維持してきた。楊堅の父である楊忠は、最初、北魏に仕えていたが、五三四年、北魏が西魏と東魏に分裂したとき、楊忠は西魏の創業者である宇文泰に忠節を尽くす道を選んだ。楊忠は、文武にわたる功績により、高位で酬いられ、隋公(隋国公)に封ぜられた。また、五世紀末年の徹底的な漢化政策において漢姓に変更されたテュルク・モンゴル(鮮卑)の姓を宇文泰が、その部下に対して復活したとき(虜姓再行)、彼のもとで軍功を立てた漢姓の者に漢姓と同じ意味の(鮮卑)の姓を授けた。楊忠は、モンゴル諸語で柳の一種(楊)を意味するブルスカンの転じた普六茹という姓を授けられた」
  7. ^ 浅野典夫 『「なぜ?」がわかる世界史学研教育出版2012年5月22日、237頁。ISBN 978-4053033802
  8. ^ 浅野典夫 『今を読み解く世界史講義新星出版社2016年9月8日、78頁。ISBN 978-4405120051
  9. ^ 姚薇元『北朝胡姓考(修訂本)』(中華書局2007年)P72-73は、楊氏(普六茹氏)は雁門茹氏、つまりは茹茹(蠕蠕、柔然)の後裔とみる。
  10. ^ 『文藝春秋SPECIAL』2016年7月号、文藝春秋社、p205楊海英「例えば、六世紀の終わり、三百年ぶりにシナ地域を統一した隋は北方遊牧民の一つ、鮮卑系の王朝だった。それが漢人編纂の後の史書では、後漢の名臣、楊震の子孫であると漢化されて伝えられてきたのである」
  11. ^ 『文藝春秋SPECIAL』2016年7月号、文藝春秋社、p67岡田英弘「この隋も鮮卑族の国ですから、シナは完全にアルタイ化してしまうわけです」「隋、唐ともの鮮卑人の創った王朝です」
  12. ^ 岡田英弘 『中国文明の歴史』 講談社講談社現代新書〉、2004年12月18日、102頁。ISBN 978-4061497610「この時代の王朝である隋も唐も、その帝室は鮮卑系の王朝であった北魏、西魏、北周のもとで実現した、鮮卑族と、鮮卑化した漢族の結合した集団の中から出てきたものである。」
  13. ^ 加藤徹 『貝と羊の中国人』 新潮社〈新潮新書 169〉、2006年6月16日ISBN 978-4106101694p112₋p113 「隋の楊氏も唐の李氏も、遊牧民族である鮮卑族の血を、濃厚に引いていた」
  14. ^ 守屋洋中国皇帝列伝PHP研究所PHP文庫〉、2006年11月2日、109頁。ISBN 978-4569667300「楊氏はもと胡族(鮮卑)から出たのではないかと言われているが、このほうがむしろ信憑性が高いかもしれない」
  15. ^ 外山軍治礪波護「隋唐世界帝国」『東洋の歴史5』人物往来社1967年、p12「楊という漢姓を名乗っているが、その実は中国化した鮮卑人であろうという説が有力である」
  16. ^ 日本大百科全書『鮮卑』 - コトバンク 佐藤智水「その後の北朝王朝(北魏、東魏、西魏、北斉、北周)および隋・唐王朝の宗室も祖先は鮮卑系である」
  17. ^ 駒田『新十八史略4』、P248
  18. ^ a b c 駒田『新十八史略4』、P249
  19. ^ 駒田『新十八史略4』、P264
  20. ^ a b 駒田『新十八史略4』、P250
  21. ^ 駒田『新十八史略4』、P252
  22. ^ 川本『中国の歴史、中華の崩壊と拡大、魏晋南北朝』、P181
  23. ^ a b 駒田『新十八史略4』、P258
  24. ^ 駒田『新十八史略4』、P259
  25. ^ a b c d 駒田『新十八史略4』、P260
  26. ^ a b 駒田『新十八史略4』、P261
  27. ^ 駒田『新十八史略4』、P262
  28. ^ 駒田『新十八史略4』、P265
  29. ^ 駒田『新十八史略4』、P267
  30. ^ a b 駒田『新十八史略4』、P269
  31. ^ a b 駒田『新十八史略4』、P270
  32. ^ a b c 駒田『新十八史略4』、P271
  33. ^ a b 駒田『新十八史略4』、P280
  34. ^ a b c 駒田『新十八史略4』、P273
  35. ^ a b 駒田『新十八史略4』、P274
  36. ^ a b c d e 布目潮渢・栗原益男 『隋唐帝国』 講談社学術文庫。
  37. ^ 宮崎市定 『大唐帝国』 中公文庫。


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出典:『Wiktionary』 (2010/11/03 00:51 UTC 版)

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