兵部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 14:28 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動兵部(へいぶ、満洲語:coohai jurgan)は、中国中世から近世の役所で、六部の一。国防を担当し、長官を尚書(兵部尚書)、次官を侍郎(兵部侍郎)という。尚書は正三品で1名、侍郎は2名。
朝鮮、ベトナムでも同名の官庁があったほか、日本の律令でも兵部省が設けられた。
中国の歴史
兵部は隋の時代に設置され、唐に継承された。属曹に兵部、職方(しょくほう)、駕部(がぶ)、庫部(こぶ)の4司を設けてそれぞれに判官である郎中(ろうじゅう)と員外郎(いんがいろう)を置き[1]、武官の人事・兵器・軍政などを管掌した。
その後も兵部の設置を踏襲したが、王朝により権限は異なっていた。宋、遼、金、元では軍政を担当しなかった。明ではその権限は重かったが、清では武官の選抜と処分・兵器・兵站を担当するだけで兵権に干渉できなかった。
清の光緒32年(基督教暦1906年)、光緒新政で陸軍部(olhon jugūn i coohai jurgan)と改められ、後に海軍部も設置され、兵部の名称は廃せられた。
脚注
関連項目
兵部
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「彩雲国物語の登場人物」の記事における「兵部」の解説
孫 陵王(そん りょうおう) 声:牛山茂 兵部尚書。前藍州州牧で、約5年前に貴陽に戻る。旺季の旧友で、年は50を超えている。愛煙家でいつも煙管をくわえている。黒家四門孫家の生き残りで黒狼が気配を隠していても読めたり、過去に宋太傅と司馬龍、戩華王を一度に相手できるくらい武術の腕に長け、「剣聖」の異名を持っている。女人官吏には散々文句を言った。上治14年3月初めに死去している。名の由来は蘭陵王か。 孟侍郎(もうじろう) 声:蓮岳大 兵部侍郎。自分の娘を後宮に入れるために十三姫と秀麗を兇手を使って殺そうとした。自作自演で襲われた際、迅に暗殺される。別件で地方官吏を兇手を使って殺し、後任に自分にゆかりのある官吏を赴任させていた。
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