つわもの‐の‐つかさ〔つはもの‐〕【兵=部=省/▽兵▽司】
ひょうぶ‐しょう〔ヒヤウブシヤウ〕【兵部省】
兵部省
兵部省 (律令制)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 17:11 UTC 版)
律令制下の八省の一つ。和名は「つわもののつかさ」。内外の武官の人事考課、選叙(叙位及び任官)諸国の衛士の管理、武器の管理など、軍事防衛関連事項の一切を司る。令制では五司、後に一司(隼人司)を管掌する。しかし、鎌倉時代以降は、征夷大将軍に実権が移り、職務は限られた。
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兵部省 (明治時代)
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明治時代に設置された省庁の一つ。国の防衛と治安維持を管轄する機関。現在の防衛省に相当する。 王政復古によって、征夷大将軍が廃止されたことにより、その他の朝廷の省には、権威が復活することとなった。1869年8月15日(明治2年7月8日)の官制大改革により軍務官に代わって軍事防衛を司る機関として改編された。兵部卿には小松宮彰仁親王が就いたが、実務は次官である大輔が執り行った。1872年4月4日(明治5年2月27日)に政府の軍事防衛に対する方針の転換により廃止された。 兵部省廃止後、薩摩閥および長州閥からの要望により、陸軍省と海軍省が新設された。
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