陸軍省とは? わかりやすく解説

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りくぐん‐しょう〔‐シヤウ〕【陸軍省】


陸軍省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 14:28 UTC 版)

陸軍省(りくぐんしょう)は、かつて存在した日本中央官庁旧日本陸軍軍政を管轄した機関[1]。主任の大臣は陸軍大臣


  1. ^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ)「陸軍省」
  2. ^ a b 『官報』第2765号、昭和11年3月24日。
  3. ^ 陸軍省整備局に工政課、資源課などを新設『東京日日新聞』(昭和14年1月13日)『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p775 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  4. ^ 『官報』第2151号、昭和9年3月6日。
  5. ^ 山下(2008)


「陸軍省」の続きの解説一覧

陸軍省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 08:24 UTC 版)

阿南惟幾」の記事における「陸軍省」の解説

二・二六事件後皇道派統制派などの陸軍内の派閥解消はかられ、とくに皇道派については粛軍人事によって多く予備役行きとなった阿南陸軍内の派閥属しておらず政治的に無色であったことから、8月軍紀風紀監督部署として軍務局から分離・独立した兵務局長に就任した。これは、主導権握った統制派が、皇道派弾圧のため、阿南看板利用したという意味合いもあったが、阿南高潔な人柄政治的な無色さは全軍知れ渡っており、誰にも文句つけようのない人事であったこののち阿南陸軍中枢の要職戦争遂行敗戦深く関わっていくこととなっていった。 翌1937年昭和12年)には陸軍省人事局長に任ぜられた。人望職務への精勤ぶりへの評価徐々に高まり、「同期阿南あり」と言われるようになった陸大同期生で、上官上層部対す歯に衣着せぬ発言知られる石原莞爾阿南には生涯にわたって好意抱き続けた石原自分にない阿南円満な人格高く評価し、滅多に人の意見肯定しない石原阿南意見だけは「阿南さんがそういうならよかろう」と肯定して周囲驚かせたこともあった。阿南人事局長時代に力を入れたことのひとつが将校の不足解消であった不況による軍事費削減日本陸軍現役将校不足に悩まされており、阿南陸軍次官梅津美治郎中将呆れるほどに、各方面将校不足を説いて回りついには800増員実現している。 1938年昭和13年3月1日 陸軍中将昇進7月板垣征四郎陸軍大臣から、陸軍参謀本部発議した皇族軍人秩父宮雍仁親王参謀総長就任させる案の検討命じられた。これは英邁名高かった秩父宮を、老齢現参総長閑院宮載仁親王交代させたいという意向人事であったが、いくら英邁とは言え秩父宮はまだ陸軍大学卒業して7年しか経っておらず、大佐にすら昇進していなかった。軍規厳格な阿南このような特例人事には批判的で「参謀総長陸軍大将中将であることを要し、いかに皇族だからといって階級は級を追って進むべきである」と拒否し部下人事局補任課長額田坦中佐に、そのような特例人事不可能である旨の意見書作成命じて板垣提出している。参謀本部1度では諦めず、3週間後にもう1度同じ発議があったが、阿南前回同様な手順でこれを拒否している。このことで阿南板垣参謀本部から煙たがられることとなった阿南軍規厳格であったことを示すエピソードとして、ある日部下と「忠臣蔵」の話になったとき阿南は「忠臣蔵大石内蔵助忠臣の鑑とたたえられているが、私は同意できない大石は法を犯している時点褒められるべきではなく『道は法を越えず』でならなければならぬ」と部下諭して聞かせたことがあった。

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陸軍省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 04:49 UTC 版)

ヘンリー・ヒューズ・ウィルソン」の記事における「陸軍省」の解説

1901年ヘンリーは、陸軍省でイアン・モンティス・ハミルトン将軍英語版)の下で勤務して9か月間を過ごし直近の南アフリカにおける戦争論功行賞配分作業行ったヘンリー自身も「行動力成功」を示した「非常に有能な士官」として殊勲公式報告書掲載され、また殊功勲章DSO)を獲得した。アイルマー・ホールデイン将軍は後に、将軍殊功勲章DSO)を得たことを妬んでヘンリー自身にも受賞強要したのだと主張した)。ヘンリーまた、正式な少佐になることにより、中佐への名誉進級英語版)にも推薦された。 12月31日ヘンリーは、自尊心の傷付き勲章配分影響与えたことについて、その配分仕事何人かの古い友人失ったが、その人数は多くない信じるとコメントしたニコルソンとケリー・ケニー副将は、二人ともそれは認識不足であると感じている)。 1901年3月から5月の間、自由統一党下院議員、ウィリアム・ヘンリー・ラティガン(英語版)の命令において、また、セントジョン・ブロドリック (初代ミドルトン伯爵)による陸軍再編成提案背景として、ヘンリーは(「参謀将校」という匿名で)パキスタン・ラホール市で発行されていた英字新聞シビル・アンド・ミリタリー・ガゼット(英語版)において、陸軍再編成についての12回にわたる記事発表した。彼は、最近大英帝国大規模な成長により、もはや海軍だけに依存することはできず、また、陸軍3つの主任務についても主張した。それらは、①母国防衛、②インド対ロシア)、エジプト及びカナダの防衛対米国ヘンリーそれでもなお英国同国友好関係続けることを希望した)、③英国海軍使用する主要な石炭基地と港の防衛である。ヘンリーは、この段階ではセントジョン・ブロドリックと異なり英国欧州戦争巻き込まれるうになることを明確に排除していた。彼はまた、英国主要な植民地なしではスペイン帝国と同じ運命をたどるとも主張した。彼は、ブロドリックが提案した12万人ではなく25万人男性海外派遣可能にすること及び徴兵制度導入リベラルな野党除外されていた)についての検討求めたヘンリーは、非公式に南アフリカヨーマン部隊を(いくらかはその劣った能力動機付けされて)訓練し、他の陸軍省の士官は、ブロドリックが紙上進んで認めるよりも更に再編成提案敬意を示さなかった。

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陸軍省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/20 13:52 UTC 版)

次官」の記事における「陸軍省」の解説

陸軍省の次官次の通り詳細陸軍次官の項目を参照アメリカ合衆国陸軍次官

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陸軍省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 00:10 UTC 版)

召集令状」の記事における「陸軍省」の解説

召集令状赤紙白紙青紙)は陸軍省が作成した動員計画に基づき連隊区司令部対象者指定して発行される発行され令状最寄警察署金庫密封保管され動員令が発令される警察官市区役所町村役場にこれを持参し役所役場の兵事吏員応召本人直接手渡し不在場合はその家族に)交付した令状は本記と受領証2枚からなり、本記には応召氏名住所召集部隊名、到着日時等が書かれ、これは部隊までの交通切符代わりになる。受領証受取人受領日と時刻を分単位記入捺印の上官吏に渡す。官吏はこれを役場持ち帰り、「召集令状受領綴」という記録簿に保管していた。 本記の表面には、召集される者の氏名配属される部隊名、部隊出頭すべき日時などが記載される裏面には、伝染病など理由あって期日までに部隊出頭できない場合連絡先応召集員の心得などの備考及び注意事項記載されていた。また、理由なく召集応じなかった場合罰金刑もしくは拘留処せられると書かれている召集令状は、役場兵事係から本人家族直接渡されるのが原則で、応召した本人兵営持参し提出するため、現存するもの極めて少ない。

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