第1次伊藤内閣とは? わかりやすく解説

第1次伊藤内閣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 04:01 UTC 版)

第1次伊藤内閣(だいいちじ いとうないかく)は、参議伊藤博文が第1代内閣総理大臣に任命され、1885年明治18年)12月22日から1888年(明治21年)4月30日まで続いた日本の内閣


注釈

  1. ^ 1887年(明治20年)8月17日、外相臨時兼任に伴い宮内大臣を辞任。
  2. ^ 外務大臣のみ、外務卿からの通算代数となる。当該項目も参照。
  3. ^ 外相辞任に伴い、宮中顧問官に就任。
  4. ^ 農商務相辞任に伴い、宮内大臣に就任。
  5. ^ 1887年(明治20年)5月14日兼任。
  6. ^ 内閣第74号達「法制局設置管制」。
  7. ^ 1887年(明治20年)叙爵。

出典

  1. ^ 『官報』第744号「叙任」、明治18年12月22日
  2. ^ a b c d 『官報』第1169号「叙任及辞令」、明治20年9月19日
  3. ^ a b 『官報』第1375号「叙任及辞令」、明治21年2月2日
  4. ^ a b 『官報』第1123号「叙任及辞令」、明治20年7月27日
  5. ^ a b 農商務省『農商務省沿革略誌. 〔第1編〕』農商務省、1892年、142頁。 
  6. ^ 『官報』第809号「叙任」、明治19年3月17日
  7. ^ a b 農商務省『農商務省沿革略誌. 〔第1編〕』農商務省、1892年、120頁。 
  8. ^ 『官報』第1161号「叙任及辞令」、明治20年5月16日
  9. ^ a b 『官報』第745号「達」、明治18年12月23日斎藤和太郎『政府大改革之顛末 上編』静岡大務新聞社、1886年、72頁。 
  10. ^ a b 『官報』第1381号「叙任及辞令」、明治21年2月9日
  11. ^ 『明治・大正の宰相 第1巻 伊藤博文と維新の元勲』 戸川猪佐武著 講談社 単行本で pp.264-265、憲法調査団の渡欧(以下、部分引用)
    とにかく政府は、憲法制定の準備と、解説すべき国会の態様の検討を、急ぐ必要があった。
     そのために、参事院なるものを、法律制定の府として新設した。この参事院議長に選ばれたのは、伊藤であった。木戸、大久保が没し、大隈が追放されたあと、伊藤が政治の実力者になるのは、趨勢(すうせい)であった。重大な憲法制定、国会開設の責任者として、伊藤以外に選ぶべき人物はいなかった。
     これを機会として、のちのち明治憲法の作成、制定は、伊藤を中心に運ばれることになる。この伊藤に対して、新政府がヨーロッパ派遣のことを取り決めたのは、十五年(一八八二)二月のことであった。
     もっとも、このときすでに伊藤は、井上をブレーンとし、ヨーロッパに行って勉強をしなければならない調査事項三十一項目を、取り決めていた。これは、太政大臣の三条実美が、伊藤に三十一項の調査事項を託するというかたちがとられた。この調査事項なるものをみれば、のちのち制定される明治憲法のポイントが明らかである。
    「皇室の諸特権のこと」
    「内閣大臣と上下両院とのあいだに存する諸関係のこと」
    「貴族の制度、特権のこと」
    「上院および下院の開閉、解散ならびに停会のこと」
    「上下両院議員の資格ならびに選挙法のこと」
    「各省と上下両院とのあいだに存する諸関係のこと」
     これらの調査を行うために、伊藤は三月十四日、ヨーロッパに出発した。このときの随員は、山崎直胤(やまざきなおたね、太政官大書記官)、伊東巳代治(いとうみよじ、参事院議官補、同書記官)、川島醇(かわしまあつし、大蔵権大書記官)、平田東助(ひらたとうすけ、大蔵権少書記官)、吉田正春(外務少書記官)、三好退蔵(司法少判事)。それに制度取調員という資格で、西園寺公望岩倉具定(いわくらともさだ、岩倉具視の子)、広橋賢光(ひろはしまさみつ)などが随行した。
  12. ^ 鈴木、P328 - P332、伊藤、P204 - P207、瀧井、P69 - P71、清水、P150 - P171、P184 - P189。
  13. ^ 本山、P168 - P172、P193 - P199、P203 - P208、P213 - P240、鈴木、P328 - P336。
  14. ^ 鈴木、P87 - P120、P193 - P196、P320 - P321、松元、P94 - P140。
  15. ^ 鈴木、P284 - P伊藤、P212 - P216、犬塚、P138 - P142、P158 - P171、P180 - P188、P197 - P200、P203 - P207。


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