長州藩とは? わかりやすく解説

長州藩 (ちょうしゅうはん)

江戸時代萩藩のことを言います支藩[しはん]は含みません。しかし、江戸時代終わりから明治初めにかけて、長州藩という場合は、支藩含めた周防[すおう]・長門[ながと]両国指します


長州藩

読み方:チョウシュウハン(choushuuhan)

長門阿武郡藩名

別名 萩藩山口藩


長州藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 15:27 UTC 版)

長州藩(ちょうしゅうはん)は、江戸時代周防国長門国を領国とした外様大名毛利家を藩主とする。家格は国主大広間詰。版籍奉還後の名は、山口藩


注釈

  1. ^ 越後国佐橋荘は、嫡男の基親が相続した。
  2. ^ 毛利貞親・親衡は越後の毛利領を拠点に南朝に味方し活動。
  3. ^ 吉田郡山城の築城者といわれる時親が曾孫の元春を後見した。
  4. ^ 慶長5年の検地による石高。慶長10年(1605年)の毛利家御前帳にも同様の石高が記載。
  5. ^ 原文ママ。『幕末史の研究』の記述においては、この儀式の後に「年賀の儀式に移る」とされている
  6. ^ 山口県文書館には山鹿素水の漢詩を書いた掛け軸が収蔵されている吉田松陰関係資料 > 山鹿素水詩文”. 山口県立山口図書館 (1851年). 2021年7月14日閲覧。
  7. ^ 義央は霊元天皇の御代の延宝4年(1676年)の年頭祝儀の上使の際には、後西上皇から直筆の「うつし植て 軒端の松の 千とせをも おなしこころの 友とち吉良む」という和歌下賜されている。
  8. ^ それ以外では、長州藩は長府藩の行動にしばしば内政干渉し(長府藩が朱印状を公儀から直接貰う事、提出する藩の絵図を萩本家と色分けする事など)揉め事も発生している。
  9. ^ 自領の農民が逃亡して他領の農民となること。豊前には「周防町」「長門町」の地名が残る。
  10. ^ 細川氏は不仲の黒田領との国境の警備は厳重にしたが、海峡を隔てた毛利との国境は手薄であった。同様に黒田氏も細川領への領民逃散に備え、筑前東端の国境に六端城を置いている。
  11. ^ 慶長15年(1610年)に秀忠の上杉邸への御成りがあり、能や茶会などの饗応が行なわれている。(「国宝 上杉家文書」)

出典

  1. ^ a b 『日本歴史地名体系 山口県の地名』平凡社出版
  2. ^ a b c d e f g h i j k 日本大百科全書(ニッポニカ) 藩名・旧国名がわかる事典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『長州藩』 - コトバンク
  3. ^ 萩城:幕末時は多くの志士を生み討幕への起爆剤となった長州藩萩城(指月城)(2014年8月5日時点のアーカイブ
  4. ^ a b 石川松太郎 et al. 1996, p. 30.
  5. ^ 石川松太郎 et al. 1996, p. 296.
  6. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『戸籍』 - コトバンク
  7. ^ 「御内用反対一揆」とも呼ばれ、13地区で打ち毀し、741件の内用方商人・庄屋宅が壊され、参加者十数万人、検挙者319人中有罪者162名、内10名を死罪とした。『歴史と旅 新・藩史事典』(秋田書店、1993年)p.300.
  8. ^ 石川松太郎 et al. 1996, p. 71.
  9. ^ 石川松太郎 et al. 1996, p. 213.
  10. ^ 石川松太郎 et al. 1996, p. 215-216・336.
  11. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『松下村塾』 - コトバンク
  12. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 四国艦隊下関砲撃事件(コトバンク)
  13. ^ 世界大百科事典 第2版 奇兵隊(コトバンク)
  14. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ) 長州征伐(コトバンク)
  15. ^ 長州藩主が龍馬に短刀? 「吉光」が坂本本家筋に伝承 高知新聞2017年11月25日
  16. ^ a b 百科事典マイペディア 薩長同盟(コトバンク)
  17. ^ 中西立太「日本の軍装」、2006年
  18. ^ 朝日日本歴史人物事典 木戸孝允(コトバンク)
  19. ^ 大辞林 第三版 上野戦争(コトバンク)
  20. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)脱隊騒動(コトバンク)
  21. ^ 藩名・旧国名がわかる事典 長州藩(コトバンク)
  22. ^ 朝日日本歴史人物事典 毛利元徳(コトバンク)
  23. ^ a b 井野辺茂雄『幕末史の研究』(雄山閣、1927年)283-284頁
  24. ^ 「関ヶ原四〇〇年の恩讐を越えて」『文藝春秋』2000年10月号(毛利家71代当主毛利元敬、島津家32代当主島津修久、黒田家16代当主黒田長久、山内家18代当主山内豊秋、司会半藤一利)※毛利家では慣習上、天穂日命を初代として数えるため現当主は71代と公称している。
  25. ^ 『山鹿素行兵法学の史的研究』(P184、P260-272)
  26. ^ 『萩藩諸家系譜』(山口県文書館)
  27. ^ 『名所江戸百景』より「七夕」、『東海道名所一覧』、『富嶽三十六景』より「山下白雪」など(山口県立萩美術館所蔵)
  28. ^ 『葛飾北斎伝』飯島虚心(すみだ北斎美術館、書写本)
  29. ^ 「長府毛利十四代記」(下関市立長府博物館)
  30. ^ 『幕末期萩藩財政史研究』より「序説」山口大学
  31. ^ 「おいでませ山口ブランド館(山口県広報広聴課)」
  32. ^ 『毛利家文書』「江戸桜田上屋敷指図(寛政8年)」



長州藩(萩藩)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 02:04 UTC 版)

陪臣」の記事における「長州藩(萩藩)」の解説

長州藩の家臣団」も参照 萩藩家臣団最上位一門六家永代家老家は、1万石を超える禄高の家が5家あり、多く陪々臣抱えていた。その次の家格である寄組呼ばれた重臣層も大組頭や手廻頭などに任命され加判当職国相当役(行相)などの家老職抜擢されることもあった。時代により異なるが、約60家があった。6千石から3千石の家が10家あるなど大身の者が多く一門六家永代家老とともに自身家臣団陪々臣)を抱えていた。また、岩国領吉川家仕え家臣は、吉川家毛利家家臣とする毛利宗家主張則ると、形式上陪々臣となる。

※この「長州藩(萩藩)」の解説は、「陪臣」の解説の一部です。
「長州藩(萩藩)」を含む「陪臣」の記事については、「陪臣」の概要を参照ください。

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長州藩

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