岡山藩
岡山藩(備前藩)
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「江戸時代の日本の人口統計」の記事における「岡山藩(備前藩)」の解説
宝永4年(1707年)旧暦6月15日の支藩(生坂藩、鴨方藩)を含めた岡山藩の身分別人口は以下の通りである。なお岡山藩の人別は年齢2歳以上で集計されており、当歳新生児は除外されている。 岡山藩の身分構成(宝永4年, 2歳以上)内訳合計男女御城女中 70 0 70 家中 10,027 5,137 4,890 在中 334,668 175,246 159,422 鹿久居流人・郡方牢舎人 187 168 19 町中 28,298 14,299 13,999 乞食 346 184 162 寺社 7,932 4,598 3,334 御国者合計 381,528 199,632 181,896 他国者 1,497 926 571 惣人数 383,025 200,558 182,467 岡山藩では以上のような本籍地による宗門改帳からの人口集計とは別に、現住地による人別帳からの人口集計も実施していた。 使用人を含めた武家人口は、家中人口1万0027人に町方・在方帳面者、他国者を加えた2万2628人である。 岡山藩の家中・又者人口(宝永4年, 2歳以上)内訳家中・又者人口家中帳面者町方・在方帳面者他国者合計男女合計男女合計男女合計男女峰千代丸家来中・年寄中五人家来中・善太郎家来中 5,537 3,125 2,412 2,676 1,341 1,335 2,768 1,735 1,033 93 49 44 番頭より中小姓格まで知行取・無足753家 9,012 4,743 4,269 3,944 1,945 1,999 4,833 2,668 2,165 235 130 105 士鉄砲・忍び・御徒等762家 3,453 1,676 1,777 2,211 1,173 1,038 1,209 479 730 33 24 9 足軽・楫取・加子・小人等436家 3,130 2,682 448 603 332 271 2,511 2,337 174 16 13 3 丹波守(生坂藩)家来中・内匠(鴨方藩)家来中・主膳家来中 1,496 984 512 593 346 247 849 589 260 54 49 5 惣人数 22,628 13,210 9,418 10,027 5,137 4,890 12,170 7,808 4,362 431 265 166 武家屋敷と寺社地を除く岡山城下の人口は、城下に居住しない町方帳面者を含めて3万0635人であり(両山乞食346人を除く)、城下町を除く備前・備中国内領地の郡村の人口は、武家や町中に居住している在方帳面者を含めて33万5462人である。寺社方を含めた在町人口の総計は、37万5724人で、以下その内訳をまとめる。 岡山藩城下町町方人口(宝永4年, 2歳以上)内訳人口男女内訳 人口 男 女 町方帳面者 28,298 14,299 13,999 町中居住 24,448 12,631 11,817 家子 35 17 18 奉公人 2,981 1,412 1,569 足軽・中間等 223 223 諸家中奉公人 1,803 676 1,127 寺社方奉公人 27 21 6 在方奉公人 160 77 83 町方奉公人 753 403 350 他所奉公人 15 12 3 奉公人家族 834 239 595 町中居住在方帳面者 353 169 184 召抱下人 1,984 1,259 725 家中帳面者(町中賃貸居住) 16 13 3 在方帳面者 1,810 1,114 696 他国者 158 132 26 惣人数 30,635 15,727 14,908 両山乞食 346 184 162 合計 30,981 15,911 15,070 岡山藩の寺社地・宗教関係者人口(宝永4年, 2歳以上)内訳人口男女僧・神官・修験 7,926 4,594 3,332 出家 1,008 1,008 社務・祠官・祝部・神職・禰宜・神人 543 543 山伏・陰陽師 246 246 神子・比丘尼 457 457 家内 5,672 2,797 2,875 穢多 6 4 2 寺社方帳面者合計 7,932 4,598 3,334 客僧 50 50 0 下人 1,299 1,072 227 町方帳面者 1,222 1,007 215 他国者 77 65 12 惣人数 9,281 5,720 3,561 岡山藩の在方居住人口(宝永4年, 2歳以上)内訳人口男女作方 260,119 131,584 128,535 譜代家子 2,609 1,348 1,261 奉公人 32,672 20,501 12,171 足軽等 2,269 2,174 95 諸家中奉公人 6,288 4,105 2,183 町方・在方奉公人 23,590 13,932 9,658 賃貸居住者 525 290 235 商人・諸職人 12,629 7,164 5,465 漁猟師等 21,201 11,626 9,575 座頭・瞽女・盲目 399 307 92 医者・針立 199 199 0 寺社方不入の道心者・比丘尼・陰陽師 31 12 19 穢多・こんねん 4,822 2,505 2,317 在方帳面者 334,681 175,246 159,435 他国者 794 414 367 在方居住者 335,462 175,660 159,802 以上、岡山藩の武家人口が判明しているのは宝暦4年(1707年)分のみである。以下に岡山藩の領民人口の変遷をまとめる。備前八郡とは御野郡、上道郡、邑久郡、和気郡、磐梨郡、赤坂郡、津高郡、児島郡、備中五郡とは浅口郡の内、窪屋郡の内、下道郡の内、都宇郡の内、賀陽郡の内である。 岡山藩の領民人口変遷年号西暦町在共人口在方人口備考合計男女合計男女備前八郡備中五郡明暦元年 1655年 250,096 寛文5年 1665年 307,241 159,101 148,140 延宝3年 1675年 316,019 163,275 152,744 延宝7年 1679年 279,765 146,527 133,238 244,180 35,585 延宝8年 1680年 317,096 宝永3年 1706年 337,661 2歳以上 宝永4年 1707年 375,724 197,293 178,431 335,462 175,660 159,802 290,721 44,741 2歳以上 享保6年 1721年 366,867 192,743 174,124 338,513 28,354 2歳以上 享保11年 1726年 374,453 197,055 177,398 345,068 28,914 2歳以上 享保17年 1732年 396,469 368,680 2歳以上 元文3年 1738年 368,343 194,439 173,904 2歳以上 明和2年頃 1765年頃 357,007 189,855 167,152 2歳以上 寛政10年 1798年 369,778 199,036 170,742 2歳以上 文化元年/文化9年 1804年/1812年 366,665 198,262 168,403 2歳以上(町方人口は文化9年の分) 天保5年 1834年 346,866 186,449 160,417 318,207 28,219 2歳以上 明治2年 1869年 341,235 179,734 161,501 (典拠は『岡山市史』、『岡山県史』、金井圓(1953年)、谷口澄夫『岡山藩政史の研究』塙書房(1964年))
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岡山藩
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池田慶政(岡山藩主。奥平昌高の子。島津重豪の孫) 池田茂政(岡山藩主。徳川斉昭の子。徳川慶喜の弟) 伊木忠澄(家老) 土倉一善(家老) 土肥隆平(番頭) 牧野権六郎(大目付・郡代添役など) 伊東佐兵衛(側児小姓頭) 江見陽之進(弓組士) 森下景端(郡奉行・組外格軍事方など。立太郎) 藤本鉄石
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