小人

デジタル大辞泉

こ‐びと【小人】

読み方：こびと

１ 背丈が非常に低い人。侏儒(しゅじゅ)。

２ 物語などに登場する、からだが小さい想像上の人物。

３ 武家で、雑役に従った身分の低い人。

４ 江戸時代、幕府・諸藩の職名。雑役に従事した役。小者。

しょう‐じん〔セウ‐〕【小人】

読み方：しょうじん

１ 幼少の人。子供。しょうにん。⇔大人(たいじん)。

２ 身長の低い人。また、からだが並みはずれて小さい人。

３ 度量や品性に欠けている人。小人物。「—の腹は満ち易し」⇔大人(たいじん)。

４ 身分の低い人。

「—の家の女つつしみて身をもて」〈十訓抄・五〉

５ 男色の相手をする少年。若衆(わかしゅ)。

「—のもてあそび七百二十五人」〈浮・一代男・一〉

しょう‐にん〔セウ‐〕【小人】

読み方：しょうにん

子供。入場料・運賃などで小学生以下のものをいう。→大人(だいにん) →中人(ちゅうにん)

歴史民俗用語辞典

小人

読み方：コビト（ｋｏｂｉｔｏ）

江戸幕府・諸藩の職名。幕府では五役と称される軽輩。

世界宗教用語大事典

しょうじん 【小人】

中国で「君子」の反対語で、小者・奴僕などをさす語。『論語・陽貨篇』に「女子と小人とは養い難し」。（日本では少年の称）

短編小説作品名辞典

小人

作者橋本浩

収載図書ショートショートの広場 3
出版社講談社
刊行年月1991.6
シリーズ名講談社文庫

小人

作者河村和男

収載図書展覧会の絵
出版社新風舎
刊行年月2004.7

小人

作者ヘルマン・ヘッセ

収載図書ヘルマン・ヘッセ全集 9 メールヒェン・物語集71919-1936
出版社臨川書店
刊行年月2005.6

小人

作者村上健司

収載図書幽霊学級―しんみみぶくろ 5
出版社メディアファクトリー
刊行年月2008.7
シリーズ名幽ブックス

隠語大辞典

小人

読み方：ちっくり

1. 刑事其他警察官吏ニ対シ他人ノ不正行為ヲ密告スルヲ云フ。〔第四類　言語動作〕
2. 不正行為を警官に密告すること。或は密告者のこと。
3. 密告すること。前橋、横浜。
4. 密告。〔掏摸〕
5. 密告。密告を「さす」といい、「刺す」に通ずるところから。〔不〕
6. 不正行為を警官に密告すること。或いは密告者。

分類 不、掏摸

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ウィキペディア

小人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/19 05:43 UTC 版)

小人（こびと）

• 体形の小さい人物。矮人（わいじん）、侏儒/朱儒（しゅじゅ）^[1]とも。
  • 伝説上の体形の小さい人物、または人間に近い容姿を持つ妖精。 ⇒ 小人 (伝説の生物)
  • 伝説上の、体形の小さい種族「dwarf」の訳語 ⇒ ドワーフ
  • 一般的に矮小な人種や動物「Pygmy」の訳語 ⇒ ピグミー
  • 顕著な矮躯を示す病態。 ⇒ 小人症
  • 身長が相対的に著しく低い状態を示す所見もしくは症状。⇒低身長
• 中世・近世の日本にあった卒身分の従者。⇒ 武家奉公人

小人（しょうじん）

• 凡庸な人物。⇒ 凡人
• 「君子」の対義語。下劣な人物、或いは下賎な人物。 ⇒ 君子を参照
• 古代中国の伝説上の種族。小人・菌人・焦僥人 ⇒ 小人 (中国の伝説)

小人（しょうにん）

• 公共施設、公共交通機関の運賃・料金区分の一つで、小学校6年生までを指すことが多い。 ⇒ 運賃#子供の運賃

こびと

• アレクサンダー・ツェムリンスキーのオペラ ⇒ こびと (歌劇)

コビト

• かつて東京都に存在した製菓会社 ⇒ コビト

関連項目

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小人、こびと

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脚注

1. ^ 邪馬台国の南方に、小人（こびと）の国「侏儒国」（朱儒国）があると考えられていた。

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ウィキペディア小見出し辞書

小人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/10/13 06:52 UTC 版)

「ホーンテッドミュージアムII ようこそ幻影遊園地へ」の記事における「小人」の解説

右端の列の第3エリアに位置する、小人の家にのみ現れる。機動力に富む。攻撃方法は斧の投躑。これを利用して、室内の電灯を消しプレイヤーの動きを制限する。

小人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/12/27 22:15 UTC 版)

「タラ・ダンカン」の記事における「小人」の解説

主にヒムリアに生息する種族。（スパニーヴィアにも住んでいる）金属や宝飾品を加工する職人が多く、小人の大半は正直を旨とし、商人以外は嘘をつくことが認められない。成人前は髭を生やしており、“エグゾルド”と呼ばれる重要な儀式を通して初めて尊敬すべき仲間として受け入れられる。小人は魔術を嫌うものの、小人の魔術師は大変強力である（武器も魔術も使えるため）。ドラゴンやエルフとは仲が悪い。また、小人は投げた武器をはずすことはない。実は巨人族の末裔とみられており、体の大きさを普通の人間サイズ（ファフニールは180cm程度）に変えることもできる。しかし魔法を使うことを嫌う性質から魔力を使う魔法ではなくとも「似たもの」である戸の能力を使える者は少なくなっている。

小人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/11 07:14 UTC 版)

「ストレンジドーン」の記事における「小人」の解説

異世界の住人。成人でも身長は人と比べてかなり小さい。なぜか日本語をしゃべる。

小人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/12/17 16:03 UTC 版)

「河童の三平」の記事における「小人」の解説

三平の父親が生涯かけて見つけ出した「一寸法師」の一族の生き残りで、親子3人一組でいることが多い。心臓が弱く、人前にはほとんど出ない。

小人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/21 16:34 UTC 版)

「月の珊瑚」の記事における「小人」の解説

少女が住む島にやってきた人形程の大きさの男性。

小人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/10 21:02 UTC 版)

「あはれ!名作くん」の記事における「小人」の解説

名作「白雪姫と七人のこびと」に憧れる怒りん坊→声がでかい（声 - 諏訪部順一）、論破したがり→意外とノリが良い（声 - 江口拓也）、自意識過剰→お米をとぐのがうまい（声 - 中西茂樹（なすなかにし））、SNS依存症→切れた乾電池かどうか見たらわかる（声 - 金子学（うしろシティ））、上から目線で場を収めたがり→学校の近くに住んでる（声 - 小野賢章）、かまってちゃん→お米をとぐのがうまい（声 - 阿諏訪泰義（うしろシティ））、変に明るい→マラソン大会8位（声 - 那須晃行（なすなかにし））の7名による小人達。全員がつる公と同じ学年で嫌な性格の持ち主。リーダーは決まっていないらしく、誰がリーダーなのかを聞くと、協調性がなくなり喧嘩してしまう。

小人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/07/18 14:20 UTC 版)

「A ride for cinderella」の記事における「小人」の解説

物語の一部始終を見ている。相棒のバッタも前作に引き続き登場する。

Weblio日本語例文用例辞書

「小人」の例文・使い方・用例・文例

• 怠惰は悪徳のもと；小人閑居して不善をなす
• 小人はつまらないことに興ずる。
• 小事は小人を喜ばす。
• 私達のクラスは小人数のクラスである。
• 私のうちは小人数です。
• ごちそうは小人数ほどよい。
• ５歳未満の小人は、入場料は要りません。
• 《諺》 怠惰は悪徳のもと, 「小人閑居して不善をなす」.
• 《諺》 小人はつまらないことに興ずる.
• 小人閑居して不善をなす.
• 小人玉を抱いて罪あり
• 小人閑居して不善を為す
• 女子と小人は養い難し
• 木戸銭は大人十銭、小人五銭
• 小人短慮
• 小人はあくせくする