山童
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山童(やまわろ、やまわらわ)は、九州をはじめとする西日本に伝わる山に出る妖怪。河童(かっぱ)が山の中に入った存在であるとも言い伝えられている。熊本県芦北郡では、やまわろのほかにやまんもん、やまんと、やまんわっかし(山の若い衆)、やまんおじやん(山の伯父やん)など、また同県球磨郡では山ん太郎、やまんぼ(山ん坊)とも呼ばれる[1]。
- ^ a b c d e f g 丸山学「山童」 谷川健一編 『日本民俗文化資料集成 妖怪』三一書房 1988年、17 - 39頁。ISBN 4-380-88527-5。
- ^ a b 寺島良安 『和漢三才図会』6、島田勇雄・竹島純夫・樋口元巳訳注、平凡社〈東洋文庫 466〉、1986年、152 - 153頁。ISBN 978-4-582-80466-9。
- ^ a b c d 村上健司編著 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、353-354頁。ISBN 978-4-620-31428-0。
- ^ 松谷みよ子『現代民話考〈1〉河童・天狗・神かくし』筑摩書房〈ちくま文庫〉、2003年4月、173頁。ISBN 978-448-003811-1。
- ^ 松谷みよ子『現代民話考〈1〉河童・天狗・神かくし』十五「河童の声、歌、物音、足あとなど」193-197頁。歌は歌詞までは真似られなかったとされる。
- ^ 丸山学「山童伝承」『日本民俗文化資料集成 妖怪』谷川健一編、三一書房、1988年、15頁。ISBN 4-380-88527-5。
- ^ a b 柳田國男『妖怪談義』講談社〈講談社学術文庫〉、1977年、74頁。ISBN 4-06-158135-X。
- ^ 柳田國男「川童の渡り」『妖怪談義』講談社〈講談社学術文庫〉、1977年、71-76頁。ISBN 4-06-158135-X。
- ^ 多田克己 『幻想世界の住人たち IV 日本編』 新紀元社〈Truth in Fantasy 9〉、1990年、119頁。ISBN 978-4-915146-44-2。
- ^ 柳田国男監修、民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』第1巻、平凡社、1955年、239頁。全国書誌番号:48006970、NCID BN05729787。
- ^ 谷川健一監修 『別冊太陽 日本の妖怪』平凡社、1987年、135頁。ISBN 978-4-582-92057-4。
- ^ 京極夏彦・多田克己編著 『妖怪図巻』 国書刊行会、2000年、132-135頁、162-163頁。ISBN 978-4-336-04187-6。
山童(ヤマワロ)
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「東方茨歌仙 〜 Wild and Horned Hermit.」の記事における「山童(ヤマワロ)」の解説
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山童(やまわろ)
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「妖怪のお医者さん」の記事における「山童(やまわろ)」の解説
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山童
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肥後国天草郡の山中に「山童(やまわらわ)」と名乗る妖怪が現われ、「今年から五年間は五穀豊穣だが、悪い病気が流行して多くの人が死ぬ、我が姿を見る者は病をまぬがれて長寿になる」と告げた、という内容の資料(早稲田大学演劇博物館所蔵)も確認されている。この「やまわらわ」のような例は、出現場所が海でなく山の中であるという違いはあるものの、三本足の外観や予言の内容など、共通した特徴があり、湯本豪一はアマビコ、アマビエとの関連性を指摘している。
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