妖怪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/12 02:08 UTC 版)
妖怪(ようかい)は、日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在のこと。妖(あやかし)または物の怪(もののけ)、魔物(まもの)とも呼ばれる。
注釈
- ^ 草双紙の分類の一つ。安永から文化にかけての約30年間に出版された。それまでの青本などに洒落本などの影響が加わり大人向けの言語遊戯などを取り入れた作品が多く見られた。
- ^ 古語では神留まる(かんづまる)
- ^ 磐境の境は境界や坂を意味し、このときの坂も神域との境界の意味を持つ。
- ^ 神籬の籬も垣の意味で、同様に神域との境界を意味する。
- ^ 結界としての神祭具でもある。
- ^ ヨーロッパやその他の大陸は、城壁の中に居住していることが多く、集落と自然環境が隔絶されている。
- ^ 町奉行が管轄した町場(町)に設けられた、時間制限で閉じられてしまう集落の出入り口にある門。門限の語源となっている。
- ^ 配置や間取りや構造が、自然と居住空間の境が曖昧な作りになっている。
出典
- ^ 宮田登 2002, p. 24、小松和彦 2015, p. 53
- ^ 宮田登 2002, p. 24、小松和彦 2015, p. 48-49
- ^ 近藤瑞木・佐伯 孝弘 2007
- ^ 小松和彦 2015, p. 24
- ^ 小松和彦 2011, p. 16
- ^ 小松和彦 2011, p. 16-18
- ^ 宮田登 2002, p. 14、小松和彦 2015, p. 201-204
- ^ 宮田登 2002, p. 12-14、小松和彦 2015, p. 205-207
- ^ a b c 小松和彦 2011, p. 21-22
- ^ 小松和彦 2011, p. 188-189
- ^ 民俗学研究所『綜合日本民俗語彙』第5巻 平凡社 1956年 403-407頁 索引では「霊怪」という部門の中に「霊怪」「妖怪」「憑物」が小部門として存在している。
- ^ a b 小松和彦 2011, p. 20
- ^ 『今昔物語集』巻14の42「尊勝陀羅尼の験力によりて鬼の難を遁るる事」
- ^ 小松和彦 2011, p. 78
- ^ 小松和彦 2011, p. 21
- ^ 小松和彦 2015, p. 46
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- ^ 宮田登 2002, p. 12、小松和彦 2015, p. 200
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