よう‐かい〔エウクワイ〕【妖怪】
妖怪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 06:12 UTC 版)
妖怪(ようかい)は、日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象、あるいは、それらの現象を起こす不可思議な力を持ち科学で説明できない存在のことである。妖(あやかし)、物の怪(もののけ)、魔物(まもの)とも呼ばれる。
注釈
- ^ 草双紙の分類の一つ。安永から文化にかけての約30年間に出版された。それまでの青本などに洒落本などの影響が加わり大人向けの言語遊戯などを取り入れた作品が多く見られた。
- ^ 古語では神留まる(かんづまる)
- ^ 磐境の境は境界や坂を意味し、このときの坂も神域との境界の意味を持つ。
- ^ 神籬の籬も垣の意味で、同様に神域との境界を意味する。
- ^ 結界としての神祭具でもある。
- ^ ヨーロッパやその他の大陸は、城壁の中に居住していることが多く、集落と自然環境が隔絶されている。
- ^ 町奉行が管轄した町場(町)に設けられた、時間制限で閉じられてしまう集落の出入り口にある門。門限の語源となっている。
- ^ 配置や間取りや構造が、自然と居住空間の境が曖昧な作りになっている。
出典
- ^ 宮田登 2002, p. 24、小松和彦 2015, p. 53
- ^ 宮田登 2002, p. 24、小松和彦 2015, p. 48-49
- ^ a b 妖怪談義 (講談社学術文庫) 柳田 國男。NHK出版、100分 de 名著「遠野物語」。
- ^ 近藤瑞木・佐伯 孝弘 2007
- ^ 小松和彦 2015, p. 24
- ^ 小松和彦 2011, p. 16
- ^ 小松和彦 2011, p. 16-18
- ^ 宮田登 2002, p. 14
- ^ 小松和彦 2015, p. 201-204
- ^ 宮田登 2002, p. 12-14、小松和彦 2015, p. 205-207
- ^ a b c 小松和彦 2011, p. 21-22
- ^ 小松和彦 2011, p. 188-189
- ^ 民俗学研究所『綜合日本民俗語彙』第5巻( 平凡社、1956年) 403-407頁 索引では「霊怪」という部門の中に「霊怪」「妖怪」「憑物」が小部門として存在している。
- ^ a b 小松和彦 2011, p. 20
- ^ 『今昔物語集』巻14の42「尊勝陀羅尼の験力によりて鬼の難を遁るる事」
- ^ 小松和彦 2011, p. 78
- ^ 小松和彦 2011, p. 21
- ^ 小松和彦 2015, p. 46
- ^ 小松和彦 2015, p. 213
- ^ 宮田登 2002, p. 12、小松和彦 2015, p. 200
- ^ a b 太刀川清『百物語怪談集成』国書刊行会、1987年、365-367頁。
- ^ “世説故事苑 3巻”. 2015年12月16日閲覧。
- ^ 『江戸化物草紙』アダム・カバット校注・編、小学館、1999年2月、29頁。ISBN 978-4-09-362111-3。
- ^ 『江戸怪談集 上』高田衛、岩波書店、1989年、369-397頁。ISBN 4-00-302571-7。
- ^ 尾崎久弥 編著『大江戸怪奇画帖 完本・怪奇草双紙画譜』国書刊行会、2001年、5頁。
- ^ 石川純一郎『新版 河童の世界』時事通信社、1985年、27-34頁。ISBN 4-7887-8515-3。
- ^ 兵庫県立歴史博物館,京都国際マンガミュージアム『妖怪画の系譜』河出書房新社、2009年、58-59頁。ISBN 978-4-309-76125-1。
- ^ 石上敏『森島中良集』国書刊行会、1994年、372-373頁。
- ^ 多田克己 2008, p. 272-273
- ^ 湯本豪一 2008, p. 30-31
- ^ 湯本豪一『今昔妖怪大鑑』パイインターナショナル、2013年、158頁。ISBN 978-4-7562-4337-9。
- ^ 渋谷保 訳補『西洋妖怪奇談』博文館、1891年。"凡例"。
- ^ 竹柴金作『日本戯曲全集 河竹新七及竹柴其水集』春陽堂、1929年、716頁。
- ^ 西本晃二『落語『死神』の世界』 青蛙房 2002年 289-290頁 ISBN 4-7905-0305-4
- ^ 泉鏡花 『夜叉ヶ池・天守物語』 岩波書店<岩波文庫> 134頁 1984年 ISBN 4-00-310273-8 澁澤龍彦「解説」
- ^ a b 山口敏太郎 2007, p. 9
- ^ 湯本豪一 2008, p. 2
- ^ a b c と学会 2007, p. 226-231
- ^ a b c 妖怪王(山口敏太郎)グループ 2003, p. 16-19
- ^ 水木しげる 1974, p. 17
- ^ 諸橋轍次『大漢和辞典 巻三』大修館書店、1956年、645-647頁。
- ^ 朝鮮総督府 編『朝鮮の鬼神』国書刊行会、1972年、87-98頁。
- ^ a b c d e 小山隆秀「序論―妖怪と話何か」『妖怪展:神・もののけ・祈り』、青森県立郷土館、東奥日報社、3–5頁、2009年 。
妖怪(ようかい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/16 19:42 UTC 版)
「ちょっと江戸まで」の記事における「妖怪(ようかい)」の解説
第十話に出てきた妖怪(多分)。そうび達の通う学校にいつの間にか影の無い人間の姿で現れた。腹の空いた迪聖に片腕を「食べるように」と差し出したりした。その後も時々学校にいる様子。
※この「妖怪(ようかい)」の解説は、「ちょっと江戸まで」の解説の一部です。
「妖怪(ようかい)」を含む「ちょっと江戸まで」の記事については、「ちょっと江戸まで」の概要を参照ください。
妖怪(ラルウァ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 02:40 UTC 版)
「バッカーノ! (1930年代)」の記事における「妖怪(ラルウァ)」の解説
「幽霊」とは異なり、ヒューイの実験を遂行することを目的にした組織。 ティム 「妖怪」のリーダー。スキンヘッドにバンダナ、眼鏡をかけている。本名は「タック・ジェファーソン」で、チックの実弟にあたる。 家庭に恵まれない天才として幼少期を過ごし、過去を捨てるべく心身を全て作り替えたが、チックには看破された。慎重かつ理性的な性格で、「吸血鬼」の面々に手を焼く。アデルとは組んで長く、それなりの信頼関係がある様子。彼女共々、ジャグジー達に気をかけている。
※この「妖怪(ラルウァ)」の解説は、「バッカーノ! (1930年代)」の解説の一部です。
「妖怪(ラルウァ)」を含む「バッカーノ! (1930年代)」の記事については、「バッカーノ! (1930年代)」の概要を参照ください。
妖怪(ようかい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/20 10:10 UTC 版)
本作における妖怪は、現実の一般社会通念上の妖怪とほぼ同じ存在である。人間に近い見た目の妖怪もいれば、全く異形の妖怪も存在する。妖怪にはある一定の種族があり、同じ種の妖怪が多数存在する。それ以外でも、人間が何らかのきっかけで妖怪化することもあるし、無生物が意思を持ち妖怪となる場合もある。妖怪の多くは人間にはない超能力的な力を持っているが、烏天狗の雑兵のように何も能力を持たない妖怪もいる。妖怪のほぼ全ては人間の目につかないように生活をしていたが、そのことに対する理不尽さを許容できなくなり、人間を絶滅させ、世界を妖怪のものにしようと画策している。しかし中には、人間の側につく妖怪もいる。
※この「妖怪(ようかい)」の解説は、「妖怪番長」の解説の一部です。
「妖怪(ようかい)」を含む「妖怪番長」の記事については、「妖怪番長」の概要を参照ください。
妖怪(ようかい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 05:53 UTC 版)
戦国時代に存在し、人間たちを脅かす存在。太古から存在し、平安時代には既に存在していた模様(珊瑚談)。現代でも、ごく少数が存在している。多くは基本的には凶暴で、人間を喰らうことから人間たちと対立している。人間に襲い掛からない妖怪も多く存在し、ごく稀に人間との間に子供を成す妖怪も存在する。人間に近い姿や人間に変身できる妖怪ほど、知能や格が高い。
※この「妖怪(ようかい)」の解説は、「犬夜叉」の解説の一部です。
「妖怪(ようかい)」を含む「犬夜叉」の記事については、「犬夜叉」の概要を参照ください。
妖怪(ようかい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:07 UTC 版)
「夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜」の記事における「妖怪(ようかい)」の解説
本来、人間が暮らす次元である「この世」とは別の次元、「あの世」に暮らす生き物。
※この「妖怪(ようかい)」の解説は、「夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜」の解説の一部です。
「妖怪(ようかい)」を含む「夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜」の記事については、「夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜」の概要を参照ください。
妖怪(狭義)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:20 UTC 版)
一人一種族の単独の妖怪や、分類できるまとまった特徴を持たない妖怪は、「種族としての妖怪」に分類される。妖怪の数は「種族としての妖怪」が1番多い。
※この「妖怪(狭義)」の解説は、「幻想郷」の解説の一部です。
「妖怪(狭義)」を含む「幻想郷」の記事については、「幻想郷」の概要を参照ください。
妖怪
「妖怪」の例文・使い方・用例・文例
- この村には妖怪が出没すると言い伝えられている。
- 一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している。共産主義という妖怪が。
- 妖怪学研究
- (London の)妖怪学研究会
- 妖怪談
- 海上に現れる,頭の丸い,大きな妖怪
- 歌舞伎において,妖怪が現われる時などに奏する囃子
- (妖怪が)化ける
- 妖怪や霊的なものなどの存在を信じること
- 天狗という,鼻の高い妖怪
- 船幽霊という妖怪
- 見越し入道という,うしろからぼんやり現れ通行人を見ているという妖怪
- 妖怪
- 三つ目小僧という妖怪
- 座敷童子という妖怪
- 獣や妖怪が人を化かすことができる
- 歌舞伎における妖怪変化の隈取り
- 鬼(き)太(た)郎(ろう)は水(みず)木(き)しげるさんによる人気妖怪漫画シリーズ「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公だ。
- 水木さんが東京都調(ちょう)布(ふ)市(し)に住んでいることから,同市の天(てん)神(じん)通り商店会は商店街に鬼太郎や他の妖怪の像を設置した。
- 「妖怪が栄えるのはうれしいこと。商店街に来る人が増えればよりうれしい。」
妖怪と同じ種類の言葉
- >> 「妖怪」を含む用語の索引
- 妖怪のページへのリンク