きょう‐ふ【恐怖】
恐怖
恐怖
恐怖(里子)
恐怖(沈黙)
恐怖
恐怖
作者谷崎潤一郎
収載図書人間みな病気
出版社福武書店
刊行年月1991.11
シリーズ名福武文庫
収載図書潤一郎ラビリンス 1 初期短編集
出版社中央公論社
刊行年月1998.5
シリーズ名中公文庫
収載図書人間みな病気
出版社ランダムハウス講談社
刊行年月2007.11
シリーズ名ランダムハウス講談社文庫
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/05 05:17 UTC 版)
恐怖(きょうふ)、または恐れ(おそれ)(英: fear)は、動物や人間のもつ感情の一つで、こわいと思うことやその気持ち[1]。
概説
ブリタニカ国際百科事典によると、恐れとは典型的な情動のひとつで、有害な事態や危険な事態に対して有効に対処することが難しいような場合に生じる、とのことである[2]。
ブリタニカ国際百科事典によると、恐れの中でも具体的な事態になっておらず明確な対象があるものが「心配」だという。また、具体的な事態になっておらず、かつ明確な対象もないものが「不安」だという[2]。
事態から逃避しようとする行動の傾向、心拍数の増加、顔面から血の気が引く、震え、発汗などといった身体的反応が伴う[2]。恐れが強い場合は、行動に麻痺が起きる[2]。
河合隼雄は、恐怖について「人間は自分の人生観、世界観やシステムを持ちながら生きているが、それをどこかで揺り動かすもの」と定義したうえで、(主に戦後や平成期の平和な日本で心理学者として活動した河合隼雄は)次のようにのべた。
- 「恐怖はない方がいいように見え、ずっとそういう状態が続くと安心ではあるが、死んでいるのと同じである。生きる体験の中には必ず恐怖が入ってくる。存在を揺るがされるということは、うまくすれば、新しいことが開かれるが、下手をすれば破局を迎える。つまり、恐怖はその両者のちょうど境目になる。さらに、例えば恐怖の対象に「死」があるが、気分的に死への傾倒が強い人には、それは恐怖たりえず、それにどんどん寄り添っていくと生と死の境界自体がなくなり、恐怖は消える。そうなれば、生も死も何の役にも立たなくなる」「現代人は本来的な恐怖というものが非常に少なくなっており、現代人の状態は非常にアンビバレントである」[3]。
特定の事態やものに対して強い恐怖を感じる状態を(それを本人が不都合と感じている場合などに)疾患として位置づける場合、恐怖症と言う。恐怖症は認知行動療法などによって治療できる場合がある。
- 恐怖の対象、恐怖される状態
14世紀から18世紀ごろの西ヨーロッパではペスト(黒死病)にかかることが非常に恐れられた。
19世紀の英国において最も恐れられた事態は、人々に忘れ去られ、死んだのに誰にも嘆かれず、貧困状態で死に、最後には解剖台に乗せられることであった。20世紀では、多くの人が小児麻痺、身体の一部を不具にし、残りの人生で動かなくなるという病気を患うことを恐れた。
2001年9月11日以降のアメリカ(やヨーロッパ)では、テロリズムに対する恐怖が大きく広がった。
人は、トラウマが残るような事故類を経験すると、その事故を想起させるいくつかの対象に恐怖を感じるようになることもある。また他国に侵略されて住む地域が長期に渡り爆撃や砲撃を受けたり、前線で塹壕戦で迫撃砲の攻撃、どの瞬間でも死ぬ可能性があまりに高いような状況を長期に経験したりすると、その後に戦場から離れても、音量の大きな音を聞くだけで、つまり爆撃音や迫撃砲音に限らず、たとえば工事現場の音やドアをバタンと閉める音などでも、大きな恐怖を感じるようになる。
- 恐怖心を感じさせることを意図した行為、それを用いる手法
恐れさせること[4]、相手に恐れの気持をいだかせるために行うことを脅し(おどし)という(日常用語)。脅しというのは、乱暴な行為や乱暴な発言だけでなく、相手が身の危険を感じるような状況になる可能性があるなどとおだやかに言うような発言、つまり言い方はおだやかでも聞いた人が文の意味内容を理解すると恐怖を感じるようなことを、計算づくで意図的に言うことも含む。
法律用語では、特にある行為を人にさせるためおどしつけること、相手に恐れの気持をいだかせるようにしてある行為を強制すること[5]を脅迫という。(刑法)危害を加えるようなことを言ったり態度で示したりして人をおどかすこと[5]、他人を恐怖させる目的で害を加える旨を告知すること[6]を脅迫という。(民法)相手方に違法な害悪を加える旨を通告して畏怖心を生じさせる行為(民法の場合は漢字表記は「強迫」としている)[7]。
18世紀末のフランスではロベスピエールらに「反対者」と見なした人たちを一方的に処刑し、人々に恐怖を感じさせることで人々を統制しようとした。こうした手法を恐怖政治というが、その後も同様の手法で自国民を支配する独裁者は後を絶たない。
テロリズムというのは恐怖を感じさせることで政治的な目的を果たそうとする手法である。個人や小集団が行うことが多い。そうしたテロ組織を支援する国家、もしくは国家そのものがテロに加担している場合はテロ支援国家と呼ばれ、アメリカによってイランや北朝鮮といった国が指定されている。
徴候と症状
恐怖状態において、人は以下のような様々な反応を示す[8]。
- 瞳孔の拡大(恐怖に対する視覚の対応)
- 肺の細気管支の拡張(酸素吸収を高める)
- 血圧と心拍の急上昇(脳と筋肉にエネルギーを供給する)
- 肝臓のグリコーゲン分解(瞬発力を高める)
- アドレナリンを含む血流の大放出(生理的防御力の向上)
- 脾臓の収縮(白血球を供給する準備)
- 膀胱と結腸を空にする準備(エネルギー消費の準備)
- 消化器官の毛細血管の収縮(血流を筋肉側に集中させる)
- 立毛(鳥肌が立つなど、毛が逆立つ現象。敵に対して体を大きく見せていた名残りと考えられる)
- 消化活動の低下(消化に使うエネルギーを別の場所に使うため)[9]
恐怖に対する反応は大脳辺縁系の扁桃体と、脳の機能の中では比較的古い部分である小脳扁桃の活動にリンクしており、扁桃体より発せられた警告が中枢神経・自律神経にさまざまな生理的応答を促す[8]。 扁桃体に異常をきたしたウルバッハ・ビーテ病の患者は恐怖を感じることがないという[10]。
人間は恐怖によって怯えた状態になり、他者の望むことに一方的に従ってしまうことがある。その一方、人間は同様に暴力的にもなり、命を懸けて戦うこともある。
心理学的説明・研究
ジョン・B・ワトソンやパウル・エクマンなどの心理学者は、恐怖を、ほかの基礎的な感情である喜び、怒りとともに、これらをすべての人間に内在する感情だ、と述べた。通常、恐怖は特定の刺激に対する反応である[要出典]。
心理学において、恐怖の対象を覚えさせることが、「恐怖条件付け (en:fear conditioning) 」として研究されている。その最初のものはワトソンが1920年に行ったリトルアルバート実験 (en:Little Albert experiment)で、この研究では、生後11か月の幼児が実験室の白鼠に対し恐怖を感じるように条件付けることに成功した。
研究により、特定の対象(例:動物、高さ)が他の対象(例:花、雲)に比べより恐怖を引き起こしやすいことが発見されている。また、被験者にこれらの対象に対し恐怖を植付けることもより容易である。
管理
医薬品
扁桃体に起因する、恐怖条件付けおよび恐怖症の薬物治療には、糖質コルチコイドが挙げられる[11]
心理療法
認知行動療法は、人々の恐れを克服することを助けることに成功してきた。 記憶を忘れる、削除することは容易ではないため、人々を繰り返し彼らの恐怖に直面させるアプローチは積極的であり、より成功率が高い。安全な方法により、本人の恐れに立ち向かうことによって、人は恐れを引き起こす記憶や刺激を抑え込むことができる[12]。
曝露療法は、特定の恐怖症を持つ人々の90%において、時間の経過とともに彼らの恐怖を著しく減少させることができたと知られている[13][12]。
もう一つの心理療法は体系的脱感作であり、これは恐怖を完全に取り除く、あるいはその恐怖に対する嫌悪感のある反応を起こし、それを置き換えることを目的とする行動療法のひとつである。条件付けを通して、反応は弛緩にこれで置き換えられる。この治療を通して筋肉の緊張は弱まり、深呼吸のテクニックは緊張を和らげるのを助けることができる。
その他の治療法
宗教の中で安らぎを見つけることは、自分の恐れに対処するための別の方法である。たとえば死後に起こることや死後の世界など、あなたの恐れに関する質問に答えるための何かを持っていると、それはあなたの死への恐れの助けとなる。答えを持っていることは、不確実性の余地を減らすのである。宗教は自分の恐れを無視するのではなく、理解し感じる方法を提供するのである[14]。
動物
ジョゼフ・ルドゥーの研究によると、扁桃体は恐怖や脅威、危険といった記憶を意識下に格納する部位でもあり、戦うか逃げるか反応などの条件性恐怖を司る。ほとんどの脊椎動物には小脳があることから、それらの動物の小脳扁桃は全て同様の働きをしていると考えられる[8]。
狐の糞などに含まれるトリメチルチアゾリン(2,5-ジヒドロ-2,4,5-トリメチルチアゾリン(TMT))はげっ歯類に嗅がせるとPTSDを誘発し、オオカミの尿に含まれている3つのピラジン類似体の混合物は、恐怖にかられた行動を起こさせる[15]。
脚注
- ^ goo辞書「恐怖」
- ^ a b c d ブリタニカ国際百科事典、【恐れ、fear】
- ^ 河合隼雄『対話する生と死』(大和書房 2006年2月15日発行)
- ^ 『広辞苑』第六版【おどし。威し、脅し】
- ^ a b 『精選版 日本国語大辞典』【脅迫】
- ^ 『広辞苑』第六版【脅迫】
- ^ 『広辞苑』第六版【強迫】
- ^ a b c ドナ・ハート、ロバート・W・サスマン『ヒトは食べられて進化した』伊藤伸子訳 化学同人 2007 ISBN 9784759810820 pp.104-108.
- ^ “自律神経を整えるには腸の働きが大切|【ココカラクラブ】ドラッグストアのココカラファイン”. 【ココカラクラブ】ドラッグストアのココカラファイン. 2022年8月7日閲覧。
- ^ 恐怖をまったく感じない女性、PTSD治療にヒントか - AFP BB News 2010年12月20日
- ^ Sandi, C. (2011). “Healing anxiety disorders with glucocorticoids”. Proceedings of the National Academy of Sciences 108 (16): 6343–344. Bibcode: 2011PNAS..108.6343S. doi:10.1073/pnas.1103410108. PMC 3080972. PMID 21482789 .
- ^ a b Kaplan, J.S.; Tolin, D.F. (2011). “Exposure therapy for anxiety disorders: Theoretical mechanisms of exposure and treatment strategies”. Psychiatric Times 28 (9): 33–37 .
- ^ Travis, John (2004). “Fear not: Scientists are learning how people can unlearn fear”. Science News 165 (3): 42–44. doi:10.2307/4014925. JSTOR 4014925.
- ^ “Cure Your Fear – Phobia Treatment” (英語). FearOf.net 2018年11月28日閲覧。
- ^ “匂いと脳のストレス応答”. 学校法人東邦大学. 2024年6月15日閲覧。
関連項目
- 「恐怖」を含む記事名一覧
- 感情の進化
- 脳における恐怖の処理 ‐ 脳波計や脳の活動領域など。
- ホラーとテラーの違い ‐ フィアーは恐怖全体を指す語であるが、ホラーは視覚・聴覚の不快感から来る恐怖で、テラーは現実的な体験からくる恐怖。
- パニック
- ストレス
- 恐怖症
- 心的外傷後ストレス障害
- 不安遺伝子
- 恐怖政治、テロリズム
- 自由権(恐怖から免れる権利)
- ジッドゥ・クリシュナムルティ
- 恐怖に訴える論証
- 恐怖の文化、ホラー、神への畏怖
- ポボス
恐怖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:23 UTC 版)
「ツァボの人食いライオン」の記事における「恐怖」の解説
貨車での遭遇以降、しばらくの間人食いライオンはツァボを避けていてパターソンたちを襲うような行動はとらなかった。パターソンはこの期間中に、ある考えを思いついた。それは、2-3人の労働者を危険な目には絶対遭わせずに「おとり」に使うような罠を作れば人食いライオンを捕えることができるのでは、というものであった。 パターソンは早速罠の作成にとりかかった。材料となったのは、枕木やトロッコのレール、電線の切れ端や重い鎖などで、彼の考えでは十分に頑丈な出来栄えであった。罠はおとりとなる人間用の部屋と、ライオンを閉じ込めるための部屋に分けられ、2つの部屋の間は枕木とレールを利用して作った堅牢な鉄格子がはめ込まれていた。ライオン用入り口は、ネズミ捕りと同じ要領で餌となるおとりを捕まえなくてもドアが閉まるように工夫されていた。パターソンはライオンの目を欺くため、罠の上にテントを張り、さらに周囲を特別に強力なボマで囲んだ。最初の2-3日はパターソン自身がおとり役となって罠に入っていたが、なかなか眠れないうえに蚊の襲撃を受けただけで特段の変事はおこらなかった。 他のキャンプはときどき人食いライオンの襲撃を受けていて、パターソンもその情報はつかんでいた。しかしツァボは完全にライオンの攻撃対象を外れていたため、労働者たちはすっかり安心した日々を過ごしていた。そこに油断が生じ、ツァボに恐怖が再び忍び寄ってきた。 ライオンが再度襲撃を始めたのは、大勢の労働者が涼を求めてテント外で就寝していた夜だった。突然起こった叫び声と悲鳴で夜の平穏は破られ、パターソンを始めとした人々はライオンがツァボに再び狙いを定めたことを思い知らされた。そのライオンはボマに1頭で闖入し、発見者によって鳴らされた警鐘や、たいまつやこん棒、石などの攻撃も意にも介さず、労働者を1人捕えた。ライオンはボマの外でもう1頭のライオンと合流して、大胆なことにテントから30メートルも離れていない地点で労働者を食べ始めていた。労働者の頭がライオンたちに向けて数発発砲したものの、ライオンは「食事」を済ませるまでその場を離れようとしなかった。 パターソンはこの事件後、1週間以上ライオンを待ち伏せてみたが、すべてが徒労に終わった。毎晩のようにライオンはパターソンの裏をかいてキャンプを襲い、翌朝には労働者1名が欠けているのが常態になっていた。パターソンもこの事態には意気阻喪し、ライオンたちは本当に「悪魔」で「不死身」なのではないかと考えるまでになっていた。パターソンは周囲の気を引き立たせるために、昼間の密林の中でライオンを追跡する仕事を始めたが、これも成功しなかった。役人や軍の将校たちもツァボを訪れて毎夜の見張りを手伝ったが、ライオンはこれも避けて犠牲者の数を毎晩のように増やしていた。 ライオンが駅から労働者をさらった上に、パターソンのいるキャンプのそばまで運んできてそこでむさぼり食うというできごとさえ起った。パターソンの耳にはライオンが骨をかむ音や満足げに喉を鳴らす音までがありありと聞こえ、その音は数日間彼の耳に残って離れなかった。たとえ外へ出たとしても労働者を救うことは不可能とわかりきっていたため、パターソンは無力感にさいなまれた。パターソンが滞在しているボマの近くにいた数名の労働者もこの事態に怯えきって、パターソンのボマに入れてほしいと大声で救いを求めた。パターソンは快く彼らを迎え入れたが、彼らと一緒に病人が1人いたことを思い出して聞いてみると、置き去りにしてきたことがわかった。パターソンはすぐさま労働者数名を率いて病人を連れてこようとしたが、到着したときには病人は仲間に見捨てられたショックのためにすでに絶命していた。 事態は悪化の一途をたどり、ライオンたちはますます大胆にふるまうようになっていた。これまでは1頭のみが労働者たちを襲い、もう1頭は外の藪の中で待っていた。しかし2頭は一緒に行動するようになり、それぞれがボマに押し入って労働者を1人ずつ襲うまでとなった。 11月の最終週には、スワヒリ人の運搬労働者2名が襲われた。1人はライオンがすぐに連れ去って食べたが、もう1人はボマのイバラに引っかかったために連れ去りは免れた。その労働者は何とか助け出すことができたが、重傷だったため病院に着く前に絶命した。その2-3日後には、ツァボ駅からほど近い位置にあった地区で最大級の労働者キャンプが襲撃された。2頭のライオンは真夜中にキャンプに押し入り、恐れおののく労働者たちを襲って不幸な犠牲者をさらい、キャンプのすぐそばでむさぼり始めた。一連の騒ぎは、かなり離れた距離にあるパターソンのボマからもはっきりと聞き取れた。監督官のダルゲヤンズがライオンのいる方向に50発以上発砲したものの、ライオンを追い払うことさえできず、2頭は「食事」が済むまでその場にとどまっていた。 翌朝になってから、パターソンたちはライオンの追跡を試みた。砂上には折れた肢のつま先でつけたような痕跡が残っていたため、ダルゲヤンスはライオンのうち1頭を負傷させたものと確信していた。痕跡を追っていくうちに不気味な唸り声が聞こえ、一行はライオンのそばに来ていたことに気づかされた。注意深く前進してやぶをかき分けてみると、前夜さらわれた労働者の遺体が残されていた。一行がライオンのつま先で付けた痕跡と思い込んでいたのは、引きずられて連れ去られた労働者の指が残したものであった。ライオンはすでに立ち去っていて、一行は遺体の残骸を葬ってから戻るしかなかった。 連続する惨劇によって、労働者たちは恐慌状態に陥った。12月1日の午後、キャンプに戻ったパターソンを待ちうけていたのは作業を放棄した労働者の一団であった。彼らはパターソンに『これ以上どんなことがあってもツァボにはとどまらない』と宣言した。『政府のために働く約束でインドから来たのであって、ライオンなどの餌食になるために来たのではない』、というのが彼らの主張であった。 労働者たちは最初に通りかかった汽車を止めて乗り込み、ツァボから逃げ出した。このため、鉄道工事は完全にストップした。その後3週間は、ツァボに踏みとどまった労働者たちのために「ライオン対策」を施した小屋を作る以外の作業はできなかった。小屋は貯水タンクの上や、屋根、はてはガードの上など、およそ安全であろうと思われる場所にはどこにでも作られた。テント内に穴を掘って、重い丸太で上を覆ってからそこで眠る者もいた。多くのベッドが手ごろな木に結びつけられたが、ときには木の耐えうる限界以上にまでなった。ライオンが夜中にキャンプを急襲したとき、たくさんの労働者が1本の木に殺到して逃れようとしたため、その木が折損した。木に登った労働者たちはまさにライオンの目前に投げ出される状態となったが、そのときは別の犠牲者を手中にしていたライオンは彼らに興味を示さず、全員が命拾いした。
※この「恐怖」の解説は、「ツァボの人食いライオン」の解説の一部です。
「恐怖」を含む「ツァボの人食いライオン」の記事については、「ツァボの人食いライオン」の概要を参照ください。
恐怖
出典:『Wiktionary』 (2021/10/24 03:43 UTC 版)
名詞
関連語
翻訳
- アイルランド語: eagla (ga) 女性
- アラビア語: رعب (ar) (ru`b) 男性, هول (ar) (hawl) 男性, ذعر (ar) (dhu`r) 男性, خوف (ar) (khawf) 男性
- アルメニア語: ահ (hy) (ah), սարսափ (hy) (sarsap’), վախ (hy) (vax), վախ (hy) (vax), երկյուղ (hy) (erkyuġ), ահ (hy) (ah)
- イタリア語: paura (it) 女性, terrore (it) 男性
- インドネシア語: kengerian
- ウェールズ語: ofn (cy)
- ウクライナ語: терор (terór) 男性
- 英語: dread (en), fear (en), fright (en), horror (en), terror (en)
- エストニア語: hirm (et), kartus (et)
- エスペラント: teroro (eo), teruro (eo)
- オック語: paur (oc) 女性
- オランダ語: verschrikking (nl) 女性
- カタルーニャ語: por 女性, paüra 女性, basarda 女性, temor 男性
- グルジア語: ზარი (ka) (zari)
- クルド語:(クルマンジー) tirs (ku) 女性、(ソラニー) ترس (ku) (tirs)
- クロアチア語: strah (hr) 男性, teror 男性, užas 男性
- ゴート語: (agis)
- 古典ギリシア語: τρόμος (trómos) 男性, φοβάμαι (el) (fovámai)
- スウェーデン語: skräck (sv) 通性
- スコットランド・ゲール語: eagal (gd) 男性, uabhas (gd) 男性, oillt (gd) 女性
- スペイン語: miedo (es) 男性, temor (es) 男性, terror (es) 男性
- スロヴェニア語: strah (sl) 男性
- スワヒリ語: kikuli 単数, vikuli pl (noun 7/8)
- スワヒリ語: woga (sw)
- セルビア語: страх 男性, терор (teror) 男性, ужас (užas) 男性
- チェコ語: děs (cs) 男性, hrůza (cs) 女性, teror (cs) 男性, strach (cs) 男性
- 中国語: (繁): 恐怖/ (簡): 恐怖
- 朝鮮語: 공포 (ko) (koyuuo)
- デンマーク語: angst (da), frygt (da) 通性
- ドイツ語: Angst (de) 女性, Schreck (de) 男性, Schrecken (de) 男性, Terror (de) 男性
- ハンガリー語: félelem (hu), rémület, terror
- フィンランド語: pelko (fi), kammo (fi), kauhu (fi)
- フランス語: peur (fr) 女性, terreur (fr) 女性, effroi (fr) 男性
- ブルガリア語: ужас (úžas) 男性, терор (terór) 男性
- ブルトン語: aon (br)
- ベトナム語: nỗi khiếp sợ sự khủng bố
- ヘブライ語:אימה (eimah) 女性, אימה (he) (eymah) 女性, טרור (he) (teror) 男性, אימתן (he) (eymatan) 男性, בריון (he) (biryon) 男性
- ポーランド語: strach (pl) 男性, przerażenie (pl) 中性
- ボスニア語: strah (bs) 男性
- ポルトガル語: medo (pt) 男性, temor (pt) 男性, terror (pt) 男性
- マレー語: ketakutan (ms)
- ラテン語: terror (la) 男性
- リトアニア語: baimė (lt) 女性
- ルーマニア語: frică (ro) 女性, teamă (ro) 女性, teroare 男性
- ロシア語: страх (ru) (stráx) 男性, боязнь (ru) (bojázn') 女性, ужас (ru) (úžas) 男性, страх (ru) (strax) 男性, (act) террор (ru) (terrór) 男性
動詞
活用
「恐怖」の例文・使い方・用例・文例
- 突然沸き上がる恐怖感
- 戦争は恐怖と悲しみをもたらす
- 彼女は恐怖で気が変になった
- 恐怖の影が彼の顔をよぎった
- 癌の恐怖は彼女の生き方を変えさせた
- 死の恐怖に直面する
- 恐怖で立ちすくんだ
- 父は高所恐怖症だ
- 我々の恐怖心にはほとんど根拠がない
- 彼女はだれかがあとをつけていると気づいたとき,恐怖を感じた
- その話を聞いて私は恐怖でぞっとした
- びっくりする,恐怖に襲われる
- 恐怖に震える
- 恐怖ですくむ
- 高所恐怖症である
- 死の恐怖はだれもが生まれつき持っている
- 新しいことに挑戦するにはまず恐怖心を抑えなさい
- 戦争の恐怖が私たちの心の中に大きく広がった
- 一瞬の恐怖感
- 彼女は死の恐怖に取りつかれている
固有名詞の分類
品詞の分類
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