かい‐らく〔クワイ‐〕【快楽】
かいらく〔クワイラク〕【快楽】
読み方:かいらく
《原題、(イタリア)Il Piacere》イタリアの詩人・小説家・劇作家、ダヌンツィオの長編小説。1889年刊行。「罪なき者」(1892年刊)「死の勝利」(1894年刊)とあわせ、「薔薇の小説」三部作をなす。
け‐らく【▽快楽】
快感
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2012年8月) |
快感(かいかん、希: ἡδονή, ギリシア語ラテン翻字: hēdonē、羅: voluptas、英: pleasure)は、気持ち良いと感じる事。快楽(かいらく)、享楽(きょうらく)とも。喜び・幸せ・満足等の感情と密接に結びついている。
概要
脳科学的には、報酬系における神経伝達物質を介した神経細胞間の活動で定義される。食・摂水・睡眠など、動物としての本能に根ざした行動は、快感という報酬と不快感という罰によりコントロールされる。食欲など欲求が満たされれば快感を覚え、満たされなければ不快感を覚える。欲求とは、不快感を解消し、快感を得ることを(本能的に)希求する心のありかたと捉える事も出来るといえる。その他、大脳の高次機能の発達した人間は、長期的な目標の達成等、動物的欲求以外の状態からも快感を得る事が可能である。美しいものを見て、素晴らしい音楽を聴き、楽しい時を過ごす事によって人は快感を得る。
その達成までの期間の長短はあるが、人間の行動は何らかの快感を得る事を目指したものが多く、人間の行動原理、価値観の根本を規定する脳の状態である。
覚醒剤やアルコール飲料、あるいはギャンブルなどは、強く直接的な快感をもたらし、これらがいくら健康面や社会的に問題視されても、それを求める人は少なからずいる。依存症はこれらのもたらす快感に深く囚われた状態であり、身体的依存は克服できても精神的依存を克服する事に困難を伴う場合が多い。これらの事例に快感の人の行動、判断への影響を強くみてとる事が出来る。
関連項目
快楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 18:15 UTC 版)
暴力的な行為を行ないながら性的な快楽が得られるか、という点については、「ランナーズ・ハイ」などと呼ばれる脳内麻薬物質の作用をもとに説明することも可能である。ただし、SM行為とされる鞭打ちや緊縛は重労働であり、それらの疲労や興奮から「ハイ」になることも指摘できる。そのため「単なる暴力」であっても「快楽」を得ていると受け取ることも可能なため、サディズムと暴力とが違うものであると認識されにくい要因の一つにもなっている[要出典]。 BDSM一般に言えることであるが、サディズムにおいてもマゾヒズムにおいても、心理的な補償や、カタルシスの効果が背景に多く存在する。発達課程におけるインプリンティングや学習、文化的・社会的な自己の存在主張(現存在の意味充足)などの実存的なプロセスもあり、人間における自由と束縛をめぐる心理複合の所産とも言える。
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快楽
「快楽」の例文・使い方・用例・文例
- 快楽にふける
- 快楽を追う生活
- 快楽を追い求める
- 浮き世の快楽
- 彼は快楽主義者で、自分の好きなことしかしない。
- 彼女は快楽にふけった。
- 彼らは官能的快楽にふけった。
- 彼は快楽だけを求めて生きている。
- 彼はいつも快楽を追っている。
- 人間はいつでも二つの基本的な願望を持っている。即ち苦痛から逃れること、快楽に到達することである。
- 快楽しか求めない人もいる。
- 快楽を断つこと.
- 獣的な快楽.
- 肉体的快楽.
- 世俗的な快楽.
- 快楽を追う[自堕落な]女; 売春婦.
- 快楽を追い求める.
- 官能[肉体]的快楽.
- 彼の心は物質的快楽を超越している.
快楽と同じ種類の言葉
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