アンビバレンスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > アンビバレンスの意味・解説 

アンビバレンス【ambivalence】

読み方:あんびばれんす

同一対象に対して愛と憎しみなどの相反する感情同時に、または、交替して抱くこと。精神分析の用語。両面価値両面価値感情


アンビバレンス

作者東司麻里

収載図書長い夜贈りもの―ホラーアンソロジー
出版社まんだらけ出版部
刊行年月1999.3
シリーズ名ライブノベルス


アンビバレンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/15 04:24 UTC 版)

アンビバレンスambivalence)あるいは愛憎併存とは、ある対象に対して、相反する感情を同時に持ったり、相反する態度を同時に示すこと[1]。ドイツ語のアンビヴァレンツ(Ambivalenz)に由来する。「両価感情」や「両面価値」、「両価性」などとも翻訳されるが、そのまま「アンビバレンス」もしくは「アンビバレンツ」と表現するのが一般的。形容詞はアンビバレント(ambivalent)。

概説

アンビバレンスとは、ある対象に対して、相反する感情を同時に持ったり、相反する態度を同時に示すことである。たとえば、ある人に対して、愛情と憎悪を同時に持つこと(「愛憎こもごも」)。あるいは尊敬と軽蔑の感情を同時に持つこと。

オイゲン・ブロイラーが「Ambivalenz」と言う用語を創始したとされ、ジークムント・フロイトがそれを精神分析理論に組み入れた[1]

二つの感情のうち、一方が(とりわけ「望ましくない」などとされがちな面)が無意識下に抑圧され、それがその人の行動に様々な影響を与える[1]、だとか、この状態が昂じると、葛藤状態に陥り、神経症の原因となることもある[1]、と説明されることがある。

また、心理学教科書などでは、アンビバレンスとスプリッティング(splitting)を対置して、「人は幼児期には往々にして両についてスプリッティングな見方をするが、成長するにしたがってアンビバレントな見方をするようになる」といったような説明をしていることもある。ここで言う「スプリッティング」とは、「ママが大好きだから、パパは大嫌い」というような精神状態。対象ごとにひとつの感情だけが割り振られている状態。何かの拍子に母親のことを嫌いになると、今度は「ママは大嫌いだから、パパが大好き」といった精神状態に切り替わるような状態。そのような精神状態が、年齢を重ね、精神が成長するとともにアンビバレントな状態になるとしているのである。すなわち、大人になると一般的に「ママには好ましいところもあるけれど、好ましくないところもある。パパにも、好ましいところがあるけれど、同時に好ましくないところもある」という見方をするようになる、という説明である。

脚注

  1. 1 2 3 4 『心理学用語辞典』

関連項目



英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アンビバレンス」の関連用語

アンビバレンスのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アンビバレンスのページの著作権

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアンビバレンス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS