覚醒
読み方:かくせい
覚醒(かくせい)とは、目がさめること、また意識や感覚がはっきりと働きはじめることを意味する言葉である。比喩的に、それまでの過ちに気付いたり、迷いから覚めたりすることについてもいう。サ変自動詞化して「覚醒する」の形になる。
「覚」も「醒」も「さめる」意である。
用例:「早朝の覚醒」「意識が覚醒する」「脳を覚醒させる」「政権の覚醒を促す」「覚醒剤」
「目覚め」は「覚醒」の和語での表現で、「覚醒」とほぼ同義であるが、日常的な会話で用いられるやわらかい表現である。眠っていない状態の意では、「目覚め」が実際に目を見開いていることを含意するのに対し、「覚醒」は、目は閉じているが意識がはっきりしている場合にも用いることができる。 本能的なものが働き始める意では、「性の目覚め」のように、「覚醒」とは置き換えにくい慣用的な言い回しがある。
「覚醒」と対義関係にある漢語には、眠っていることを意味する「睡眠」、眠りにつくことを意味する「就眠」「入眠」、意識がはっきりしないことを意味する「嗜眠」「昏睡」などがある。
「覚醒状態」は、目が覚めて、意識がはっきりしている状態。
(執筆:稲川智樹)
覚醒(かくせい)とは、目がさめること、また意識や感覚がはっきりと働きはじめることを意味する言葉である。比喩的に、それまでの過ちに気付いたり、迷いから覚めたりすることについてもいう。サ変自動詞化して「覚醒する」の形になる。
「覚」も「醒」も「さめる」意である。
用例:「早朝の覚醒」「意識が覚醒する」「脳を覚醒させる」「政権の覚醒を促す」「覚醒剤」
「目覚め」は「覚醒」の和語での表現で、「覚醒」とほぼ同義であるが、日常的な会話で用いられるやわらかい表現である。眠っていない状態の意では、「目覚め」が実際に目を見開いていることを含意するのに対し、「覚醒」は、目は閉じているが意識がはっきりしている場合にも用いることができる。 本能的なものが働き始める意では、「性の目覚め」のように、「覚醒」とは置き換えにくい慣用的な言い回しがある。
「覚醒」と対義関係にある漢語には、眠っていることを意味する「睡眠」、眠りにつくことを意味する「就眠」「入眠」、意識がはっきりしないことを意味する「嗜眠」「昏睡」などがある。
「覚醒状態」は、目が覚めて、意識がはっきりしている状態。
(執筆:稲川智樹)
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