含意とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 論理 > 論理学 > 含意の意味・解説 

がん‐い【含意】

読み方:がんい

[名](スル)

表面現れない意味を含みもつこと。また、その意味。「—を読みとる」

論理学で、任意の命題p・qについて、pが真であれば常にqも真であるとき、pはqを含意するという。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/23 03:33 UTC 版)

  • 文や単語において、表面的には見えないような別の意味合いを持たせること。
  • 論理学における論理包含


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/28 04:15 UTC 版)

冠頭標準形」の記事における「含意」の解説

含意には4つ規則がある。そのうち2つ仮説から量化子除去するもので、残る2つ帰結から量化子除去する。これらの規則は、含意 ϕ → ψ {\displaystyle \phi \rightarrow \psi } を ¬ ϕ ∨ ψ {\displaystyle \lnot \phi \lor \psi } と書き換え上で上述論理和に関する規則適用することで得られる論理和規則と同様、ある部分論理式出現する量化された自由変項が他の部分論理式出現しないことが条件になっている仮説部分から量化子除去する規則以下の通り。 ( ∀ x ϕ ) → ψ {\displaystyle (\forall x\phi )\rightarrow \psi } は ∃ x ( ϕ → ψ ) {\displaystyle \exists x(\phi \rightarrow \psi )} と等価 ( ∃ x ϕ ) → ψ {\displaystyle (\exists x\phi )\rightarrow \psi } は ∀ x ( ϕ → ψ ) {\displaystyle \forall x(\phi \rightarrow \psi )} と等価 ϕ → ( ∃ x ψ ) {\displaystyle \phi \rightarrow (\exists x\psi )} は ∃ x ( ϕ → ψ ) {\displaystyle \exists x(\phi \rightarrow \psi )} と等価 ϕ → ( ∀ x ψ ) {\displaystyle \phi \rightarrow (\forall x\psi )} は ∀ x ( ϕ → ψ ) {\displaystyle \forall x(\phi \rightarrow \psi )} と等価

※この「含意」の解説は、「冠頭標準形」の解説の一部です。
「含意」を含む「冠頭標準形」の記事については、「冠頭標準形」の概要を参照ください。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/01 18:26 UTC 版)

次善の理論」の記事における「含意」の解説

1つ分野における修正不可能な市場の失敗を伴う経済では、経済効率の向上目的とした別の関連分野における市場の失敗是正する措置は、実際に全体的な経済効率低下させる可能性がある。理論的には、少なくとも、2つ市場不完全性どちらか一方問題だけを解決するではなく互いに打ち消し合わせる方が良いかもしれない。したがって政府通常の政策反するような形で介入するのが最適かもしれない。これは、ある分野における市場完成度の向上が効率全体的な改善意味するという、理論基づいた結論に飛ぶ前に経済学者状況詳細研究する必要があることを示唆している。

※この「含意」の解説は、「次善の理論」の解説の一部です。
「含意」を含む「次善の理論」の記事については、「次善の理論」の概要を参照ください。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 05:32 UTC 版)

非同期セル・オートマトン」の記事における「含意」の解説

しばしば、セル・オートマトンのようなモデル現実作用しているプロセス理解助けるために使われる単純化されモデルをつくることによって、新し洞察を得ることができる。モデル化されつつあるものを適切に記述するためにそれらのモデルどのくらい単純化されているべきなのかが常に問題になる。非同期モデルはそのモデル更なるレベルリアリズムもたらす上記すべてのスキーム現実のなかでそれぞれの位置占める。ランダム独立スキームソーシャル・ネットワークコンピュータネットワークにおける通信モデル化するのに適当かもしれない自己クロックスキームは昆虫コロニーモデル化するのに適当かもしれないまた、自己同期スキームneural tissue適用できるかもしれない

※この「含意」の解説は、「非同期セル・オートマトン」の解説の一部です。
「含意」を含む「非同期セル・オートマトン」の記事については、「非同期セル・オートマトン」の概要を参照ください。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 00:30 UTC 版)

ア・ボーイ・アンド・ヒズ・アトム」の記事における「含意」の解説

本作IBM研究者によって中高生科学への興味持たせるために用いられたが、本来コンピュータ記憶できるデータ量拡大する研究から発展したのである従来1ビットデジタルデータ記録するには最低100万個の原子必要だったが、2012年IBMチームはわずか12個の原子集団記録できること示した原子が2列12個に整列した画像から本編が始まるのはこれが理由である。この方式が実用化されれば、「iPhone2・3本の映画入れておけるどころではありません」とハインリクは本作メイキング映像述べている。「過去作られ映画をひとつ残らず入れておけるようになるでしょう

※この「含意」の解説は、「ア・ボーイ・アンド・ヒズ・アトム」の解説の一部です。
「含意」を含む「ア・ボーイ・アンド・ヒズ・アトム」の記事については、「ア・ボーイ・アンド・ヒズ・アトム」の概要を参照ください。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 23:49 UTC 版)

メアリーの部屋」の記事における「含意」の解説

色を経験することでメアリーがなにか新しいことを学ぶかどうか、という問題は、クオリア存在物理主義対す知識論法と関わっている。

※この「含意」の解説は、「メアリーの部屋」の解説の一部です。
「含意」を含む「メアリーの部屋」の記事については、「メアリーの部屋」の概要を参照ください。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 03:29 UTC 版)

ノーベル症」の記事における「含意」の解説

ノーベル賞受賞した科学者が、他の科学者よりも批判的思考間違い犯しやすい傾向にあるのかどうかは、統計的に不明である。その一方で一分野の権威であるからと言って別の分野でも権威であることにはならないという構成的証明英語版)は成り立つので、この現象興味深い。そして、ノーベル賞を取ることが、科学的な才能があることや一知能が高いことの証明代わりになる限りこのような指標は、非合理的ではない。 ノーベル症は、一部受賞者は、自分普遍的に正しいと持てはやされると、それぞれの懐疑主義よりもそれぞれの確証バイアスの方が強化される、という説の論証にもなる。1976年ノーベル経済学賞受賞者であるミルトン・フリードマンは、ノーベル症の「解毒薬」のために経済学考えから以下のように述べている。 私自身風邪治し方から、ジョン・F・ケネディ直筆サイン入りの手紙がいくらするのかまで、ありとあらゆる物事について意見求められました。言うまでもありませんが、(ノーベル賞受賞によって)衆目を集めることは、へつらいなのです。 しかし同時に堕落への誘惑でもありますノーベル賞取ったことによって、どういうわけか受賞者能力超えて膨張していく世間関心と、膨張するエゴ、この両方対す解毒薬切望されています。私の研究分野には、これに対す一つ明確な解毒薬」があります。もっとたくさんの賞を作って競争させるのです。しかしこれほどまでに成功した賞にとってかわるのは簡単ではありません。したがって私たち膨張するエゴ今後長きわたって安全か、疑わしいものです。

※この「含意」の解説は、「ノーベル症」の解説の一部です。
「含意」を含む「ノーベル症」の記事については、「ノーベル症」の概要を参照ください。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 14:14 UTC 版)

自殺の対人関係理論」の記事における「含意」の解説

大規模な人口ベースコホート調査研究は、所属感の減弱負担感の知覚相互作用自殺願望予測し、そして自殺願望自殺潜在能力自殺企図実際自殺予測する、という点で自殺の対人関係理論支持している。 自殺の対人関係理論は、自殺リスク増加に対して臨床医評価すべき因子と、予防・治療対象とすべき因子明らかにしている。さらに、この理論科学者将来研究の道提供している。

※この「含意」の解説は、「自殺の対人関係理論」の解説の一部です。
「含意」を含む「自殺の対人関係理論」の記事については、「自殺の対人関係理論」の概要を参照ください。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 05:08 UTC 版)

衒学者」の記事における「含意」の解説

英語の「ペダント (pedant)」は、典型的な用例では、否定的な含意(英語版)を伴う形で、細かい事柄過剰にこだわり相手見下すような態度見せ人物指して用いられる。トマス・ナッシュ(英語版)は、『Have with you to Saffron-walden』(1596年、p.43)に、「O, tis a precious apothegmaticall [terse] Pedant, who will finde matter inough to dilate a whole daye of the first inuention [invention] of Fy, fa, fum(ああ、この尊く精緻なペダントは、「Fy, fa, fum...」の詩文起源について丸一日だって語り続けることだろう)」と記していた。しかし、ウィリアム・シェイクスピアが『恋の骨折り損』(1598年)でこの言葉最初に使用したときには、単に「教師の意味においてであった

※この「含意」の解説は、「衒学者」の解説の一部です。
「含意」を含む「衒学者」の記事については、「衒学者」の概要を参照ください。


含意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 06:27 UTC 版)

Je suis Charlie」の記事における「含意」の解説

Je suis Charlie」が広まったのは、フランス人ジャーナリストであるジョアシャン・ロンシャン(仏: Joachim Roncin)のTwitterへの投稿きっかけである。彼は「Je suis Charlieと書かれた画像制作しテロ攻撃があった約1時間後にTwitter上に投稿した地元スタイリスト誌では音楽美術部門担当しているロンシャンは、このイメージ画像作った理由を「言葉だけでは伝わらないから」と述べている。さらに彼は「Je suis Charlie」のスローガン彼の息子によく「Où est Charlieシャルリーはどこ?:仏版ウォーリーを探せ』)」を読み聞かせていたことが影響して自然と頭に浮かんだフレーズであったことを明らかにした。また「Charlie」はもちろん襲われ新聞社の名前だが、チャーリー・チャップリンファーストネームでもあり、新聞社の名前も彼の風刺精神にちなん命名したのであるデモ参加者なかには、同じプラカード掲げたスカーフ姿のイスラム教徒若い女性たちも多く見かけられたという[要出典]。 今回の「Je suis Charlie」は、過去多くスローガン同様に犠牲者との即時的連帯感呼び起こす機能があると報じられている。たとえばアメリカのオンラインニュースサイト「スレート」のライターであるアマンダ・ヘス(Amanda Hess)は、「私は」や「我々は」という言葉用いたスローガン通して「我々は、犠牲者アイデンティティー同化し、共感怒り、そして恐怖表現している」と記した。 またフランス多くメディアが「今夜我らは皆アメリカ人だ (仏: Ce soir, nous sommes tous Américains) 」というフレーズとの類似性指摘している。これは2001年9月11日アメリカ同時多発テロ発生時、当時テレビ局France 2」のレポーターであったニコール・バシャラン(Nicole Bacharan)が夕方ニュースで述べた台詞である。この台詞当時フランス国内で話題呼び翌日発行され仏紙ル・モンド表紙一面を飾るほどであった同様に連帯感生んだフレーズとして、冷戦時の「私はベルリン市民である(独: Ich bin ein Berliner)」という言葉比較としてあげられている。これは1963年6月26日ドイツ西ベルリン開催されベルリン封鎖15周年を祝うセレモニーで、アメリカジョン・F・ケネディ大統領述べた台詞である。 ほかにもメディアでは、スパルタクスの反乱描いた小説元にした1960年の米映画スパルタカス」の劇中で、スパルタカスを守るために仲間たち次々と発する「私がスパルタカスだ!」という有名な台詞引き合い出したり、2011年〜2012年の「ウォール街を占拠せよ運動における「私たち残り99%だ(We are the 99%)」や2012年フロリダ州黒人少年射殺事件での「私がトレイヴォン・マーティンだ(I am Trayvon Martin)」、2014年ニューヨーク州黒人青年窒息死事件での「息ができないI can't breathe)」などの近年使われスローガンハッシュタグ比較したりしている。

※この「含意」の解説は、「Je suis Charlie」の解説の一部です。
「含意」を含む「Je suis Charlie」の記事については、「Je suis Charlie」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「含意」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

含意

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 00:41 UTC 版)

名詞

がんい

  1. 表面現れない意味持たせること。
  2. 任意命題p,qについてpがならば常にq真の時。

発音(?)

が↘んい

動詞

活用

サ行変格活用
含意-する

「含意」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



含意と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「含意」の関連用語

含意のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



含意のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの含意 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの冠頭標準形 (改訂履歴)、次善の理論 (改訂履歴)、非同期セル・オートマトン (改訂履歴)、ア・ボーイ・アンド・ヒズ・アトム (改訂履歴)、メアリーの部屋 (改訂履歴)、ノーベル症 (改訂履歴)、自殺の対人関係理論 (改訂履歴)、衒学者 (改訂履歴)、Je suis Charlie (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの含意 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS