物理主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 06:59 UTC 版)
物理主義(ぶつりしゅぎ、英: Physicalism)は、あらゆるものは物理的であるとする哲学上の立場。椅子や机や石ころのように一般に物理的対象と考えられているもののみならず、価値、意味、知識、心など一般にあまり物理的とは考えられていないようなものまで含め、あらゆる物事について、それは物理的である、と考えるのが物理主義である。世界は心的なものからなっていると考える観念論や、世界は心的なものと物的なものの二種類からなっていると考える二元論などと対立する。
注釈
- ^ この点はとりわけ論理実証主義者により強調された。詳しくは「科学の普遍言語としての物理的言語」(『現代哲学基本論文集Ⅰ』所収)、「テスト可能性と意味」(『カルナップ哲学論集』所収)などを参照。
出典
- ^ Keith, J.F. (2010). Integrationalism: Essays on the rationale of abundance. Createspace. ISBN 1452858934, p. 12.
- ^ a b Stoljar, Daniel. "Physicalism". In Edward N. Zalta (ed.). The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Fall 2009 ed.).
- ^ Strawson, Galen; et al. (2006). Consciousness and Its Place in Nature: Does physicalism entail panpsychism?. Imprint Academic. ISBN 1845400593。
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