形而上学とは?

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けいじじょう‐がく〔ケイジジヤウ‐〕【形×而上学】

metaphysics自然学のあとの((ギリシャ)ta meta ta physika)書の意。後世ロードスアンドロニコスアリストテレス著作編集に際して採った配列由来

アリストテレスでは、あらゆる存在者存在者たらしめている根拠探究する学問。すなわち第一哲学または神学

現象世界超越した本体的なものや絶対的存在者を、思弁的思惟知的直観によって考究ようとする学問主要な対象は魂・世界・神など。


形而上学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 09:16 UTC 版)

形而上学(けいじじょうがく、: Metaphysics)は、感覚ないし経験を超え出でた世界を真実在とし、その世界の普遍的な原理について理性(延いてはロゴス)的な思惟によって認識しようとする学問ないし哲学の一分野である[1][2][3]世界の根本的な成り立ちの理由(世界の根因)や、物や人間の存在の理由や意味など、感覚を超絶したものについて考える[4]。対立する用語は唯物論である[1]。他に、実証主義不可知論の立場から見て、客観的実在やその認識可能性を認める立場[1]や、ヘーゲルマルクス主義の立場から見て弁証法を用いない形式的な思考方法のこと[1]




  1. ^ a b c d 『岩波哲学小事典』「形而上学」の項目
  2. ^ アリストテレスは形而上学を「第一哲学」と位置づけていた。それは個別の存在者ではなく、存在するもの全般に対する考察であり、だからこそ形而上学という語は「meta」と「physics」の合成語として成り立っている。
  3. ^ 形而上学の「形而上」とは元来、『易経』繋辞上伝にある「形而上者謂之道 形而下者謂之器」という記述の用語であったが、明治時代に井上哲次郎がmetaphysicsの訳語として使用し広まった。中国ではもとmetaphysicsの訳語に翻訳家の厳復による「玄学」を当てることが主流であったが、日本から逆輸入される形で「形而上学」が用いられるようになった。牧田英二「中国語・日本語の漢字をめぐって―中国語のなかに移入された外来語としての日本語―」『講座日本語教育』第10号、早稲田大学語学教育研究所、1971年7月、 162-169頁、 NAID 120000785141
  4. ^ 竹田青嗣著『中学生からの哲学「超」入門』ちくまプリマー新書、2009年 pp74-76
  5. ^ a b c d 後掲加藤
  6. ^ 印欧諸語のmetaphysics、Metaphysikなどの訳語として、日本語をはじめとする漢字文化圏では、「形而上学」を当てており、これは『易経』繋辞上伝の“形而上者謂之道、形而下者謂之器”(形よりして上なる者これを道と謂い、形よりして下なる者これを器と謂う)という表現にちなんだ造語である。印欧語のmetaには、「〜の背後に」のほかにも「〜を超えた」という意味があり、自然を規定する超越者の学という意味では(語源を表現しきれていないことを除いては)学の内容をよくあらわしている。
  7. ^ 「書評:ヴィクトル・クラーフト「ウィーン学団」-科学と形而上学」大垣俊一(関西海洋生物談話会Argonauta7:20-30.2002)[1][2]
  8. ^ 黒河内晋「近代産業主義の起源--フランシス・ベーコン像の再評価」『ソシオサイエンス』第6号、早稲田大学大学院社会科学研究科、2000年、 263-276頁、 ISSN 13458116NAID 120000792656
  9. ^ 毛沢東「矛盾論」
  10. ^ 唯物辩证法终将代替形而上学 ——毛泽东哲学思想浅谈


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形而上学

出典:『Wiktionary』 (2017/05/16 16:23 UTC 版)

名詞

形而上 けいじじょうがく

  1. 哲学思惟直感によって世界根本原理について研究ようとする学問

発音

け↗ーじじょ↘ーがく

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