西洋哲学とは? わかりやすく解説

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西洋哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/05 06:29 UTC 版)

この項目では、西洋哲学(せいようてつがく)、すなわち西洋で発展した哲学について解説する。


  1. ^ 岩田 (2003) p.150
  2. ^ 野田 (1984) p.64
  3. ^ 野田 (1984) p.65
  4. ^ 野田 (1984) p.68
  5. ^ 野田 (1984) p.69
  6. ^ a b 野田 (1984) p.70
  7. ^ 野田 (1984) p.72
  8. ^ 小坂 (2008) p.22
  9. ^ 小坂 (2008) p.19
  10. ^ 小坂 (2008) p.20
  11. ^ 小坂 (2008) p.24
  12. ^ a b 小坂 (2008) p.26
  13. ^ 小坂 (2008) p.25
  14. ^ a b 須藤ほか (2007) p.453
  15. ^ a b 須藤ほか (2007) p.454


「西洋哲学」の続きの解説一覧

西洋哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 10:18 UTC 版)

心霊主義」の記事における「西洋哲学」の解説

心霊主義は、人間の「死後存続」を信じ思想である。17世紀末の哲学者ゴットフリート・ライプニッツ1646年 - 1716年)は、彼の基本的理念によって死後存続についてひとつの完璧な教理築いた心霊主義理論ベースには、ライプニッツモナド単子)論があるのであるライプニッツは、宇宙不滅心霊的原子である「霊魂」(モナド)の無数から成り立っており、それぞれのモナドの完全さ程度異なり、より完全な状態に向かって発展しようとする傾向持っている考えた生物のような複合体モナド集合体であり、霊魂である主要モナド支配受けている。そして、ある状態から他の状態への「飛躍」は自然的ではなく生と死連続したものだと考えたまた、霊魂神の似姿であり、人間の霊魂は他の星でより完全な意識持って存続する信じられるとした。ただし、宇宙および神は無限であるから認識意識)は完成することはない。そして幸福とは、新し喜び新しい完全に向かう「絶えざる進歩」の内にあると考えた哲学者シャルル・ボネ1720年 - 1793年)は、自らの生物学基づいてライプニッツ思想発展させ、生物目に見え不滅な原状回復」を内蔵しており、その順次成長し顕現するが、これは肉体の死ののちも同様であるとした。人間肉体死後宇宙新し事態適応した新し生存再生できる考えた(「転生」(パリンゲネシア)の説)。 哲学者イマヌエル・カント1724年 - 1804年)は死後の世界性質ではなく、その真理を「証明する可能性について見解示したカントは、合理的形而上学死後存続問題になんら根拠のあることを教えないが、我々は知的ではなく道徳的直観によって、先天的に定められた「無条件命令」を自らの中に見出す述べている。その道徳律を最もよく規定する原理は、「自分意志行動とをあらゆる理性的な人間のそれと一致させることに努める」ことである。カントはその理性相互間の調和を「目的王国」と呼んだが、完成この世では不可能に感じられ経験的に不可能である。完成には我々の限りない存続による限りない人格進展しかなく、従って霊魂不死なければならないとした。 19世紀全体として不死進歩との考え結び付けるカント根本的立場を受けついだ。カントを受けついだ死後存続解釈は、大きく二つ分けられる。ひとつは、カントおよびライプニッツ真正思想忠実に守り生前人格死後引き継がれる人格的死後存続という形で考え一派である。もうひとつは、カントバールーフ・デ・スピノザ1632年 - 1677年)の思想補い、むしろ絶対精神認め、それの発展個々存在者を貫き、かつ個々存在者によって徐々に完成されるとする態度である。後者立場は、「永遠な人類」という純粋に此世的な不死思想に結びついた。レーノーの『地と天』(1854年)では、人間の生は、天体から天体へと移り以前過失償う生涯連続であり、完成することのない試練と罰と完成への進展である。霊魂段々と向上し、その歩み神聖な計画と、世界世界調和機能に従うものであるとした。 初期社会学者フランソワ・マリー・シャルル・フーリエ1772年 - 1837年)は、著作家庭農業組合』(1822年収録の「宇宙開闢説」などで、天体道徳知性を持つ、霊魂ある一個生物であり、そこに生きるものは天体には劣るが永遠霊魂持っている述べている。個体が死ぬと霊魂は隣の空間あの世)に移り、それから元の天体住民生まれ変わって戻ってくるという往復を81000年の間に810繰り返し合計1620回の生涯があると計算した。うち27000年は地球で、54000年はあの世で暮らすことになる。フーリエは、個人はその多く生涯の間にだんだんと向上する考えた地球死滅すると、地球霊魂はそこに生きる霊魂連れて新し天体移り個々霊魂個性失って天体霊魂溶け込むという。この壮大な上昇過程最終的にどうなるかは述べられていない

※この「西洋哲学」の解説は、「心霊主義」の解説の一部です。
「西洋哲学」を含む「心霊主義」の記事については、「心霊主義」の概要を参照ください。


西洋哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 05:41 UTC 版)

「心」記事における「西洋哲学」の解説

西洋哲学でも心を扱ってきた。 ギリシャ語psyche プシュケーはもともとは息を意味している。そのpsycheがやがて心や魂も意味するようになり、また《動く力》や《生命力》なども意味するようになった。 「心はどこにあるのか」という疑問について言えばバビロニアでは肝臓にあるとする説があり、ヒポクラテスは心は脳にあるとし、プラトンは脳と脊髄にこころが宿っていると考えたアリストテレス心臓にそれを求め、その考え中世に至るまで人々影響与えたその後こころは脳室にあると考えられるようになり17世紀まで人々から支持されるようになったという。 カントメルロ・ポンティによる現象学、またヴィトゲンシュタイン言語分析などが、心と身体に関する哲学的な領域開拓したまた、ロックヒュームコンディヤックらの哲学的考察が、時代経て、やがて《心の学》としての心理学へとつながってゆくことになった最近でも心を巡ってさかんに哲学的な議論行われている。その領域心の哲学という。 「哲学」、「西洋哲学」、および「心の哲学」も参照

※この「西洋哲学」の解説は、「心」の解説の一部です。
「西洋哲学」を含む「心」の記事については、「心」の概要を参照ください。


西洋哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 03:57 UTC 版)

観念論」の記事における「西洋哲学」の解説

認識妥当性に関する説のひとつで、事物存在と存り方は、当の事物についてのidea観念)によって規定される、という考え方。 まず最も知られているのがプラトンイデア論である。これは事物原型的なものと説明された。 ルネ・デカルトジョン・ロックが、プラトン的なイデア解釈しなおし、人間の心に内在する事物似姿としての観念だとした。人間事物をじかに知るのではなく観念通じて間接的に知る、とし、観念なしでは、ものごとについては何ごとも語りえない、とする考え方である。この認識論的な意味でもidealismは(西洋では)近代特有の思想である。認識ideaないし表象から出発して説明しようとするならば、イデアリスムのほうが整合的な体系となる。この意味イデアリスムレアリスム対比され用いられるカントドイツ観念論においては、「対象というものは、主観与えられたか主観本有的備わっている観念材料形式として主観働きによって構築される現象である」とする説(構成説)が現れた。 このidealism形而上学的な方向に進むと、「事物意識内にだけ在るものであり、存在するものはつきつめる精神その様態としてのideaにつきる」とする説(唯心論)となる。唯心論ほどまでに先鋭化すると、唯物論対立することになる。 このような意識を、個人的経験的なものと見なす立場もあり、超個人的規範的なものと見なす立場もあり、それぞれ体系異なる。前者にはバークリ非物質論やライプニッツ主観的idealismデイヴィッド・ヒューム現象主義、がある。後者にはドイツ古典哲学超越論的観念論がある。 ただし、意識から出発して物質世界説明することは困難がつきまとうので、論者次のような理論戦略用いることになったという。 神を立てて宗教結合させるidea事物とを同一視して一元論化し、いわば裏返し唯物論になる。 外界存在について沈黙する懐疑主義になる。 物自体想定し物自体不可知である、とする。 人間即して考えられていた精神絶対的なものに仕立て上げる

※この「西洋哲学」の解説は、「観念論」の解説の一部です。
「西洋哲学」を含む「観念論」の記事については、「観念論」の概要を参照ください。

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