意識とは?

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い‐しき【意識】

[名](スル)

心が知覚を有しているときの状態。「意識を取り戻す」

物事や状態に気づくこと。はっきり知ること。また、気にかけること。「勝ちを意識して硬くなる」「彼女の存在意識する

政治的社会的関心態度、また自覚。「意識が高い」「罪の意識

心理学哲学の用語。

自分自身精神状態直観

自分精神のうちに起こることの知覚

知覚判断感情欲求など、すべての志向的な体験

《(梵)mano-vijñānaの訳》仏語六識八識の一。目や耳などの感覚器官が、色や声など、それぞれ別々に認識するのに対し、対象総括して判断分別する心の働き第六識。


い‐しき【意識】

〔名〕

仏語六識八識一つ。眼、耳、鼻、舌、身の五識五根通してそれぞれとらえる色、声、香、味、触の五境を含む一切のもの(一切法)を対象法境)として、それを認識推理追想する心の働き狭義には前五識対象である色境等の五境を除いたもの法境)を対象とする心の働き。この心の働き眼から身までの五識伴って起こるのを、五倶(ごぐ)の意識といい、単独で起こるのを独頭(どくず)の意識という。第六識。第六意識

宴曲宴曲集(1296頃)五「諸法は意識の成す所や」

目ざめているときの心の状態。狭義には、自分自分体験していることやまわりのことなどに気づいている心の状態。哲学では中心課題であり、特に観念論では自然や物質独立性否定し、これを根源的ものとする。〔解体新書(1774)〕〔哲学字彙(1881)〕

羅生門(1915)〈芥川龍之介〉「饑死などと云ふ事は、〈略〉意識の外に追ひ出されてゐた」

③ (━する) 何事かを気にとめること。

(イ) 心に悟ること。わかること。また考えること。〔論衡‐実知〕

(ロ) ある意図をもってすること。

青年(1910‐11)〈森鴎外一三これまでの新聞発展は、社主が意識(イシキ)して遂げさせた発展ではなかった」

(ハ) 自分やまわりのようすがどうなっているかに気づくこと。

道草(1915)〈夏目漱石〉二「健三は相手自分に近付くのを意識(イシキ)しつつ」

(ニ) 特別にある人や物事気にかけること。

黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉八「此為替出奔路用にする不孝を意識(イシキ)せずには居れなかった」

④ ある物事に対してもっている見解感情思想など、社会的歴史的影響を受けてかたちづくられる心の内容。多く内容を示す連体修飾句がついて用いられる。

自然生長と目的意識(1926)〈青野季吉〉「階級的意識によって導かれて始めて、それは階級のための芸術となるのである


意識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 01:21 UTC 版)

意識(いしき、Consciousness)は、一般に、「起きている状態にあること(覚醒)」または「自分の今ある状態や、周囲の状況などを認識できている状態のこと」を指す[1]


  1. ^ G.Bryan Young ら(編), 井上聖啓ら(訳)『昏睡と意識障害』
  2. ^ フロランス・ビュルガ『そもそも植物とは何か』] (河出書房新社、2021年4月)
  3. ^ シモーナ・ギンズバーグ、エヴァ・ヤブロンカ(著)、鈴木大地(訳)『動物意識の誕生 生体システム理論と学習理論から解き明かす心の進化』上・下(勁草書房、2021年5月)
  4. ^ 「計算機に意識は宿るか 動物からアップロード実験も」日本経済新聞』朝刊2021年6月6日サイエンス面
  5. ^ Moruzzi G. & Magoun H.W. (1949) Brain stem reticular formation and activation of the EEG. Electroencephalography and Clinical Neurophysiology 1:455–473.
  6. ^ 前田敏博 「睡眠の神経機構」『動物心理学研究』第47巻第2号 99-106 (1997)
  7. ^ 井深信男 「サーカディアン・システムの神経機構とその生理心理学」『The Japanese Journal of Psychology』1985, Vol. 56, No. 5, 300-315
  8. ^ 秋山正憲, 守屋孝洋, 柴田重信 「生体時計の生理学的,薬理学的,分子生物学的解析」『日薬理誌』(Folia Pharmacol. Jpn.)112, 243~250(1998年)
  9. ^ 本間研一 「ヒトのサーカディアンリズムと光環境」『人間工学』第37巻 特別号 pp.44-45(2001年)
  10. ^ "By "consciousness" I mean those states of sentience or awareness that typically begin when we wake up in the morning from a dreamless sleep and continue throughout the day until we fall asleep again. " (「意識」という言葉で私が意味するのは、典型的には夢のない眠りから覚めたときに始まり、再び眠りにつくまで日中続く、感覚や気づきのこうした状態である) John R Searle "Mind, Language And Society: Philosophy In The Real World" Basic Books (1999) pp.40-41 ISBN 978-0465045211
  11. ^ Antonio Damasio and Kaspar Meyer "Consciousness: An Overview of the Phenomenon and of Its Possible Neural Basis" The Neurology of Consciousness: Cognitive Neuroscience and Neuropathology Steven Laureys et al. ed. p.4 Academic Press (2008) ISBN 978-0123741684
  12. ^ クリストフ・コッホ著、土谷尚嗣金井良太訳『意識の探求―神経科学からのアプローチ <上>』岩波書店 2006年 ISBN 4000050532 pp.28-29
  13. ^ Gerald Edelman, Giulio Tononi "A Universe Of Consciousness How Matter Becomes Imagination" Basic Books (2001) ISBN 978-0465013777
  14. ^ ここでは非常に簡単な区分しか示さない。より詳細な議論については、たとえば哲学分野での議論を反映した文献として、スタンフォード哲学事典の記事、Van Gulick, Robert, "Consciousness", The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Spring 2009 Edition), Edward N. Zalta (ed.) がある。また「意識」という概念について分析を行っている様々な論文を、PhilPapersというサイトがリストしている。こちらも参照のこと。(文献リスト)The Concept of Consciousness (英語) - PhilPapers 「「意識の概念」について論じた文献のリスト。」の文献一覧。
  15. ^ Naotsugu Tsuchiya and Christof Koch (2008), "Attention and consciousness" Scholarpedia, 3(5):4173. (オンライン・ペーパー)
  16. ^ Lawrence M. Ward (2008), "Attention" Scholarpedia, 3(10):1538. (オンライン・ペーパー)
  17. ^ Thomas Nagel (1974). "What is It Like to Be a Bat?" Philosophical Review 83 (October):435-50 (Online PDF) 永井均訳『コウモリであるとはどのようなことか』勁草書房、1989年、ISBN 4326152222 PhilPapersにネーゲルのこの What it is like の用法と関連した論文をリストしているカテゴリがある。そちらも参照のこと。(文献リスト)What is it Like? (英語) - PhilPapers 「「○○であるとはどのようなことか」について論じた文献のリスト。サイトPhilPapersより」の文献一覧。
  18. ^ Koch, C, and Greenfield, S, (2007) How Does Consciousness Happen? Scientific American (Online PDF)
  19. ^ アレグザンダー & 白川 2013, p. 108
  20. ^ NHKBSプレミアム「ザ・プレミアム超常現象 さまよえる魂の行方」
  21. ^ モーガン・フリーマン 時空を超えて 第2回「死後の世界はあるのか?」
  22. ^ 中田力『脳のなかの水分子 意識が創られるとき』紀伊國屋書店 ISBN 4314010118
  23. ^ 野口豊太『「意識の謎」への挑戦』文芸社 ISBN 978-4-286-08872-3
  24. ^ Florian Mormannクリストフ・コッホ Neural correlates of consciousness. scholapieida.org, 2(12):1740
  25. ^ クリストフ・コッホ著、土谷尚嗣金井良太訳『意識の探求―神経科学からのアプローチ』岩波書店 2006年 上巻:ISBN 4000050532 下巻:ISBN 4000050540
  26. ^ ジェラルド M. エーデルマン (著)『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』草思社 2006年 ISBN 978-4794215451
  27. ^ Gerald Edelman, Giulio Tononi "A Universe Of Consciousness How Matter Becomes Imagination" Basic Books (2001) ISBN 978-0465013777
  28. ^ Giulio Tononi "An information integration theory of consciousness", BMC Neuroscience 2004年, 5:42. doi:10.1186/1471-2202-5-42
  29. ^ ベンジャミン・リベット (著), 下條信輔 (翻訳)『マインド・タイム 脳と意識の時間』岩波書店 2005年 ISBN 978-4000021630



意識

出典:『Wiktionary』 (2018/07/24 19:27 UTC 版)

名詞

(いしき)

  1. 自己または外界について持つ、直接的で明らか経験のこと。
  2. 1.を認識する心の働きおよび状態
  3. そのことについてのはっきりした認識のこと。
  4. 気にかけ心配する。注意する。念頭におく。
  5. 社会的政治的関心
  6. (仏教) 識知思考する六識のひとつ。意識界いしきかに同じ(ウィキペディア三科」も参照)。



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