スワンプマンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > スワンプマンの意味・解説 

スワンプマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/08 13:30 UTC 版)

スワンプマンSwampman)とは、1987年にアメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験。思考などの心の状態や発話の内容を主体がその時とっている内的な状態だけでなく、来歴にも依存するものとして捉える彼の理論への可能な反論として提唱された[1]ルース・ミリカンの目的論的意味論などの同じく歴史主義的・外在主義的な志向性や内容の理論への反例としても論じられる[2]。スワンプマンとは「沼 (Swamp) 」の「男 (man) 」という意味の英語。


  1. ^ Karen Neander, “"Teleological Theories of Mental Content", The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Spring 2018 Edition), Edward N. Zalta (ed.), forthcoming”. 2018年3月10日閲覧
  2. ^ 戸田山和久 『哲学入門』 筑摩書房、2014年、99頁。
  3. ^ ただしデイヴィッドソンの考えによれば、本人の経験や経緯に基づいて得られたものこそが知識であり、スワンプマン自身がそのような経験を経ていない以上、それは知識のように見えても知識とは別の種類のものである。
  4. ^ 第1話中のみミステロンの命令に従い行動していたが、同話終盤に起きた事故によりミステロンの支配から解放される。


「スワンプマン」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スワンプマン」の関連用語

スワンプマンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スワンプマンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスワンプマン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS