スワンニー・スコンターとは? わかりやすく解説

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スワンニー・スコンター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 01:30 UTC 版)

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スワンニー・スコンター
สุวรรณี สุคนธา
誕生 1932年3月1日
タイ ピッサヌローク県
死没 1984年2月3日
タイ
職業 小説家
国籍 タイ
代表作 『その名はカーン』
主な受賞歴 SEATO文学賞、タイ全国図書協会文学賞
デビュー作 『プックへの手紙』
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スワンニー・スコンターสุวรรณี สุคนธา,Suwanni Sukhontha,1932年3月1日- 1984年2月3日)は、タイ王国作家。本名は、スワンニー・スコンティヤン(สุวรรณี สุคนธ์เที่ยง)。

略歴

タイのピッサヌローク県に生まれる。中等教育のあとバンコクシラパコーン大学の美術科を卒業。同大学で教師を勤めつつ、創作活動をはじめる。1965年に短篇小説『プックへの手紙』(Chot Mai Thueng Puk, จดหมายถึงปุก)を発表。最初の長篇小説『愛の炎は消えず』(Sai Bo Yut Sane Hai, สายบ่หยุดเสน่ห์หาย)で人気を博す。1970年の『その名はカーン』では、タイの社会問題を描き、SEATO文学賞を受賞。1972年には『愛の翼で』(Duai Pik Khong Rak, ด้วยปีกของรัก)でタイ全国図書協会文学賞を受賞した。『その名はカーン』は、チャートリーチャルーム・ユコンの監督で映画化もされ、その他の作品もテレビドラマなどで映像化されている。

文芸誌『ララナー』(Lalana, ลลนา)を創刊し編集長となり、故郷のピッサヌロークを舞台としたエッセイとして『動物園』を連載するが、1984年に死去。

主な著作

日本語訳
  • Khao Chue Kan (เขาชื่อกานต์) , 1970. 『その名はカーン』 岩城雄次郎訳、井村文化事業社、1988年。
  • Suan Sat (สวนสัตว์) , 1976. 『サーラピーの咲く季節』 吉岡峯子訳、段々社、1996年。 - エッセイ集。原題は『動物園』。
    • 「日曜の朝」
    • 「二月のサーラピー」
    • 「フアタクア」
    • 「シートーン」
    • 「夢」
    • 「洪水」
    • 「月の蜜」
    • 「愛馬キイオウ」
    • 「帰らぬその日」
    • 「河からの叫び」

参考文献

  • 吉岡峯子 『サーラピーの咲く季節』訳者あとがき




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