ヴィルヘルム・ヴント
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ヴィルヘルム・マクシミリアン・ヴント(Wilhelm Maximilian Wundt、1832年8月16日 - 1920年8月31日)は、ドイツの生理学者、哲学者、心理学者。 実験心理学の父と称される。哲学者のマックス・ヴントは息子である。
- ^ 図解雑学心理学入門16頁
- ^ 正確には1879年に実験室が建設されたわけではなく、それ以前からヴントが私的に使っていた実験室が、1879年の秋からのカリキュラム編成の変更によって、正式に大学の授業の場として使われはじめた、ということであったらしい。(Bringmann,1980, The establishment of Wundt's laboratory: An archival and documentary study.) アカデミーの世界に正式に組み込まれた、ということである。いずれにせよその意義は変わらない。
- ^ ちなみに、本人は自身が心理学者であると思って仕事をしていた訳ではなかった。後世の人が実験心理学の祖として解釈した。
- ^ 1875年には、アメリカで初の心理学の講義を開始し、研究室を設けた:「訳者あとがき」 W. ジェームズ『心理学〈上〉』今田寛訳、岩波文庫。1992年。ISBN 400336404X。334-335ページ。ドイツのヴントが研究室を用意したのは、この4年後の1879年である。日本はドイツ医学の影響が強く、ヴントの紹介が先であった。
- ^ Völkerpsychologie
- ^ ジェレミー・スタンルーム 伊藤綺訳『図説 世界を変えた50の心理学』2014年 原書房 14頁
- 1 ヴィルヘルム・ヴントとは
- 2 ヴィルヘルム・ヴントの概要
- 3 アメリカ心理学への影響
- 4 関連項目
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