カール・グスタフ・ユングとは? わかりやすく解説

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カール・グスタフ・ユング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 20:53 UTC 版)

カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung、1875年7月26日 - 1961年6月6日)は、スイス精神科医心理学者ブロイラーに師事し深層心理について研究、分析心理学ユング心理学)を創始した。


注釈

  1. ^ 『夢判断』に触れた当初は特に影響がなかったという説もある[10]
  2. ^ ユング著「リビドーの変容と象徴」(1912)にフロイトは難色を示したが、ユングは学問的な視野の拡大化をはかる意味合いを著書に持たせていた。
  3. ^ 1906年4月から1913年の訣別まで、約360通の書簡が、『フロイト=ユンク往復書簡』(上・下、金森誠也訳、講談社学術文庫、2007年)で訳されている。
  4. ^ ナチスが国際精神療法学会に干渉して、ナチスへの忠誠を誓うマニフェストが学会誌に掲載されたために、会長のユングは非難された。ユングは反論したが、非難の意見は現在も存在する。
  5. ^ ただし、これに関してはフロイトに「敵の援助を受けることは出来ない」と拒まれている。

出典

  1. ^ 山中 2001, p. 12.
  2. ^ a b c d 篠原道夫「夢分析,能動的想像法,箱庭療法 ― 分析心理学の臨床」『東洋英和女学院大学人文・社会科学論集』第26巻、東洋英和女学院大学、2009年、36頁。 
  3. ^ ヴェーア 1994, p. 13.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q ゲルハルト・ヴェーア(訳)村本詔司 (1994). ユング伝. 創元社 
  5. ^ a b ユング(訳)高橋義孝 (1977) [1916]. 無意識の心理. 人文書院 
  6. ^ 山中 2001, p. 34.
  7. ^ a b c d e 『ユング自伝』。[要文献特定詳細情報]
  8. ^ a b c d ゲルハルト・ヴェーア(訳)安田一郎 (1996-09-10). C・G・ユング 記録でたどる人と思想. 青土社 
  9. ^ 山中 2001, p. 35.
  10. ^ a b ヴェーア 1994, p. 80.
  11. ^ ゲイ 1997, p. 232〜235.
  12. ^ 山中 2001, p. 38.
  13. ^ ヴェーア 1994, p. 107.
  14. ^ ヴェーア 1994, p. 131.
  15. ^ ヴェーア 1994, p. 138.
  16. ^ 篠原道夫「夢分析,能動的想像法,箱庭療法 ― 分析心理学の臨床」『東洋英和女学院大学人文・社会科学論集』第26巻、東洋英和女学院大学、2009年、33--34頁。 
  17. ^ 篠原道夫「夢分析,能動的想像法,箱庭療法 ― 分析心理学の臨床」『東洋英和女学院大学人文・社会科学論集』第26巻、東洋英和女学院大学、2009年、33--34頁。 
  18. ^ ザビーネ・リッヒェベッヒャー 著、田中ひかる 訳『ザビーナ・シュピールラインの悲劇』岩波書店、2009年。 [要ページ番号]
  19. ^ ヴェーア 1994, p. 189.
  20. ^ 河合 1994, p. 137.
  21. ^ 河合 1994, pp. 137–139.
  22. ^ ヴェーア 1994, p. 185.
  23. ^ 河合 1994, pp. 111–112.
  24. ^ 河合 1994, pp. 148–150.
  25. ^ ヴェーア 1994, p. 224.
  26. ^ 河合 1994, pp. 180–181.
  27. ^ C.G.ユング 著、河合隼雄監訳 訳『人間と象徴』 上、河出書房新社、1975年。"序文"。 
  28. ^ 篠原道夫「夢分析,能動的想像法,箱庭療法 ― 分析心理学の臨床」『東洋英和女学院大学人文・社会科学論集』第26巻、東洋英和女学院大学、2009年、40頁。 
  29. ^ 湯浅赳男『面白いほどよくわかる現代思想のすべて』日本文芸社〈学校で教えない教科書〉、2003年1月、29頁。ISBN 453725131X 
  30. ^ エレンベルガー 1980b, p. 308.
  31. ^ 河合隼雄『ユングの生涯』第三文明社レグルス文庫100、1978年、pp.52-56。
  32. ^ 平田武靖「ユンク心理学の系譜 -ユンク・ナチス・ユダヤ人-」『is No.1』ポーラ文化研究所、1978年。
  33. ^ ノル 1998, pp. 201–202, 382–383, 415–417.
  34. ^ ユング 1972a, p. 127.
  35. ^ 上山 1989, pp. 483, 488–491.
  36. ^ 林道義 『ユング思想の真髄』 朝日新聞社、1998年。[要ページ番号]



カール・グスタフ・ユング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/19 13:37 UTC 版)

深層心理学」の記事における「カール・グスタフ・ユング」の解説

カール・ユングは、彼が行った連想試験結果無意識の存在証拠見なした。ユング被験者対し細心の注意払って作成した語彙集のなかの単語述べ被験者はこの単語によって意識最初に昇った内容を、できるだけ速く答えねばならない。この実験行っているあいだに、ユングは、単語のなかの或るものが、被験者対し奇妙な反応引き起こすことに気づいた。少なからぬ単語対す連想が、通常の反応異なり乱れていた。 それらの単語場合反応が遅すぎるか、または独特な内容連想生じ心的な葛藤連想反応において連関することが示唆されていた。(例えば、医師:「」に対し被験者「空」は自然である。しかし、医師:「母親」に対し、かなりな時間の経過後で被験者:「墓地」は一般的な反応とは言えない)。このような試験結果より、ユングは、意識とは離れて心的な葛藤連関構造存在することを結論付けた。彼はこのような葛藤連関を、コンプレックス名づけたが、コンプレックス無意識であるにも拘わらず意識的な意図介入して攪乱するのであるユングは更に「個人的無意識」以外にも、より深い層での無意識の領域、すなわち「集合的無意識」が存在することを仮定した。(集合的無意識は、深層位置する領域である。元型参照)。ユング集合的無意識を、ある意味で、人類の歴史における心的な遺産遺伝)の貯蔵庫であるとも見なした。この集合的無意識内容は、身体の発展類比的に、人類の進化において蓄積され発展し構成されて来たものである

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カール・グスタフ・ユング

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少年への性的虐待」の記事における「カール・グスタフ・ユング」の解説

分析心理学の祖。強烈な空想癖、神秘体験二重の自己などで知られる自身フロイト対す感情1907年10月28日フロイト宛の書簡で「少年の頃の私が以前崇拝していたある男性からの性的暴行犠牲になった事実」によるもの述べていた。ジークムント・フロイト近親相姦幻想説と汎性欲論を異を唱え決別自説展開し始める。なお、フロイト子守女のレジから性的虐待受けてたらしいという話がある。

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