バージニア・アクスライン
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バージニア・アクスライン(Virginia M. Axline, 1911年-1988年)は、児童心理学者。
遊戯療法に来談者中心療法 (Client-Centered Therapy) 的な考え方を導入し、児童中心療法、非指示的遊戯療法の立場を強調する遊戯療法の基礎を確立した。
特徴
遊戯療法の8原則
彼女の主張の特徴は、最小限の制限の中で、子どもの自由と意思を尊重する治療過程にある。 以下の8項目は、彼女が治療者の基本的態度の原則として提唱したものである。
- ラポールの形成
- あるがままの受容
- 許容的な雰囲気作り
- 情緒の的確な察知
- 子どもに自信と責任をもたせる
- 非指示的な態度
- 治療がゆっくり進むことを理解する
- 必要な制限は与える
引用文献
- 坂野雄二(編)『臨床心理学キーワード』有斐閣双書、2000年
関連項目
バージニア・アクスライン(Virginia Axline)
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「遊戯療法」の記事における「バージニア・アクスライン(Virginia Axline)」の解説
アクスラインはロジャーズの非指示的療法を遊戯療法に取り入れた。非指示的遊戯療法は子供をコントロールしたり、変えたりしようとはしない、それは子供はいつ何時も完全な自己実現に向けて邁進しているという理論に基づいている。非指示的遊戯療法の目的は子供自身による自己認識と自己による方向付けである。設備が整えられた遊戯室のなかで子供は自分の思うがままに遊んでも沈黙を保ってもよい。そして、治療者は子供が言ったことを積極的に繰り返すのである。
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