コンプレックス
コンプレックスとは
コンプレックス(英:complex)とは、心理学・精神医学の用語で、さまざまな感情の複合体のこと。 衝動や欲求・記憶などの、さまざまな心理的要素が無意識に複雑に絡み合って形成される。または、特に「劣等感」を指す意味で用いられる表現である。日本では、いわゆる「劣等感」の同義語にあたる表現として「コンプレックス」の語を用いることが多いが、この劣等感は「インフェリオリティーコンプレックス(inferiority complex)」と呼ばれる種類のコンプレックスに区分される。本来は「コンプレックス=劣等感」というわけではない。
インフェリオリティーコンプレックスとは
インフェリオリティーコンプレックス(inferiority complex)は、コンプレックスの下位区分のひとつであり、「自分が他より劣っているという感情と結びつく複合的な心的表象」のことである。見方を変えれば、日本語の一般的な文脈における「コンプレックス」を「インフェリオリティーコンプレックスの略」と捉えることもできる。
俗な文脈では、「劣等感」の意味での「コンプレックス」をさらに略して「コンプ」と表現されることがある。
コンプレックスの語源
「コンプレックス」は英語の complex に由来する語であり、もともとは「複雑な」「入り組んだ」「集合体」という意味の形容詞または名詞である。英語の complex の語源はラテン語の《com-plectere》で、もともとは「包含する」という意味とされる。
例文
日本語の文章では「コンプレックス」は「劣等感」に近い意味合いで用いられる。コンプレックスの類義語・対義語
類語としては「引け目」や「劣等感」が挙げられる。もちろん、コンプレックスは必ずしもネガティブな感情を指すものではないため、「引け目」や「劣等感」の方が狭義の意味合いを指す場合に限る。コンプレックスはは特に対義語があるような概念ではないが、「コンプレックス(complex)= 複雑に絡み合う感情」という点を念頭に置くと、「純粋」や「単純」のような意味の言葉を「コンプレックス」の対極に位置づけることはできるかもしれない。
コンプレックス【complex】
コンプレックス
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コンプレックス
コンプレックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:33 UTC 版)
「トリックの登場人物」の記事における「コンプレックス」の解説
貧乳がコンプレックスで、稀にではあるがテレビ出演等多くの人目につく場に出る際は見栄を張って豊胸パッドを重ねて着用する。豊胸効果があるといわれる温泉に入った際は実際に大きくなったのか嬉しそうにしていたが、その直後、従業員に「すぐに引っ込みますよ」と言われがっかりしていた。上田をはじめ見ず知らずの人からも貧乳と呼ばれることがよくある。自身も自虐ネタに使うことがある。他に水虫とウオノメにも悩んでいる。
※この「コンプレックス」の解説は、「トリックの登場人物」の解説の一部です。
「コンプレックス」を含む「トリックの登場人物」の記事については、「トリックの登場人物」の概要を参照ください。
コンプレックス
出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 05:30 UTC 版)
発音(?)
東京式アクセント
- コ↗ンプレ↘ックス
京阪式アクセント
- こんぷ↗れっ↘くす
語源
- 英語 complex
名詞
コンプレックス
複合語
「コンプレックス」の例文・使い方・用例・文例
- 私は、足が大きいことがコンプレックスです。
- 色黒がコンプレックスで悩んでいる。
- 私は身長が低いことにコンプレックスを感じている。
- 私は身長が小さいことがコンプレックスです。
- 彼はコンプレックスのかたまりです。
- フロイトは、親子間の愛憎関係をエディプス・コンプレックスとして展開しました。
- 彼は大学出にコンプレックスを抱いている.
- 男性のコンプレックス
- 女性のコンプレックス
- 抑圧されたコンプレックスの表出によって,病状を消失させようとすること
- オレステスコンプレックスという,心理学における無意識的願望
- 阿闍世コンプレックスというコンプレックス
- シンデレラコンプレックスという,女性の心理的依存の症状
- 情報ネットワークと情報コンプレックスの発達によって形成される共同体
- 商業棟には60の店舗やレストラン,7つのスクリーンを持つシネマコンプレックスが入っている。
コンプレックスと同じ種類の言葉
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