復活

デジタル大辞泉

ふっ‐かつ〔フククワツ〕【復活】

読み方：ふっかつ

［名］(スル)

１ 死んだものが生き返ること。よみがえること。蘇生(そせい)。

２ いったん廃止したものなどを再びもとの状態に戻すこと。また、消失したものが、再びもとの状態に戻ること。「旧制度が—する」

３ キリスト教で、十字架上で死んだイエス＝キリストがよみがえったことをいい、キリスト教の最も中心的な信仰内容。イエスの復活は罪と死に対する勝利であり、神の愛による人類の救いの完成という意味をもつ。

[補説] 作品名別項。→復活

ふっかつ〔フククワツ〕【復活】

読み方：ふっかつ

《原題、(ロシア)Voskresenie》レフ＝トルストイの長編小説。1899年発表。かつて自分が誘惑した娘カチューシャが無実の罪に問われているのを知ったネフリュードフ公爵が、良心の呵責(かしゃく)から救出活動に奔走し、精神的復活を果たす過程のなかに、社会の不正・腐敗に対する批判を織り込む。

《原題、(ドイツ)Auferstehung》マーラーの交響曲第2番の標題。ハ短調。全5楽章。1894年作曲。1903年改訂。第4、第5楽章にソプラノ、アルト独唱、および混声合唱が加わる。名称は第5楽章で歌われる賛歌の歌詞に用いられた、フリードリヒ＝クロプシュトックによる同名の詩に由来する。

生命保険用語集

復活 (ふっかつ)

保険契約が失効した場合でも所定の手続きを行えば保険契約の効力をもとに戻すことが出来る。これを復活という。
ただし、復活するには失効してから３年以内に告知書と未払込保険料の支払を行い保険会社の承諾を得ることが必要になる。
※復活の取扱は各保険会社、各商品によって異なりますので、ご加入の保険会社にお問合せください。

世界宗教用語大事典

ふっかつ 【復活】

死者の霊肉一体が再生・復活するとの信仰は古くからある。これは、生命を霊肉一体にみ、その永続という希求が根底となって生まれた、と考えられる。したがって、人間の本質を霊にだけみるインドやギリシアの宗教では、復活は中心的教義とはならないが、古代エジプトの宗教・ユダヤ教・ゾロアスター教・キリスト教・イスラム教などでは、中心的信仰の地位を保っている。（東京大学出版会『宗教学辞典』）

ウィキペディア

復活

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/15 04:13 UTC 版)

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復活（ふっかつ）

• キリスト教における復活→復活 (キリスト教)を参照。
• 医学的な意味における復活→蘇生を参照。
• オラトリオ作品：
  • 復活 (ヘンデル) - ヘンデルによるもの（HWV47 1708）
  • ヨハン・ゼバスティアン・バッハによるもの（BWV249 1725/35）。
• 交響曲第2番 (マーラー) の通称。第5楽章で歌われる賛歌『復活』に由来する。
• 復活 (小説) - レフ・トルストイの小説。
  • 復活 - 同小説を原作とした映画の日本公開タイトル、あるいは日本の映画 ⇒ 復活 (小説)#映画
  • 復活 - 1919年（大正8年）製作・公開された田中栄三監督の日本のサイレント映画 ⇒ カチューシャ (映画)#1919年版
  • カチューシャ物語 - 1962年宝塚歌劇団によって上演された。主なキャストは春日野八千代、那智わたるらによる。
  • 復活 - 2012年宝塚歌劇団によって1962年のカチューシャ物語に手を加え上演された。主なキャストは蘭寿とむ、蘭乃はならによる。脚本演出石田昌也
• 復活 (1915年の映画) - トルストイを原作とせず1915年（大正4年）製作・公開されたラオール・ウォルシュ監督のアメリカ合衆国のサイレント映画
• 復活 (1925年の映画) - トルストイを原作とせず1925年（大正14年）製作・公開された野村芳亭監督の日本のサイレント映画
• 復活 (1950年の映画) - トルストイを原作とせず1950年（昭和25年）製作・公開された野淵昶監督の日本の長篇劇映画
• 復活 (2016年の映画) - イエス・キリストの復活をテーマにしたケヴィン・レイノルズ監督のアメリカ合衆国の歴史映画
• 復活 (ザ・テンプターズの曲) - 1970年に発表されたザ・テンプターズのシングル。
• 復活 (コンピュータゲーム) - シューティングゲームやアクションゲームなどにおける再スタートの俗称。
• 復活 (テレビドラマ) - 2005年に韓国で制作されたテレビドラマ。
• 復活 (韓国のバンド) - 韓国の音楽グループ（プファル / ブファル）
• 復活 (クルアーン) - クルアーンにおける第75番目のスーラ。
• 復活号 - 韓国初の国産航空機。

関連項目

• 「復活」で始まるページの一覧
• アナスタシア
• アナスタシオス
• アナスタシウス
• レザレクション

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復活（1961年-現代）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/09/14 01:22 UTC 版)

「ジョージア共和党 (アメリカ合衆国)」の記事における「復活（1961年-現代）」の解説

1961年、1人の青年がジョージア共和党の選挙事務長ジェフ・デイヴィスを訪ねた。その青年はニュート・ギングリッチであった。彼はジョージア共和党の政治に新しい風を持ち込んだ。彼は国家に対して強い影響力を持つ、競争力の高い共和党を目指した。デイヴィス事務長は楽観的かつ用心深い気質であったが、将来の選挙における勝利を確実なものとするために、この青年とともに働くことを選択した。1966年、共和党のハワード・キャラウェイは州知事選挙において多数の票を獲得したが、勝利には至らなかった。この選挙は民主党が支配するジョージア州議会により、民主党候補レスター・マドックスに有利となる方式に定められていた。1970年代のウォーターゲート事件の中で、民主党からジミー・カーターが大統領として選出されたが、彼はジョージア州の出身であった。共和党は直近10年間の選挙に連敗し、さらにはジョージア州出身の大統領を民主党から輩出されてしまったことついて、自ら「暗黒の日々」と主張した。ジョージア共和党は主要政党になることを目指して、苦難の中で1960年代、1970年代、そして1980年代を進んだ。1979年のニュート・ギングリッチの連邦下院選挙のように、選挙で勝利することもあった。1980年にはマック・マッティングリーが連邦上院議員に当選した。だが後続の選挙での結果の繋がることはなかった。 党の運命は、1990年代になってようやく回り始めた。この10年間において共和党は、州議会で多数派を獲得するようになった。民主党は州議会において区割り改正を採択したが、これが裏目に出た形となった。また国事案件ではジョージア州が中心的役割を果たすようになり、連邦下院議長に就いたニュート・ギングリッチはその代表的な人物である。 2002年にはソニー・パーデューが州知事に当選。レコンストラクション以降で初めて、共和党から州知事が選出された。彼は2003年から2011年まで2期8年、州知事を務めた。共和党は2002年と2004年に州議会の上下両院での支配権を獲得した。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

復活

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 13:32 UTC 版)

名詞

復 活（ふっかつ）

1. 生き返ること。
2. 廃止、消失したものが再び元の状態に戻ること。

関連語

• 復活祭

動詞

活用

サ行変格活用

復活-する

Weblio日本語例文用例辞書

「復活」の例文・使い方・用例・文例

• 校長は古い校則を復活させた
• 復活をとげる
• 復活祭は2日休みがある
• 復活祭の休暇
• 復活祭のパレード
• 法と秩序の復活
• 町の経済を復活させるために、彼らは専門家の意見を仰いだ。
• 私は復活した
• 復活祭はもうすぐだ。
• 私は復活祭のパレードを見て楽しんだ。
• 今宵、奈落の王が復活する。
• ミニスカートはすぐに復活するだろう。
• ミニスカートがもう一度復活すると思いますか。
• それは過去の流行を復活させるのに役立つだろう。
• いわば彼は死から復活したのだ。
• ３０年前のファッションが復活した。
• 子供たちは復活祭の卵に色を塗った.
• 復活する[させる], 生き返る[らせる].
• (大学などの)復活祭の休暇, 春季休暇.
• 復活祭の休暇 《春休み》.