流行とは?

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りゅう‐こう〔リウカウ〕【流行】

[名](スル)

世間広く行われ用いられること。服装言葉思想など、ある様式や風俗一時的にもてはやされ、世間に広まること。はやり。「ミニスカート流行する」「流行を追う」「流行遅れ

病気などが、急速な勢いで世の中広がること。「はしかが流行する」

蕉風俳諧で、句の姿が、その時々を反映して変化していくもの。→不易流行(ふえきりゅうこう)


ながれ‐ゆ・く【流行】

〔自カ四〕

流れてゆく。流れまにまに運ばれる。

万葉(8C後)一〇・二三二〇「吾が袖に降りつるも流去(ながれゆき)て妹が袂にい行き触れぬか」

流転してゆく。推移してゆく。

文づかひ(1891)〈森鴎外〉「人もわれも浮きつ沈みつ流れゆくを」

流人(るにん)となって行く。

大鏡(12C前)二「ながれゆく我れはみくづとなりはてぬしがらみとなりてとどめよ」


りゅう‐こう リウカウ 【流行】

〔名〕

流れてゆくこと。広まること。

太平記14C後)一三「徳の流行(リウカウ)する事は、郵を置て命(めい)を伝(つたふ)るよりも早ければ」〔孟子公孫丑・上〕

病気災害などが一時的広く世間にひろがること。

続日本紀天平宝字四年(760五月戊申頃者疾疫流行、黎元飢苦」〔春秋左伝僖公一三年〕

急にある現象世間一般ゆきわたること。特に服装化粧世間評判、または主義思想ある様式などが一時的広く世間でもてはやされて行なわれること。はやり。

授業編(1783)八「往時世上に流行(リウカウ)せし三体詩の選」

俳諧で、その時々やその時代の人々好みによって新しさ発揮してゆく句体をいう。時代とともにたえず変化してゆくもの。⇔不易(ふえき)。

俳諧去来抄(1702‐04修行蕉門千歳(せんざい)不易の句、一時流行の句と云有り

[語誌](1)上代中古では、病気広がるという②の意味での使用が多かったが、中世になって、単に広く行き渡るという③の意味での使用見られるようになる。しかし、古辞書類では「温故知新書」(一四八四)に見られる程度であり、日本語としてはまだ一般化していなかったと思われる
(2)近世になると、「書言字考」(一七一七)の「流行(ハヤル) 又作時行」の記述でわかるように、和語「はやる」の漢字表記として用いられるようになったこれによって、「流行」の意味が限定され、また一般化したと考えられる


る‐ぎょう ‥ギャウ 【流行】

〔名〕

仏語流布すること。広まること。

唯信鈔文意(1257)「流行は十方微塵世界あまねくひろまりて」

さすらうこと。流浪

幸若腰越室町末‐近世初)「諸国を流行し、身を在々所々隠し辺土遠国として」


はやら・す【流行】

〔他サ五(四)はやらせる広める。

評判記難波鉦1680)一「とのたちへふき付てはやらし」

浄瑠璃傾城阿波の鳴門(1768)五「此方の如来時花(ハヤラ)すやうにして銭銀を上げさせ、其の銀を取りに来るのぢゃ」


はやり【流行・時花】

〔名〕 (形動) (動詞「はやる(流行)」の連用形名詞化風俗様式芸人芸能作品などが、その時代の多くの人からもてはやされること。また、そのさまや、そのものりゅうこう

仮名草子・身の鏡(1659)上「当世のはやりとて、さかやきうしろさがりにそりなし」


はや・る【流行】

〔自ラ五(四)〕 (「はやる(逸)」と同語源)

① 時を得て栄える。時めく

大鏡(12C前)四「堀河摂政のはやり給ひし時に

② ある時期盛んに世にもてはやされる。流行する。

梁塵秘抄1179頃)二「此の比みやこにはやるもの」

吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九「いくら個人主義が流行る世の中だって」

③ (悪いことが)世に広がるのさばる

古今著聞集(1254)四「天下疫病はやりたりけるに」

*雁(1911‐13)〈森鴎外〉六「江戸中に流行(ハヤ)った麻疹になって」

商売などが繁盛する。よく売れる。また、人気がある。

七十一番職人歌合1500頃か)四五番「鞘巻き当時はやらで得分もなき細工かな」

*弱い結婚(1962)〈小島信夫〉「ラーメン屋がよくはやるとか」

(5) (杯のやり取りなどが)盛んに行なわれる

歌舞伎敵討櫓太鼓(1821)二幕「さあさあ、お杯を流行(ハヤ)らせませうぢゃござりませぬか」


流行

読み方:リュウコウ(ryuukou)

一時期多く人々愛好され、世に広く行われること


流行

読み方:ハヤリ(hayari)

風俗様式芸能などが世上流布すること。

別名 時下


流行

作者森鴎外

収載図書鴎外全集 第8巻 小説戯曲 8
出版社岩波書店
刊行年月1987.7

収載図書日本幻想文学集成 17 森鴎外 不思議な鏡
出版社国書刊行会
刊行年月1993.2

収載図書灰燼 かのように森鴎外全集 3
出版社筑摩書房
刊行年月1995.8
シリーズ名ちくま文庫


流行

作者吉行淳之介

収載図書鞄の中身
出版社講談社
刊行年月1990.5
シリーズ名講談社文芸文庫

収載図書吉行淳之介全集 第2巻 全短篇2
出版社新潮社
刊行年月1997.11


流行

作者岡本和明

収載図書江戸小ばなし 3 子どもも、おとなも楽しめる
出版社フレーベル館
刊行年月2005.12


流行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 14:42 UTC 版)

流行(りゅうこう、はやり、: Mode, Trend, Fad, Fashion)とは、あるものが人々の間に広がること、またはその状態。ある社会のある時点で、特定の思考、表現形式、製品などがその社会へ浸透・普及していく過程にある状態を表す。




「流行」の続きの解説一覧

流行

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 03:59 UTC 版)

名詞

 りゅうこう、特殊な訓読:はやり)

  1. 物事一時的社会広まること。

発音

りゅ↗ーこー

複合語

関連語

動詞

活用

サ行変格活用
流行-す

関連語




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