州知事選挙
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「ティーパーティー運動」の記事における「州知事選挙」の解説
2010年に州知事挙が行われた州 民主党現職 民主党現職の任期切れ 共和党現職 共和党現職の任期切れ/予備選敗退 無所属現職の任期切れ 選挙の結果 民主党が保持した州 民主党が獲得した州 共和党が保持した州 共和党が獲得した州 無所属が勝利した州 選挙なし アメリカ合衆国の50州およびその他の領土のうち今回改選があるのは37州とグアム(準州)とアメリカ領ヴァージン諸島(属領)の39の地域である。この39のうち改選前の民主党知事は20人で、8人が任期切れ、4人が自主的に退任する。ティーパーティーの活動によって前述のフロリダ州知事が無所属に転じたため、改選前の共和党知事は一人減って18人で、うち8人が任期切れ、3人が自主的に退任、1人の現職が予備選で敗退した。37州のうち24州は現職が立候補しない新人同士の対決。中間選挙の結果、民主党は11州で負け、5州で勝ち、残りは現職が維持したが、ここでも共和党に逆転を許した。よって全体では州知事の勢力は、民主党20(→前26)、共和党29(→前22)、無所属1(→前2)となっている。 2010年6月1日、ニューメキシコ州の共和党州知事予備選で、地方検事スザンナ・マルチネス候補は、サラ・ペイリンの支持を得て、指名候補となった。これでニューメキシコは民主党指名候補の同州副知事ダイアン・デニッシュ候補とで女性候補同士の対決となったが、11月2日の中間選挙ではマルチネス候補が当選し、ヒスパニック系女性初の知事となった。 2010年6月8日、メイン州の共和党州知事予備選で、ウォータービル市長ポール・ルパージュ候補が、ティーパーティーの草の根的な支持を得て、対立6候補を破って指名を獲得した。11月2日の中間選挙では独立系のエリオット・カトラー候補に猛追されたが、最終的にはルパージュ候補が当選した。 2010年6月22日、サウスカロライナ州の共和党州知事予備選で、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事やサラ・ペイリン、ティーパーティーの支持を受けた同州下院議員ニッキー・ヘイリー候補が、終盤に急速に支持を伸ばし、チェイニー前副大統領らが支持した共和主流派の下院議員グレシャム・バレット候補を、決選投票で破って指名を獲得した。ヘイリー候補はインド系アメリカ人、かつシーク教から改宗したメソジストということで、人種差別の疑惑が付きまとうティーパーティー系では異色の候補であった。サウスカロライナ州は今回任期切れで退任するマーク・サンフォード知事が不倫失踪事件を起こしたことで有名だが、スレンダーな美人のヘイリー候補にも予備選の最中に二人の不倫相手と名乗る男性がメディアに登場するなどの騒動があった。11月2日、中間選挙ではヘイリー候補が当選し、二人目のインド系知事となった。 2010年7月27日、オクラホマ州の共和党州知事予備選で、サラ・ペイリンが支持する下院議員メアリー・フォーリン候補が、対立5候補を破って指名を獲得した。11月2日の中間選挙でも当選した。2010年9月14日、ニューヨーク州の共和党州知事予備選で、ティーパーティーの熱心な支援を受けた不動産開発業者カール・パラディーノ候補が、元下院議員リック・ラジオ候補らを破って指名を獲得した。イタリア系移民二世で、ブルドッグを連れて闊歩する姿がいかにもという不動産屋のパラディーノ候補の勝利は予想外のもので、ニューヨークのローカルニュースを驚かせた。しかしゲイバッシングと取られる発言や人種差別的なオバマ批判のメールが問題になって支持は急落し、11月2日の中間選挙では民主党アンドリュー・クオモ同州司法長官に大差をつけられて敗北し、アンダードッグ候補の逆転劇とはいかなかった。敗北会見では、(本人の説明では民衆の怒りの象徴という)オレンジ色のバットを持って現れ、映画「アンタッチャブル」の真似をして「これではまだ終わらない」と再起を誓っていた。
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州知事選挙
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「2022年アメリカ合衆国選挙」の記事における「州知事選挙」の解説
詳細は「2022年アメリカ合衆国州知事選挙(英語版)」を参照 36州と3地域で知事選挙が実施される予定である。また空席がある州・地域ではその憲法で定られている場合に特別選挙が実施される。多くの知事の任期は4年であるために今回選挙を実施する州・地域の前回の定期選挙は2018年(英語版)である。ニューハンプシャーとバーモント州の知事はそれぞれ任期が2年であるため前回選挙は2020年(英語版)である。
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