観念とは?

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 概念 > 観念 > 観念の意味・解説 

観念

読み方:かんねん

人が物事に関して抱く、主観的考えのこと。意味が似た言葉としては「概念」が挙げられる。「観念」が人がそれぞれ抱く考えを表す意味で使用するのに対し、「概念」は、物事において多くの人に共通する特徴表現するときに用いることが多い表現また、考えないよう打ち消しても浮かんでくる考えのことを「強迫観念」という。

かん‐ねん〔クワン‐〕【観念】

[名](スル)

物事に対してもつ考え。「時間の観念がない」「固定観念

あきらめて、状況受け入れること。覚悟すること。「もうこれまでと観念する」

哲学で、人間意識対象についてもつ、主観的な像。表象心理学的には、具体的なものがなくても、それについて心に残る印象

仏語真理や仏・浄土などに心を集中して観察し、思念すること。観想


かん‐ねん クヮン‥ 【観念】

〔名〕

① (━する) 仏語心静か智慧によって一切観察すること。また一般に、物事深く考えること。

性霊集‐四(835頃)請奉為国家修法表「親授灌頂誦持観念」

今昔1120頃か)一五「我、一心に極楽を観念するに」

② (━する) 覚悟すること。また、あきらめること。

*虎明本狂言宗論室町末‐近世初)「ただやきしを一つで下さるるときに、くゎんねんのいたしやうが有るに」

黄表紙敵討義女英(1795)上「もふこれがこの世暇乞ひだぞ。観念しろ」

③ ある(抽象的な)物事対す考え意識

小学読本(1884)〈若林三郎〉一「童生の既に経験して観念を有するもののみを撰択し」

吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一「一番先に見付たものが之を食ふ権利があるものとなって居る。〈略〉然るに彼等人間毫も此観念がないと見えて」

哲学で、何かを意識したり、考えたりしたときに、意識のうちにあらわれ内容人間意識内容として与えられているあらゆる対象

生性発蘊(1873)〈西周〉一「観念の字仏語出づ、今此書には英のアイデア、仏のイデーなる語を訳す」

[語誌]元々は①の意味の仏教用語であったが、中世以降、②の意味に転じ、日常的使用されるようになった明治期に入ってから、西周が、④の挙例生性発蘊」において、「観念」を仏語意識しながら英語 idea訳語にあててから、哲学上の新しい意味を持つようになり、定着した。


かんねん 【観念】

仏教で、観は観察、念は念想で、仏教真理仏・菩薩の姿などに思いを凝らすのをいう。仏の姿を観想するのを観念念仏という。また観じたことを身に行うのを観念修行という。→ 観想

観念

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/07 05:54 UTC 版)

観念(かんねん、: idea: ιδέα)は、プラトンに由来する語「イデア」の近世哲学以降の用法に対する訳語で、何かあるものに関するひとまとまりの意識内容のこと。元来は仏教用語




「観念」の続きの解説一覧



観念と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「観念」の関連用語

観念のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



観念のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2021 実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2021 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの観念 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 GRAS Group, Inc.RSS