観念学派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 18:18 UTC 版)
コンディヤックの還元論的な要素分解とそ再構成による「分析」と記号言語論が、18世紀後半-19世紀初頭のフランス自然科学(ラヴォワジェ化学の元素記号はコンディヤックの理想言語論の実践であった)にもたらした成果に刺激を受けた観念学派の探求は、 「生理学的観察」にもとづいて生物としての「人間」の感覚や思惟といった「諸能力」を記述しようとする「生理学的観念学」 「意識の観察」にもとづいて思索しようとする「合理主義的観念学」 のふたつに大別できる。村松正隆は「生理学的イデオロジー」の代表として医学者でもあるカバニスを、「合理主義的イデオロジー」の代表として観念学の名付け親でもあるデステュット・ド・トラシーを挙げている。 トラシーの胸像 カバニスの胸像
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