観念失行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/12 05:10 UTC 版)
左半球または両側頭頂葉後方領域に責任病巣があると考えられている。アルツハイマー病でも同様の症状を示すことがある。Liepmannによると「個々の運動はできるが、複雑な一連の運動連鎖が必要な行為が障害される」と定義している。要素行為は正しいが順序、対象を誤るといった場合が典型的である。紙をおって封筒にいれるといった系列行為の障害である。鑑別としては意味記憶障害や多感覚様式性失認があげられる。物品の名前や用途を説明できるが使用ができないのが特徴である。
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