観念論または唯心論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 11:45 UTC 版)
観念論または唯心論は意味にかなり幅のある言葉である。しかしその中でも極端な形をとる場合、例えば18世紀前半のアイルランドの聖職者ジョージ・バークリーによって提唱された物質否定論では、この世界に本質的に存在するのは心的なものだけであり、物質的なものはそこから派生した見せ掛けの存在にすぎない、といった考え方をする。この考え方に従うならば、当然すべての存在は、その本質として心的である。そして心的でない存在など何一つ有り得ないことになる。こうした観念論は、ときに汎心論のひとつとして語られる。対立する立場は唯物論である。
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