葛藤
読み方:かっとう
葛藤とは、葛藤の意味
葛藤とは、もつれという意味のこと。英語では conflict と訳される。葛藤の葛は「かずら」と読み、藤は「ふじ」と読む。葛も藤も植物の蔓草(つるくさ)で、葛と藤が絡み合ってなかなか解けないことから葛藤の語がうまれたとされる。葛藤の語の慣用句
- 葛藤に苦しむ
葛藤の語源のように複雑に絡み合ってしまった相反する感情に苦しむという状態のこと。 - 葛藤を抱える
葛藤に苦しむと同じ相反する感情に苦しむという意味がある一方で、どちらかの選択肢を選ばないといけない状態のときによく使われる。 - 葛藤に駆られる
衝動的に葛藤を持つこと。
葛藤の類語
葛藤の類語として、「相克」(そうこく)が挙げられる。意味はほぼ同じであるが、相克の場合はどちらかが勝とうとしているというニュアンスを含めている。次に、「衝突」が挙げられる。衝突は、それよりも一段と進んでぶつかりあっているさまである。また、「軋轢」(あつれき)は車輪が軋(きし)んでしまうように人と人とが不仲になってしまう様子を表す語である。かっ‐とう【葛藤】
[名](スル)《葛(かずら)や藤(ふじ)のこと。枝がもつれ絡むところから》
1 人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。「親子の—」
2 心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。「義理と人情とのあいだで—する」
3 仏語。正道を妨げる煩悩のたとえ。禅宗では、文字言語にとらわれた説明、意味の解きがたい語句や公案、あるいは問答・工夫などの意にも用いる。
つづら‐ふじ〔‐ふぢ〕【▽葛藤】
葛藤
葛藤
葛藤
葛藤
葛藤
「葛藤」の例文・使い方・用例
- 強い心的葛藤
- 精神内の葛藤に由来する不安
- 人種間には様々な葛藤、軋轢があることは、本書においても明らかにされているところである。
- 父と私の葛藤。
- 悲劇の本質は、短編小説のそれと同じように、その葛藤である。
- 心理的葛藤を経験する, 煩悶(はんもん)する.
- 両家の間には長い葛藤があった.
- 彼は友情と愛国心との葛藤に苦しんだ.
- この問題が政界に葛藤を生じた
- 葛藤を解く
- 葛藤が解けた
- 支那との葛藤未だ解けず
- この問題が政界の葛藤を生じた
- 葛藤が解けたか
- 葛藤未だ解けず
- 無意識の願望あるいは葛藤から生じて、通常の健康な個人の無意識的な過程明確にするという(シグモンド・フロイトによる)失策
- 認められたい欲望と恥をかく恐れの葛藤から生じる、個人的に劣っているという感情
- 彼は葛藤と優柔不断で身動きがとれなかった
- 防衛機構が感情の葛藤を抑制すると、それが臓器的根拠がない身体的な症状に転換すること
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。
葛藤と同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「葛藤」を含む用語の索引
- 葛藤のページへのリンク